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【京都記念】ジェンティルドンナまさか!デビュー以来最低6着
◆第107回京都記念・G2(16日、京都競馬場・芝2200メートル、やや重=12頭立て) 先手を奪った6番人気のデスペラード(横山典)がマイペースに持ち込み、トーセンラーの猛追を3/4馬身退けて優勝。昨年末のステイヤーズS以来となる、重賞2勝目をマークした。3着はアンコイルド。単勝1・6倍と圧倒的1番人気に推されたジェンティルドンナは、直線の伸びを欠き、6着に終わった。
現役最強牝馬のまさかの姿だった。デスペラードの後ろで進めたジェンティルドンナは、直線に入ってもエンジンがかからない。“らしさ”を全く見せないまま、後方から差を詰めてきたライバルに次々とかわされ、デビュー以来、最低着順の6着に終わった。
初コンビを組んだ福永は不可解な敗戦に表情を曇らせた。「超スローでもそこまではかかっていなかったが、いざトゥザグローリーが動いてきた時に余力が残っていなかった。これだけの馬に乗せてもらって結果を出せず、申し訳ないです」と頭を下げた。
レース後、記者に囲まれた石坂調教師は「何とも言えません。すみません」と口をつぐんだ。今年初戦を思わぬ形で落としたが、順調ならドバイ・シーマクラシック・G1(3月29日、メイダン競馬場・芝2410メートル)に向かう予定。目標の大一番へ、どう立て直すのか注目だ。
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