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【ローズS】ジェンティル、3冠へ1強!(1/2ページ)
女王に死角なし。秋華賞トライアルのローズS(GII、芝1800メートル)が16日、阪神競馬場で行われる。桜花賞、オークスの春の2冠を制したジェンティルドンナ(栗東・石坂正厩舎、牝3歳)が久々でも万全の状態に仕上がり、サンケイスポーツ・加藤隆宏記者も自信の◎だ。前日発売でも圧倒的な支持を受け、3冠のかかる秋華賞(10月14日、京都、GI、芝2000メートル)に向けて弾みをつける。
世代最強馬に死角は見当たらない。◎ジェンティルドンナが、3冠制覇へ白星発進する。
桜花賞はヴィルシーナに半馬身差をつけての勝利だったが、オークスはそのヴィルシーナに5馬身差をつけて楽勝。ライバルに完全に引導を渡し、従来のレースレコードを1秒7も更新する2分23秒6をマークした。総合力で頭ひとつ抜けた存在であるだけではなく、成長力も兼備。まだまだ良化の余地を残した末恐ろしい逸材なのだ。
3冠へのポイントは自分との戦いに尽きる。第一関門は夏をどう過ごすかだったが、無事にクリア。オークス後はノーザンファームしがらき(滋賀県)へリフレッシュ放牧。大きなダメージがなかったので、疲労回復に長い時間を要することもなかった。馬体を回復してから、乗り込みを再開。8月1日に栗東トレーニングセンター(滋賀県)に帰厩後は、スケジュール通りの調教を消化した。1週前と最終追い切りの動き&タイムも文句なし。今年は酷暑だったが、夏バテとも無縁で、能力だけではなく、体力も牡馬並みと言っていい。
ローズSへの臨戦過程は順調の一語。何ひとつ不安がなく、秋初戦を迎えることができた。ジェンティルドンナが前哨戦を軽々とクリアし、史上4頭目の大記録がかかる秋華賞へ駒を進める。
チューリップ賞の勝ち馬で、札幌記念4着のハナズコールが出走を回避したため、相手もほぼヴィルシーナで決まりだろう。高配当は期待しにくいが、3連単の3着候補の穴馬として精神面で成長著しいスピークソフトリーを挙げておきたい。馬単は(6)(7)本線に(6)(2)、(6)(3)、(6)(4)、(6)(8)、(6)(9)。3連単は(6)(1着)→(7)(2着)→(2)(3)(4)(8)(9)(3着)が勝負馬券だ。(加藤隆宏)
(紙面から)
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