2013年6月20日木曜日

々好

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2013.6.20 05:12

【宝塚記念】1強だ!ジェンティル楽々好時計!(1/3ページ)

女王ジェンティルドンナが、栗東坂路で貫禄を見せた。迫力あるフットワークで好タイムをマークし、体調の良さをアピール(撮影・寺口純平)
女王ジェンティルドンナが、栗東坂路で貫禄を見せた。迫力あるフットワークで好タイムをマークし、体調の良さをアピール(撮影・寺口純平)【拡大】
 中央競馬の上半期総決算で3強対決に注目が集まる宝塚記念(23日、阪神競馬場、GI、芝2200メートル)の追い切りが19日、東西のトレーニングセンターで行われた。滋賀県の栗東では、昨年の年度代表馬ジェンティルドンナ(栗東・石坂正厩舎、牝4歳)が坂路で好時計をマークし、サンケイスポーツ調教評価で最高の「S」をただ1頭ゲット。今年初めての国内戦に向けて体調の良さを見せつけた。
周囲を威圧するような迫力で女王が駆け上がってくる。3強などと言わせない。昨年の年度代表馬ジェンティルドンナが圧巻のデモンストレーションで宝塚記念へ万全の態勢をアピールだ。
 「先週、速い時計でしっかり追ったので、今週はしまいを伸ばすだけでいいからね」
 石坂正調教師はゴール前で追っただけで抜群の反応を見せたジェンティルに満足そうな表情を見せた。しまいを伸ばすだけ、とはいえ馬場の大外を回って楽々と4ハロン51秒8。「時計が速かったのは馬場状態が良かったから」とトレーナーが話すとおり、この日の栗東の坂路は好時計続出だったが、力強いフットワークは他の馬と明らかに違った。
 「思った通りの調教ができた。体調面でなんの不安もない。昨年と同じような状態で出走できると思う」
 牝馬3冠(桜花賞、オークス、秋華賞)とジャパンCを制した昨年。ジェンティルに敵はいなかった。当時と同じ状態なら今回もトップゴールを果たすのは必然だ。
 “世界初戦”となった3月のドバイシーマクラシックは2着。前半を掛かり気味になって愛国の強豪セントニコラスアビーに敗れた。慣れない環境で力を発揮できなかったが、「今回は日本だから、ドバイとは精神状態が違う」と、石坂師は負けるわけにいかないと言いたげ。「帰国して宝塚記念を頭に入れて検疫や放牧、調教をしてきたからね」と、遠征帰りの不安を一蹴し、先週の計量で482キロだった馬体も「レースは470キロ台(秋華賞は474キロ)で出せるし万全の状態」と、文句ない仕上がりであることを強調した。
 宝塚記念はオルフェーヴルが回避したものの、ゴールドシップとフェノーメノがそろい、3強の図式。それでも調教師は「これからはいつも強い相手とレースをすることになる。今回の競馬で昨年よりどのぐらい成長しているのかわかると思うし、ジェンティルの競馬をすれば結果はついてくる」と強気の姿勢を崩さない。
 主戦の岩田康誠騎手も「この馬の最高のパフォーマンスをするだけ。ウオッカみたいな名牝を超えてほしいと思っているからね」と自信満々だ。
 勝てば凱旋門賞で再び世界へ-。「私の中に懸念材料はありません」と石坂師が断言する。3強ではない。日本はジェンティルドンナの1強だと世界に宣言するためにも、女王は男たちの上に君臨する。 (柴田章利)
★名馬は帰国初戦も強し
 名馬は海外遠征からの帰国初戦でも結果を残している。GI7勝のディープインパクトは、2006年の凱旋門賞で失格したあと中54日で挑んだジャパンCを優勝。GI7勝のウオッカは09年ドバイデューティフリー7着以来で、GI6勝ブエナビスタは10年ドバイシーマクラシック2着以来で、それぞれ中48日でヴィクトリアマイルを勝った。ジェンティルは3月30日のドバイシーマクラシック2着から中85日と余裕を持って臨めるのは大きなプラスだ。

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