http://race.sanspo.com/keiba/news/20130617/ope13061717070016-n1.html
【宝塚記念】4歳3強激突!歴史に名を刻むのは?
現役4強の1頭で、ファン投票1位のオルフェーヴルの回避は残念なニュースだったが、残る4歳3頭も一堂に会するのは初めて。第54回宝塚記念は、歴史に残るレースになること間違いなしだ。
昨年、牝馬3冠を制し、ジャパンCでオルフェーヴルを撃破。3歳牝馬として史上初の年度代表馬に輝いたジェンティルドンナ(栗東・石坂正厩舎、牝4歳)は、初の海外遠征となったドバイシーマクラシックで2着に敗れたが、サマーグランプリに向けてきっちり体調を上げてきている。1週前追い切りに騎乗した岩田康騎手は「ビッシリ併せても馬に余裕がある。ドバイの時より数段パワーアップしているし、昨年以上の走りが見せられる」と自信の表情だ。
ファン投票でオルフェーヴルに次ぐ2位の支持を集めたゴールドシップ(栗東・須貝尚介厩舎、牡4歳)は、断然人気だった前走の天皇賞・春でまさかの5着に敗れ、昨秋からの連勝が「4」でストップ。この結果を受け、陣営は動いた。「このまま何もしないではいられない」と内田博幸騎手は1週前から栗東トレセンに滞在。時間の許すかぎりゴールドシップに付きっきりで調教している。「前走は、らしさが全くなかった。走りたいと思わせることができるかどうか。信じてやっていくだけ」。人馬の信頼関係を深められれば、GI3勝馬の復活Vが見えてくる。
フェノーメノ(美浦・戸田博文厩舎、牡4歳)は、前走の天皇賞・春を制し、GIホースの仲間入りを果たした。心身両面で充実しており、今年に入って2戦2勝と、勢いは前記2頭を上回る。「走っている時だけでなく、普段の仕草にも風格が出てきた」と成長ぶりを語る戸田調教師は、「ウチのはまだGIをひとつ勝っただけ。(前走で破った)ゴールドシップもいろいろとやってくるはず。ジェンティルドンナにもジャパンC(5着)で離されたし、あの時の差がどれだけ詰まっているか」とチャレンジャーの気持ちを忘れず、ドリームレースに向かう。
3強に続くのは天皇賞・春2着のトーセンラー(栗東・藤原英昭厩舎、牡5歳)が筆頭格だが、やはり実績、決め手の面で見劣りは否めない印象だ。
0 件のコメント:
コメントを投稿