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【天皇賞(秋)】ジェンティルドンナ 7冠獲りへ抜群の気合乗り
2014/10/29(水) 13:49
昨秋のジャパンカップで史上初となる連覇を達成。今年は3月のドバイシーマクラシックで待望の海外初勝利を挙げたが、その前哨戦となった京都記念では伸びを欠いて6着。前走の宝塚記念も自身ワーストの9着と「らしくない姿」も見せている。
宝塚記念後は栗東近郊のノーザンファームしがらきでリフレッシュ。帰厩後は坂路で入念に攻めを積まれ、先週、先々週と初コンビを組む戸崎圭太騎手が栗東に駆け付け、ひと追い毎に気配もアップ、鞍上も好感触を掴んでいる。
東京コースはオールG1で4戦3勝、2着1回と抜群の好相性。しかし、敗れた1回は昨年のこのレースとあって、リベンジにかける思いは並々ならぬものがある。勝てばウオッカと並ぶ7つ目のG1。リーディングトップを走る名手がどう名牝を操るか見ものだ。
29日、天皇賞・秋(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。ジェンティルドンナ(牝5、栗東・石坂厩舎)を管理する石坂正調教師の一問一答は以下の通り。
●気合乗り良く、いい意味で変わってきた。
-:ここまで「順調に来ている」「順調が一番」だという話を聞いていますが、手応えを感じる、そんな1週間となったのでしょうか?
石坂正調教師:そうですね。ここまで6~7回速いところをやってきて、ずっと順調で思った通りの時計が出てきたのですが、3週くらい前から時計的にも十分ながら、いい意味で変わってきたなと。競馬が近いんだな、と馬も感じているようで、気合乗りが変わってきています。
-:初コンビとなる戸崎騎手も2週跨がって、確かに「スイッチが入った」というコメントもありました。そういった部分で感触の違いを感じていらっしゃいますか?
石:そうですね。1回目は時計は出ているのですが、軽く上がってこられる馬なので、順調に来ているんだな、という感触をジョッキーが持ったのだと思います。次の週は明らかに変わってきたと。気合乗りを感じてくれたみたいです。
-:また、加えて「凄く賢い馬」だという印象も受けたそうです。
石:戸崎さんが1回目に乗った時は促せば行くという程度で、グングン行くという感じではなかったと思うんですよね。それが先週あたりには変わってきて、反応もいいし、良くなってきたなとジョッキーも感じてくれたんじゃないですかね。
-:ローテーションでいいますと、去年と同じような形ですが、去年と比較して手応えは、より良いという感触でしょうか?
石:いつも順調で「良い」とは言って、今回もそうなんですが、今回感じるのは気合乗りが今までと違って「いいな」と。いい意味でそう感じています。
-:春はドバイで物凄く強い勝ち方をして、そのあと宝塚記念に進んで、タフな馬場での戦いだったと思うのですが、そのあとの夏の過ごし方はどうだったんでしょうか?
石:G1競走が一区切りついたところで、ノーザンしがらきでリフレッシュして、英気を養って競走に向ける体になって栗東へ帰ってきました。
-:ゆっくりとリフレッシュできて、春よりも今の状態の方が感触としては、いい状態ですか?
石:ずっといいと思っているのですが、気合乗りという点で、今までよりいい意味で違うかなと感じは持っています。
-:舞台は東京となりますが、東京のG1は4戦して3勝、2着1回と。G1を6勝している馬ですから、コース云々という話ではないかもしれませんが、結果として東京が凄くいいですね。
石:そうですね。ここまで東京で走ってくれているので、私としても心強いデータですね。
-:東京で走ると何か違うなと感じられるところがあるんですか?
石:ちょっと分からないですが、結果が出ていますし、凄くそれを心強く思っています。
-:2000mという距離も相性が良さそうです。
石:去年走っていますし、経験している距離で何の問題もないと思います。
-:周りからもいろいろと声が上がっていると思いますが、この天皇賞を制しますと、7冠馬という大きな勲章も待っています。そのあたりはどう感じていらっしゃいますか?
石:7冠目というより、天皇賞を何とか勝ちたいと思っています。
-:去年獲れなかった悔しい思いが心の中におありですか?
石:去年は差がありましたし、完敗だと思っていますが、今年は何とか去年2着の悔しい思いを晴らすことが出来るのではないかと。 晴らしたいと、そう思っています。
-:このあとにはジャパンカップ3連覇という大偉業も控えていますが、天皇賞制覇を期待しているたくさんのファンがいます。メッセージを最後にお願いします。
石:凄く順調に調教メニューを消化しまして、馬も凄く元気ですし、いい競馬ができると思います。
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