http://race.sanspo.com/keiba/news/20130619/ope13061915100019-n1.html
【宝塚記念】「3強激突!!」(3)
昨年、牝馬3冠を達成。さらにはジャパンCでオルフェーヴルを大デッドヒートの末に下し、文句なしのJRA年度代表馬に選出されたジェンティルドンナ。
では、1年で最も輝いた馬の“半年後”はどうなのか?
前年・年度代表馬の宝塚記念成績は、表〔1〕のとおり。
65年のシンザンに始まり、昨年のオルフェーヴルまで6勝をあげている。出走頭数が13頭と意外に少ないことを考えれば、さすがのハイスコアだ。年度代表馬に選ばれるほどの馬なら、6カ月後も十分に賞味期限内といえる。
ただし気になるのは性別。優勝した6頭はいずれも牡馬で、98年エアグルーヴが3着、11年ブエナビスタは2着と、牝馬はあと一歩のところで栄冠を逃している。
年度代表馬に限らず、そもそも宝塚記念は表〔2〕のとおり名牝にとって鬼門だ。
ジェンティルと同じ3冠牝馬のスティルインラブが04年に8着と大敗。07年、牝馬として64年ぶりにダービーを制するという大偉業を引っさげて参戦したウオッカも、1番人気に応えられず8着に沈んだ。ブエナビスタは10年も2着と涙をのんでいる。
“夏に強い”はずの牝馬が、牡馬の底力に屈してきたのがサマーGPの歴史。ジェンティルの場合、海外遠征帰り初戦というハンデもある(過去11頭が【1・1・0・9】と不振)。
意外と少なくない負のデータ。もっともそれを実力で振り払ったとき、ジェンティルドンナは史上No.1の名牝として、競馬史に深くその名を刻み込むことになる。(夕刊フジ)
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