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【天皇賞・秋】ジェンティルドンナ、昨年2着の雪辱で7冠目だ!
2014年10月28日6時0分 スポーツ報知
春秋合わせて区切りの150回を迎える伝統の一戦に、“春の盾”を連覇したフェノーメノが、テイエムオペラオー以来史上2頭目の天皇賞3勝目を目指しエントリーした。実績から長距離向きの印象が強いが、DNAレベルから距離適性を推測する「エクイノム・スピード遺伝子検査」で、「中距離型」との判定が出た。また、今年で現役を退くG1・6勝馬ジェンティルドンナも昨年2着の雪辱をかけ挑む。皐月賞馬イスラボニータの参戦が注目されるG1で、牡馬、牝馬の強豪古馬が意地を見せるか。
97年エアグルーヴ、05年ヘヴンリーロマンス、08年ウオッカ、10年ブエナビスタに続け―。近年、4頭の牝馬がその名を刻んだ秋の盾に、ジェンティルドンナが挑む。
昨年は1番人気の支持を集めたが、ジャスタウェイの豪脚に屈して2着。「2着だったけど、勝った馬は(レーティングで)世界ナンバーワンだしね。力を出せば十分チャンスがあると思う」と石坂調教師は振り返る。
昨年同様、宝塚記念からの直行。今年に入って京都記念6着、宝塚記念9着と休み明けはひと息だが、その2戦を上回る乗り込みを重ねてきた。京都記念時は坂路で800メートル60秒を切る追い切りが5本、宝塚記念時は1ハロン15秒ペースのCWコース追いを含めて7本。今回も計7本となる予定だが、ラスト12秒台をマークしたのが2本だった宝塚記念時に比べ、今回は最終追いを残し、4本を数える。
身近で世話をする日迫厩務員は、最近の休養明けの中では上々の仕上がりだと話す。「久々は割引材料だが、今は涼しいし、暑かった宝塚記念の時より雰囲気はいい。体も490キロ(宝塚記念時468キロ)くらいあるが、ボテッと見えない」と順調な仕上がりを強調した。
同調するのは新パートナーの戸崎だ。16日、22日と2週連続で騎乗した。「最初に乗った時と全然違いました。スイッチを入れてきていますね。芯の強さを感じる馬で、ドバイ・シーマC(14年3月29日=1着)は強えなと思いました。普通はあんな狭いところを割って来られない。自信を持って乗れますよね」。現役最強牝馬とのコンビがかなう週末を心待ちにする。
東京では4戦3勝、2着1回と、ほぼパーフェクト。G1最多勝タイの7勝に手をかけるか。
(橋本 樹理)
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