2014年2月17日月曜日

6着

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2014.2.16 15:49

【京都記念】デスペラードV!ジェンティル6着(1/2ページ)

京都記念を制したのはデスペラード(左、桃帽)。ジェンティルドンナ(右、赤帽)は直線に入っても伸びを欠き6着、デビュー以来初めて掲示板を外した
京都記念を制したのはデスペラード(左、桃帽)。ジェンティルドンナ(右、赤帽)は直線に入っても伸びを欠き6着、デビュー以来初めて掲示板を外した【拡大】
 16日の京都11Rで行われた第107回京都記念(4歳上オープン、GII、芝2200メートル、12頭立て、1着賞金=6000万円)は、横山典弘騎手騎乗の6番人気デスペラード(牡6歳、栗東・安達昭夫厩舎)が意表を突く逃げに出てまんまと逃げ切り、重賞2勝目をマーク。断然人気に推されたジェンティルドンナは6着で、生涯初めて着外に敗れた。タイムは2分16秒0(稍重)。
 伝統のGIIは、二重、三重に驚く結果が待っていた。伏兵デスペラードが意表を突く逃げの手に出て、まんまと逃げ切りGII2勝目。そして、名牝ジェンティルドンナが6着に敗れるという波乱の結末だった。
 スタート直後に、横山典騎手が気合をつけて先行。アンコイルドが2番手につけて、ジェンティルドンナは3番手からレースを進める。スムーズにハナに立ったデスペラードはスローに落としてマイペース。中団でやや折り合いを欠く馬も見られたなか、淡々とリズムに乗った逃げを打つ。4コーナー手前でトゥザグローリーが大外から押し上げて一気に先頭まで並びかけると、トーセンラーも徐々に進出。ジェンティルドンナは仕掛けを我慢して、直線に向かう。トゥザグローリーとトーセンラーがデスペラードに並びかけるが、ジェンティルドンナは鞍上の仕掛けに反応せず、伸びを欠いて早々と圏外へ。トーセンラーが脚いろ良く差し切るかと思われたが、余力十分に逃げたデスペラードが直線半ばからもうひと伸びを見せてトーセンラーの追撃を退け、あっと驚く逃げ切り勝ちを演じた。3/4馬身差の2着は連覇を狙った2番人気トーセンラー。さらに1馬身1/4差の3着が4番人気のアンコイルドだった。
 デスペラードは、父ネオユニヴァース、母マイネノエル、母の父トニービンという血統。北海道新ひだか町・田中裕之氏の生産馬で、市川義美氏の所有馬。通算成績は30戦8勝。重賞はGIIステイヤーズS(2013年)に次いで2勝目。安達昭夫調教師は京都記念初勝利。横山典弘騎手は10年ブエナビスタに次いで2勝目。
 横山典騎手は「自分の中では、この馬に乗せてもらって、何回か“こういう競馬ができたら”と思っていましたが、4回目でうまくコンタクトができました。“少し前に行ってくれよ”という気持ちで乗っていました。もともと気難しいところがある馬で、僕と馬の関係を大事にして乗りましたが、いい結果が出てよかったです。もっと乗り役に楽をさせてくれたらいいのですが、なかなか楽をさせてくれませんね(笑)。今年の初戦をいいステップで勝てたし、たぶん天皇賞に向かうことになると思いますが、いろんな競馬ができるので楽しみにしています」としてやったり表情で会心の逃げ切り勝ちを振り返っていた。

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