2013年6月17日月曜日

利プ

http://race.sanspo.com/keiba/news/20130617/ope13061710310011-n1.html
2013.6.17 10:30

【GI勝利プレーバック】ジェンティルドンナ

ジェンティルドンナ(奥、12年11月25日、ジャパンC優勝時)
ジェンティルドンナ(奥、12年11月25日、ジャパンC優勝時)【拡大】
【桜花賞】
 前哨戦のチューリップ賞を4着と取りこぼしたことで2番人気の評価に甘んじたが、レースでは4コーナーまで慌てず騒がず中団を追走。直線ではメンバー最速の上がりをマークして、鮮やかに抜け出した。後々まで続く好敵手ヴィルシーナとの着差は1/2馬身。最強牝馬伝説のプロローグとなるGI初制覇だった。
第72回桜花賞
(2012年4月8日、阪神、晴れ、良)
1.ジェンティルドンナ岩田康誠 1分34秒6 2番人気
2.ヴィルシーナ   内田博幸  1/2馬身 4番人気
3.アイムユアーズ   ピンナ  1/2馬身 3番人気
◆岩田康騎手「僕に任せてくれたし、自由に乗せてもらいました。前走で力があるのもわかっていたし、自信を持って臨みました。この馬の走りを見せれてうれしいです。具合も良かったし、自信を持って臨みました。好スタートを切ったけど、わざと抑えていきました。折り合いもバッチリで、最高のレースができました」
【オークス】
 桜花賞で手綱を取った岩田康誠騎手が騎乗停止となり、川田将雅騎手とのコンビで臨んだ一戦。乗り替わりに加えて、デビューから一貫してマイル戦を使ってきた戦績が嫌われたのか、評価はさらに下がって3番人気でレースを迎えたが、蓋を開けてみれば強烈な末脚で圧勝した。4コーナー15番手からのごぼう抜きで5馬身差。オークス史上に残るケタ違いの内容は、牝馬の枠を超える才能を垣間見せた瞬間でもあった。
 第73回優駿牝馬(オークス)
(2012年5月20日、東京、晴れ、良)
1.ジェンティルドンナ川田将雅 2分23秒6 3番人気
2.ヴィルシーナ   内田博幸    5馬身 2番人気
3.アイスフォーリス 松岡正海  3/4馬身 9番人気
◆川田将騎手「強い馬に乗せていただいて、結果を出すことができて良かったです。抜け出すのが早かったかなと思いましたが、最後までしっかりと走ってくれて、本当に強い競馬をしてくれました。3冠につながる切符を取ることができて、ホッとしています」
【秋華賞】
 ローズSで好位からの競馬を試みて完勝。1.3倍という圧倒的な人気で迎えたが、ライバルたちによる捨て身の策で思わぬ苦戦を強いられた。最大のライバル・ヴィルシーナが逃げの手に出ると、レース途中では15番人気のチェリーメドゥーサが一気にまくって後続を大きく放すという奇策を放つ。内回りの短い直線では届かないかと思われたが、最後の最後に驚異的な伸びを見せてハナ差のV。史上4頭目の3冠牝馬に輝いた。
 第17回秋華賞
(2012年10月14日、京都、曇り、良)
1.ジェンティルドンナ岩田康誠 2分00秒4 1番人気
2.ヴィルシーナ   内田博幸     ハナ 2番人気
3.アロマティコ   佐藤哲三 1馬身1/2 6番人気
◆岩田康騎手「3冠馬になるために生まれてきた馬。やらなければならないという思いがあったし、この馬の力を信じて乗りました。昨日の夜から重圧を楽しんで過ごせたけど、自分自身も心のどこかで焦っていたかも…。ハラハラさせてすみません。ヴィルシーナもすごい能力を持った馬だし、最後まで気は抜けなかった」
【ジャパンC】
 牝馬同士のエリザベス女王杯という選択肢を捨てて、3歳牝馬の身で果敢に挑んだこの舞台。好位からレースを運び、長い東京の直線では、早めに動いてきたオルフェーヴルと火の出るような叩き合いを演じた。何度も馬体が接触する年上の牡馬との激しいバトルで一歩も引かず、最後はハナ差の先着。ジャパンC史上初となる3歳牝馬のVを成し遂げ、凱旋門賞2着馬を破ったその名は一躍、世界へと轟いた。
 第32回ジャパンカップ
(2012年11月25日、東京、晴れ、良)
1.ジェンティルドンナ岩田康誠 2分23秒1 3番人気
2.オルフェーヴル  池添謙一     ハナ 1番人気
3.ルーラーシップ ウィリアムズ2馬身1/2 2番人気
◆岩田康騎手「3冠を勝ったこれまでも、本当の走りをまだ見たことがなかった。だから、この馬のすべてを出しきったら、怪物(オルフェーヴル)が相手でも勝てる自信はあった」

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