2014年2月13日木曜日

秒9

http://hochi.yomiuri.co.jp/horserace/news/20140213-OHT1T00024.htm

【京都記念】ジェンティルドンナ、大目標へ12秒9

余裕たっぷりに坂路を駆け上がったジェンティルドンナ
 ◆京都記念追い切り(12日) 第107回京都記念・G2(16日、京都・芝2200メートル)で始動するジェンティルドンナが12日、栗東トレセンの坂路で追い切られた。軽快な動きで駆け上がり、上々の仕上がりをアピール。ドバイ・シーマクラシック・G1(3月29日、メイダン競馬場・芝2410メートル)への重要なステップとなる一戦へ今回、コンビを組む福永も期待を膨らませている。
 ジェンティルドンナの最終追い切りは、普段の井上助手から元騎手の荻野助手にスイッチ。坂路でいつもよりも少し強めに追い、53秒5―12秒9。「最後は物見をしていたくらい余裕があった。息の入りも大丈夫だし、何の問題もないですよ」。一昨年のオークス時以来、久々に追い切りに騎乗した荻野助手は太鼓判を押した。
 ラストイヤーの今年は、目標のレースをきっちり取るために万全の策を取った。昨春のドバイ・シーマクラシック2着後、担当の日迫助手が、こんな事を口にしていた。「使ったあと、冬毛が抜けてグンと良くなった」。初の海外遠征で手探りのため直行プランを選んだが、休み明けが影響したと言わんばかりだった。
 3歳時はチューリップ賞4着から2走目で桜花賞を制し、3走目のオークスを5馬身差で圧勝。秋には同じく3走目のジャパンCで、オルフェーヴルを撃破。ジェンティルドンナは牝馬には珍しい叩き良化型。「クラシックも連戦している時の方が強かったし、昨年もジャパンCを勝った過程を考えたら使った効果は大きかった。大一番なので一回使ってやってみようと」と石坂調教師。同じ轍を踏まない。今回の京都記念出走は、そんな強い思いが感じ取れた。
 とはいえ、単なる叩き台というわけではない。白井厩舎所属時にダービー馬スペシャルウィークやオークス馬ダンスパートナーなどの調教をつけていた日迫助手は、「オープン馬は中途半端に仕上げると反動が出る」と指摘。休み明けでもそれなりに仕上げて臨む。帰厩後は坂路で55秒台2本を含めた5本の追い切りを消化。12日の最終追い切りも余裕の走りだった。大目標のドバイ遠征へ、理想のステップを踏めそうだ。

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