http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20130613-1141777.html
ジェンティル、猛時計51秒9/宝塚記念
<宝塚記念:1週前追い切り>
ジェンティルドンナ(牝4、石坂)が涼しい顔で猛時計をたたき出した。残り2ハロンでベストウォーリアに馬体を寄せて一気に加速。ジェット噴射のように舞い上がるウッドチップが推進力を物語る。左ムチ1発で僚馬を並ぶ間もなく抜き去り、2馬身差をつけた。開門直後とはいえ荒れた馬場で4ハロン51秒9をマーク。ラスト12秒4は、この日に登坂した延べ884頭で最速タイだった。
またがった岩田騎手は「ドバイの時より数段、パワーを増してると思う。ケロッとしていたし、息も乱れてない」と、あらためて感心した。海外遠征を経て、心身ともたくましくなった。馬体重は先週の時点で484キロ。昨年のジャパンC出走時(460キロ)と比べると20キロ以上も増えている。石坂師も「いい負荷をかけられた」と、胸を張った。
あとは底知れぬ能力を全開にするだけだ。主戦騎手は「まだ能力を隠している。呼び起こしてやらないと。それをやるのが騎手の仕事。挑戦者のつもりで気を引き締めていく」と自分に言い聞かせるように口にした。充実の一途をたどる昨年の年度代表馬。超一流の牡馬たちをねじ伏せ、現役最強を証明する。
[2013年6月13日8時23分 紙面から]
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