2013年6月13日木曜日

段パ

http://hochi.yomiuri.co.jp/horserace/news/20130612-OHT1T00157.htm

【宝塚記念】ジェンティルドンナ12秒4、岩田「数段パワーアップ」

坂路で熱のこもった併せ馬を消化したジェンティルドンナ(左)
 ◆宝塚記念1週前追い切り(12日) 次週に迫った第54回宝塚記念・G1(23日、阪神・芝2200メートル)に向けて12日、昨年の年度代表馬ジェンティルドンナが、栗東の坂路で併せ馬を行った。さらに迫力を増したフットワークで、51秒9。2馬身先着し、陣営は仕上げに自信を見せた。G1・3勝馬ゴールドシップは、同じく坂路でしまい重点に3馬身先着。天皇賞・春の敗戦からの巻き返しへ、調整は順調に進んでいる。
 ジェンティルドンナが底知れぬパワーを披露した。坂路で、ベストウォーリア(3歳1600万)を追走。残り2ハロン地点で外へ持ち出し、馬体を併せにいった。その後、他厩舎の馬に進路を遮られるシーンがあったが、ひるむことなく岩田の仕掛けに鋭く反応。一瞬にして、2馬身引き離した。
 51秒9―12秒4。見届けた石坂調教師は「しっかり負荷をかけることができた。1週前としては、申し分のない動き」と絶賛した。手綱を執った岩田も満足そうだ。「ドバイの時より、数段パワーアップしている。あれでも、サッと走っただけだからね」。帰国して2か月半。ドバイ遠征をステップに、“4冠牝馬”は、さらなる成長を遂げた。
 ドバイ・シーマクラシックは2着。海外G1制覇はならなかったが、4か月ぶりで初の海外遠征と、非常に厳しい条件だったことは確かだ。「ドバイでは、妙に落ち着いていて本気を感じさせなかったからね。あれが、ジェンティルの力ではない。来週追えば、さらに良くなる。今度は、オルフェーヴルとの対戦。気を引き締めて完璧な状態に持っていき、完璧なレースをするだけ」と岩田。歴史に残る叩き合いの末、鼻差で勝利を手にした昨秋のジャパンC以来となる対決に、闘志を燃やしていた。

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