2013年6月18日火曜日

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http://hochi.yomiuri.co.jp/horserace/news/20130617-OHT1T00129.htm

【宝塚記念】ジェンティルドンナ、気迫、反応、馬体すべて進化!

帰国初戦のジェンティルドンナだが、調整に狂いはない
 中央競馬の上半期を締めくくるビッグレース。ファン投票1位のオルフェーヴルは回避したが、4歳のG1ホース3頭の激突は、興味が尽きない。昨年の年度代表馬ジェンティルドンナは、ドバイ遠征後の国内初戦となるが、陣営は仕上げに自信を見せる。G1・3勝馬ゴールドシップの関係者は、天皇賞・春5着からの巻き返しへ気合十分だ。その天皇賞でG1初制覇を果たしたフェノーメノは、まさに充実一途。“3強対決”を制するのは、果たして…。
 年度代表馬のプライドにかけても、勝利は譲れない。ドバイ・シーマクラシックで2着に敗れ、悔しさを味わったジェンティルドンナが、改めて強さをアピールするべく、“夏のグランプリ”に登場する。
 5月15日に栗東へ帰厩してから、調整は順調に進んでいる。12日の1週前追い切りは、栗東の坂路で岩田が騎乗して51秒9―12秒4の好時計をマークした。「息が乱れず、抜群の動き。ドバイの時より、数段パワーアップしている。これなら、昨年以上のパフォーマンスを見せられると思う」。主戦は、気迫、反応、馬体の全てで進化を遂げたパートナーを絶賛した。
 昨年は牝馬3冠を達成。ジャパンCではオルフェーヴルとの競り合いを制し、3歳牝馬として初めて年度代表馬に輝いた。ドバイ・シーマクラシックは、慣れない環境での調整で苦労は多かったが、今度は、“ホーム”での戦い。日迫助手は、調整に自信を見せた。「坂路調教がメーンの馬だから、ドバイでは手探りな面が多かった。今回は、メニューを順調にこなしてますからね。力を発揮できるよう、しっかり仕上げたいです」
 梅雨のシーズンとはいえ、猛暑に襲われている関西地方。それでも、へこたれる様子は全く見られない。「もともと、暑さに強いですからね。毛づやがいいのが珍しい馬ですが、今はいい。56キロも、馬格から気にすることはないと思います」。デビュー当初から調教の手綱を執る井上助手は満足そうに言った。
 同年代の強力牡馬ゴールドシップ、フェノーメノとの戦いになるが、凱旋門賞(10月6日、仏ロンシャン競馬場)を視野に入れている日本のトップホースとして、結果を出さなければいけない。「申し分のない調整ができている。とにかく今は、無事に宝塚記念に出すことだけです」と石坂調教師。己だけを見つめて、ロンシャンへの視界が開けるG1・5勝目を取りに行く。
 [ジェンティルめも]
  ◆牝馬V 1966年エイトクラウン(4歳)、2005年スイープトウショウ(4歳)。
  ◆前年の年度代表馬 13頭が出走して【6232】。1965年シンザン、77年トウショウボーイ、94年ビワハヤヒデ、96年マヤノトップガン、2006年ディープインパクト、12年オルフェーヴルが優勝。
  ◆海外からの帰国初戦だった馬 のべ11頭で【1109】。優勝したのは、07年アドマイヤムーン(3番人気)のみだが、3番人気以内に推された馬は、同馬を含め3頭。12年で2番人気だったルーラーシップも2着に入っており、マイナス材料とは言えない。

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