2012年4月8日日曜日

http://www.sanspo.com/keiba/news/20120408/kei12040804040010-n1.html

2012.4.8 04:04
【桜花賞】最新ナマ情報
 石坂厩舎の2頭はともに坂路1本。(2)エピセアロームは4ハロン70秒8、(10)ジェンティルドンナは同72秒2とゆったり登坂した。「2頭とも順調だね。追い切り後の馬体重が2頭ともプラスだったのは何より」と古川調教助手は、無事に最終調整を終えたことに安堵の表情を見せる。

 チューリップ賞2着のエピセアロームには「前走でいいガス抜きができたと思う。これがいい方に出るといいね。あとは道中で前に壁を作って進められれば」と折り合いをポイントに挙げ、同4着のジェンティルドンナには「熱発の影響を考えれば、前走は今回につながる内容だった。当然、具合は良くなっているし、前走以上の競馬ができるはず」と大幅な上積みを強調。ともにデキは上昇曲線を描いており、桜の女王を狙える状態に仕上がっている。

 阪神ジュベナイルフィリーズの覇者(17)ジョワドヴィーヴルは、栗東坂路での前日調整。首をリズミカルに上下させ、ほどよく気合が乗った状態で4ハロン68秒3、1ハロン14秒7をマークした。「もう体はできているし、きょうは予定通り坂路でやった。(17)番枠はもまれにくいからいいんじゃないか。ただ距離はロスしないほうがいいから、ジワジワと内に入れていければ。あとはユーイチ(福永騎手)に任せる」と松田博調教師は主戦に託す。前哨戦のチューリップ賞で3着に敗れた2歳女王の復活が期待される。

 アネモネSを勝った(5)パララサルーは、栗東坂路4ハロン65秒3、1ハロン14秒3で最終調整を終えた。馬体減りが懸念されているが、重心が低くブレのないフォームからは、疲れやダメージは感じられない。「やる気が感じられたし、雰囲気はいい。乗っていると本当にいい馬だなあと思うよ。あとは一番この馬を分かっているヒロシ(北村宏騎手)に任せる。マイナス10キロ以内で出られれば」と福田調教助手は感触を伝えた。

 5日に阪神競馬場入りした(3)オメガハートランドは、厩舎地区で1時間ほど引き運動を行った。直前輸送が主流になっているが、木曜日に当地入りしての調整。「新潟で新馬を勝った時と同じパターンです。落ち着きもあって、いい感じになっていますよ。馬場が荒れてきているみたいですが、前走は道悪で勝っているし、心配ないと思います」。佐藤調教厩務員のトーンは高い。

 フィリーズレビュー快勝後、栗東トレセンに滞在している(11)アイムユアーズは、角馬場からBコースをキャンターで周回。精神的にドッシリしたタイプで、レースが近づいても気負ってカリカリする様子はまったくない。「体重はいくらか減るかもしれないが、体つきはいい感じ。結果は分からないが、上位争いは間違いないと思う。併せて負けたことがないので、馬体が並ぶ形になれば」と峯厩務員は持ち前の勝負根性に期待している。

 クイーンCを勝った(15)ヴィルシーナは、栗東の角馬場で入念に乗られた。「間隔は開いていますが、体はきっちり仕上がっています。カイバも食べているし、不安なくレースに向かえます」と安田調教助手の表情は明るい。友道調教師も「牝馬には負けたことがないし、後ろから差されたことがない馬だから」と愛馬の能力に自信を見せる。トライアル組とは未対戦の馬が多く、未知の魅力にあふれている。

 紅梅Sを勝った(13)サウンドオブハートは、7日午前4時30分頃に阪神競馬場に到着した。午後1時半頃から厩舎周りの引き運動を行い、態勢を整えた。谷上厩務員は「輸送には慣れているから、まったく問題ありません。パワーアップしているし、体調がいいのは間違いない。良馬場の競馬は久々だし、メンバー的にも楽しみはあると思います」と、落ち着いた様子の愛馬に笑顔を見せた。

 フェアリーS、アネモネSともに2着の(8)マイネエポナは午後1時27分に阪神競馬場に到着。落ち着いた雰囲気で馬房に入り、牝馬特有のカリカリした様子はなかった。伊藤調教助手は「馬運車でもカイバを食べていたし、体がガクッと減るようなことはないと思います。レースセンスがあって、荒れた馬場も苦にしませんし、とにかく落ち着いているのがいいですね。なんとか関東馬の意地を見せたい」と、決戦の舞台に着いて気合が入っていた。

(紙面から)
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