2013年6月24日月曜日

た花

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仁川の雨に咲く花、散った花

 ゴールドシップが昨暮の有馬に続き、宝塚で4つ目のGⅠタイトルを手にした。オルフェーヴルこそ回避したものの、初めてジェンティルドンナ(JC)、フェノーメノ(天皇賞春)のトップホースを31/2馬身ねじ伏せたのだから、宝塚の1勝はこれまでの3勝にない千金の重み。

 おそらく完全な状態でオルフェーヴルが出走してきたとしても、昨日の馬場であればどちらが勝ったと軽々に断を下せない。オルフェーヴルも稀代の重巧者。壮絶な叩き合いになったと思われるが、その先はファン一人一人の想像力にお任せするほかない。

 ゴールドシップの勝ちタイムは2分13秒2。重に近いやや重の10年ナカヤマフェスタより0.2秒も遅い。正直、これで良馬場の表示はいかがなものか。

 売らんが為の「強行突破」であったが、売上は昨年比の90.3%にとどまった。今のファンは用心深く、その眼も肥えている。少しでも怪しい部分があれば手控える。

 ただ、JRAばかり責められない。コチラも金曜の夜に雨があがり、土曜の阪神は晴れあがり、東京でも午前中に少し雨が残る程度と高をくくっていた。だいいち芝のベースは「GⅠ仕様」の特殊な高速馬場。ただ、自然を侮ってならない。痛いしっぺ返しを食らった。

 何と阪神は日曜まで断続的に雨の落ちる状況。2分11秒半を前提に組み立てた予想が音をたてて崩れてしまった。あのジェンティルドンナが沈んだ。

 ただ、残念ながらたとえ昨日のような状況でもジェンティルドンナに◎を打ったはず。一番強い馬だと思っていたからだ。本来、一番強い馬はこの程度の雨に負けない。そこにアナがあった。ジェンティルは万能ではなかった。色々と条件がつく。馬場、コース、時計…。それにまんまとゴールドシップの積極策、ハイPに引っ掛かってしまったのだから相当甘い。

 恒例の座談会でアンカツが「この外枠ならジェンティルドンナが行くかも知れない」と語っていた。コチラは「まさか」と思っていたが、結局、出して行って掛かり、何とか内目の3番手で折り合った。もう外へは出せない。これが終始馬場の悪いところを通らされる最悪の競馬。おまけに直線では外からゴールドシップに被せられる。人気を背負っているぶん行く必要のない馬が、つい枠順と馬場を考えて出し過ぎてしまう。人間なのだろう。ジョッキー心理を読んだアンカツの一言であった。

 結局、流れは前後半58秒5-62秒7のハイP。内回りで追走にも脚を使い、レースの上がりも38秒0とかかった。完全にパワーの競馬であり、あえて自ら動きジェンティルドンナの尻をつついた内田博の作戦勝ち。岩田は内田博の掌でいいように踊らされた。もちろん、ゴールドシップが皐月を持ち出すまでもなく無類の雨の鬼であったことも忘れてなるまい。

 3番人気のフェノーメノは結局位置を取れなかった。これも馬場だろう。ちょうどぬかるみにタイヤを滑らし、エンジンを吹かすものの空回りの苦しい状況。結果は4着。タイプ自体、人気2頭の後から差し届くような馬でもない。

2着にコース&重巧者のダノンバラードが流れ込んだ。ジェンティルドンナはどんな状況であろうとこれをも差せなかったのだから不甲斐ない。10月の凱旋門賞は夢のまた夢。馬場とパワーを考えればゴールドシップの方がずっとが脈ある。まずは国内に専念して欲しい。良馬場の左回り東京ならもう一度チャンピオンに返り咲ける。

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