2013年10月27日日曜日

皇賞

http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20131027-1209819.html

ジェンティル岩田「春と違う」/天皇賞

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松本が◎のジェンティルドンナ
松本が◎のジェンティルドンナ
<松本岳志の外さない話:天皇賞・秋
 伝統の天皇賞・秋は、11月から野球担当に異動する和田美保の後継候補、松本岳志にお任せください。秋G1はスプリンターズS○最高級の◎△、秋華賞最高級の◎▲△、菊花賞は○◎で3連勝。◎をジェンティルドンナ(牝4、石坂)に託し、○ジャスタウェイ本線で勝負する。
 和田先輩が野球部に異動します。取材のイロハを教わり、人を紹介してもらい、時には自分の不始末のために頭を下げてもらったり…。世話になった記憶しかありません。どんな取材対象にも食らいついて、その人や馬を知ろうとし、例え短い原稿でも何かを伝えようと、いつも頭を悩ませていました。原稿に記された一字一句、印のひとつひとつは全てが豊富な取材に裏打ちされたもの。目標の先輩でした。存在が大きすぎるので「あとは任せてください」なんて気軽なことは言えませんが、少しでも追いつけるように努力しますので、読者の皆さまも引き続き弊紙をよろしくお願いします。そして、野球面にもご注目を!
 先輩同様、自分も◎はジェンティルドンナに託す。1週前追い切りに乗った岩田騎手の「春とは全然違う」という力強い言葉が印象的だった。何が違うのか? それは馬の中身だろう。宝塚記念は5月15日に帰厩してから39日での競馬。しかし8月28日に帰厩した今回は、実に60日の調整期間があった。春の状態が不十分ということではないが、単純に乗り込んでいる量が違うのだから、鞍上の自信も当然のこと。得意の東京でいきなり全開だ。
 宝塚の敗因は馬場の悪い内に押し込められるなど、複数の要因が合わさってのもの。道悪が駄目なのでは? という質問を、井上助手は「だったら坂路であれだけ動かないよ」と一笑に付した。そうなのかもしれない。雨を含んで重くなり、一流牡馬も苦労していた23日の栗東坂路を、ジェンティルは4ハロン53秒7-12秒5で軽々と駆け上がった。状態が整い、スムーズにさえ走れれば、道悪は能力で克服できる。さあ、G1・5勝目だ。
 相手はジャスタウェイ。坂路で動かないはずのこの馬が、今週は馬なりでゴールドシップを置き去りにした。須貝師も「競馬のあとにガタッとくることがなくなった。力をつけている」。良馬場の切れ味勝負というイメージが強いが、一皮むけた今ならこの馬場でも評価を下げる必要はない。
 馬連(9)から(7)(6)(11)(4)(15)(16)(17)。
 3連単は、フォーメーション(9)-(6)(7)(11)-(4)(6)(7)(11)(15)(16)(17)。
 [2013年10月27日9時7分 紙面から]

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