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2013年10月29日(火)更新
納得の結末だった天皇賞(秋)
ひとまず予想コーナーの天皇賞が▲◎☆で3連単的中。大スポ紙面では、☆◎▲だったが、配当はともかく、当たらなくては話しにならないので、格好がついてホッとしている。
10F1分58秒0前後の決着としたが、想定以上に乾きが早く昨年と差のない1分57秒5。ペースは予想していたより少し速めだったか。前後5F58秒4→59秒1。前傾0秒7は、府中では決して楽ではない。
トウケイヘイローにしてみれば5F58秒5ぐらいに落としてなお後続に3馬身のリードをキープして直線を迎えたかったはず。その誤算は、本命ジェンティルドンナのスタートが良すぎて、トウケイをマークするような展開になったこと。
若干、力んだような走りで、岩田自身の誤算もあっただろうか。十分にタメの利いたジャスタウェイにアッサリかわされたのもナットク。紙面ではパンとした良馬場なら◎でも良かったと書いたジャスタウェイは、ようやく素材が開花してきた。
4馬身差は半端ではない。4角で同位置のエイシンフラッシュとは1秒0差。瞬発力に関しては傑出している。一貫した流れで突き抜けた今、仮に12FのJCでも十分に勝ち負けが可能。
枠順決定後の予想で修正が功を奏したのが、日曜・新潟11Rの直線1000m戦(轟S)。◎△○で3連単72600円をゲット(大スポ紙面上)。2着馬が外枠有利を生かしたからだ。
ラップ予想は、やはり馬場レベルがある程度高いほうが成功率も上がる。かといって、未勝利でマイル1分33秒台が平気で飛び出すような超高速馬場はまた困る。ラップの基準が定まらなくなるからだ。時計、ラップはほどほどがいい。
盟友・成駿も天皇賞○◎△でズバリ。このまま好リズムでGⅠ戦線を突き進んでほしい。
上田琢己
結果に対してシビアなファンの多い大阪スポーツで、長年に渡り堂々と看板を務め続ける、 ご存知“西の仕掛人”。競馬専門紙『1馬』在籍時から、他に先駆けて「レースラップとタイム重視」の理論を展開。競馬予想界に革命を起こしたラップ理論のパイオニアである。 数字から読み解かれる明解な推理に魅了される競馬ファンは今なお後を絶たず、 後進の予想家たちにも多大なる影響を与え続けている。
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