http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20130622-1145890.html
ジェンティル帰国初戦も万全だ/宝塚記念
<岡山俊明の本日快晴:宝塚記念>
ジェンティルドンナはフェノーメノに1戦1勝(ジャパンC)、フェノーメノはゴールドシップに2戦2勝(ダービーと天皇賞・春)、ゆえにジェンティルドンナが一番強い。競馬にこんな方程式が通用しないのは百も承知だが、馬券は4冠女王から入りたい。
今週火曜付紙面に掲載した馬体写真は毛づやがピカピカ。洗ったばかりだったそうだが、体調がいいのは間違いない。最終追い切りも楽に坂路51秒8-12秒3。ドバイ帰り初戦でも、仕上げに不安は全くない。
ファン投票3位に甘んじたのは、ジャパンCで人気者のオルフェーヴルを破ってしまったがためだろうか。あるいは1番人気で勝ったG1が4つのうち1つだけだからか。
人気と実力は必ずしもイコールではない。
やはりジャパンCを思い出すことにしよう。牝馬3冠を取った後、エリザベス女王杯ではなく国内最高峰を選択した陣営は、この時点で世界レベルの実力を意識していたことになる。そして凱旋門賞“ほとんど1着”のオルフェーヴルとマッチレース。直線で体がぶつかる火の出るようなたたき合いを、古馬と初対戦の3歳牝馬が制した事実は非常に重い。もちろん4キロ軽い53キロも大きかったが、それを差し引いても歴史的名牝の評価に異を唱える余地はないだろう。
ドバイシーマCは前半掛かり気味で、しかも外を回された上での2着。宝塚の主役は、麗しき男役ジェンティルドンナ以外に考えられない。相手は距離ベストのフェノーメノ。ゴールドシップは器用さに欠ける点で単穴まで。
馬連(11)-(3)(10)(9)(6)(8)。
3連単(11)-(3)=(6)(8)(9)(10)。
[2013年6月22日8時56分 紙面から]
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