2012年9月12日水曜日

して完

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【ローズS】ジェンティルドンナ「競走馬として完成されつつある」

2012-09-12 13:16 更新
ローズS(G2)に出走予定のジェンティルドンナ(牝3、栗東・石坂厩舎)を管理する石坂正調教師の12日(水)、同馬の最終追い切り後のコメントは以下の通り。

-:ローズSに出走するジェンティルドンナ号のお話を伺って参ります。三冠へ向けての始動戦となりますが、まずは春の桜花賞、オークスから振り返って頂けますでしょうか?

石坂正調教師:結果的には、オークスが一番、一生懸命走ったと、そういうふうに思っています。

-:桜花賞ではまだ6割くらいの力で、オークスでは完全に能力を発揮できたというお話も伺いましたが?

石:そうですね。桜花賞で4角仕掛けられてからのフォームを見ても、自分でグンと行くという感じではなくて、嫌々「行くんですか」というふうに見えましたけどね。

-:それにしても、オークスは非常に強い勝ち方でしたね。

石:そうですね。ああいう位置では勝つことすら難しいのに、あんなに千切ってしまって……。次元の違う競馬をしてくれたと思います。

-:あれは予想通りだったのか、それともそれ以上だったのでしょうか?

石:もちろん、それ以上です。

-:3番人気という、桜花賞馬の評価に関しては?

石:それは皆さんが作られた結果ですから、何とも……。

-:そして、その激走のオークスの後なんですが、この夏場はどのように過ごされていたんでしょうか?

石:競馬の後のダメージも殆どなくて、すぐ近くのノーザンしがらきで静養して、また秋に向けて順調に運動を開始しました。

-:帰ってきたときは、どのように印象としては残りました?

石:殆ど毎週見ていましたけどね。ひと夏越して、背中にいい肉がついたし、腹回りもドッシリして、ちょっと太いかも分からないけど、ホントに立派になっています。

-:プラス体重分は成長分と見てよろしいんでしょうか?

石:なんぼか、太め分はあるとは思いますけどね。まあ、思った通りの強い負荷をかけてきましたので、これでいいと思います。

-:この中間の調整なんですが、まずは先週、ラスト1ハロン11秒9というすごいタイムもでましたが?

石:先週、ちょっと強い負荷をかけたいと思ったのでジョッキーに乗ってもらったんですけど、その反動もなく、今週もイイ動きでした。

-:今日はどのような指示を出されたんでしょうか?

石:15秒切って、終いちょっと強めに伸ばすと。そういう感じですね。

-:確認された中では、ジャッジとしても非常に素晴らしいものだと。

石:そうですね。先週もそうですけど、追い切って体重が減らなくなってますよね。非常にいいことだと思いますけど。

-:では、春よりも更にパワーアップしたジェンティルドンナが見られると。

石:そうですね。より競走馬として完成されつつある体になっていると思います。

-:秋華賞を控えての一戦ですが、どのような競馬を望まれますか?

石:普通に競馬を使う馬に対する調教と同じで、使うからには勝ち負けできるように、そういう思いでやってきました。

-:パーセンテージで言うと、難しいとは思うんですけど、オークスを100とするなら今回は何パーセントくらいの状態で出せると見られていますか?

石:ん~、ちょっと分からないですね。体の成長もありますし、休んだ分、ちょっとイレ込むかもわからないし、ボケているかも分からないし、何とも……。しかしまあ、イイ状態で競馬できることは間違いないと思います。

-:牝馬三冠という大偉業がその先に見据えていますが、改めてそのプレッシャーというか、期待というか、そういったものは感じていらっしゃいますか?

石:春の時点でああいう競馬をしてくれましたので、当然、チャンスだと思って、何とか三冠馬になったらいいと思っています。

-:改めて、ファンへ抱負をお願いします。

石:何の不安もなく出走できますので、逞しくなったジェンティルを見て頂けたらいいと思います。

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