2012年4月9日月曜日

清水SAKURA

勝負の4点、2着が抜けた桜花賞

 牝馬第一冠の桜花賞はジェンティルドンナが制した。シンザン記念で牡馬を圧倒したパワー、熱発明けのチューリップ賞から一変したデキを思えば、勝つべくして勝った大きな1勝。現時点で小粒な牝馬陣にあっては抜けた存在。この先、勢力図に変化がない限り、このままオークスまで突っ走りそう。

 ただし、勝ちタイムはごく平凡。1分34秒6は前日の3歳500万(優勝サンレイレーザー)をわずか0.4秒上回っただけの記録。牝馬とはいえGⅠであれば物足りない。それくらい今年の牝馬の総体レベルが低くかったということだろう。ことにジョワドヴィーヴル(6着)の負け方をみるとそれを痛感せざるを得ない。

 昨暮の阪神JFが1分34秒9。翌週の未勝利を0.3秒上回ったにすぎないことは重々承知の上。が、ジョワドヴィーヴルはわずか2戦目、しかも2着を21/2馬身半ちぎっていることを思えば、小粒な旧勢力にあっては一つ抜けた存在と思っていたのが大きな間違い。どちらが勝つにせよ、ほぼ一本と思っていたからこそ油断があった。

 会員各位に良かれと思って絞りに絞った馬単&馬連の4点。2着のヴィルシーナを抜かした以上、今さら何をいっても詮なきことだが勝負は勝負。一度擲げた賽は戻らず、痛恨の負けをお詫びするしかない。

 ジョワドヴィーヴルの敗因は成長力。トライアルのチューリップ賞にもそんなサインは見えていた。ひたすら本番を見据えたジェンティルドンナに対してマジで勝ちにいきながら0.5秒差の3着。それでも多少の上積みはあるだろうと考えたのが甘かった。結局、そこまでの器であったというしかない。

 最後の最後でヴィルシーナを切ったのは、本番を前に一度も厳しい流れを経験していなかったことがその第一。が、そんな流れや経験値を憂慮する前に、今年の総体レベルを考えるべきであった。4F通過47秒1程度なら、自身で経験している黄菊賞(3着)の4F47秒8と大差ない。ここを見誤った。

 超スローのエリカ賞とはいえ素直に牡馬を負かしている事実のみを取りあげるべきであった。ジェンティルドンナ然り、桜の前に牡馬を負かしているアドバンテージはこれくらい大きい。1600でこれだけのレースができた以上、ヴィルシーナのオークス2400は明るい。

 ともあれ反省の言葉しか浮かんでこない今年の桜花賞。が、絞るのも手を拡げるのも勝負は勝負。事実、この手で擲げたのだ。今は鼻血も出ないスッカラカン。スッカラカンになったところで皐月は捲き返したい。

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