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【桜花賞】岩田騎手騎乗のジェンティルドンナが初GI勝利
8日、阪神競馬場で行われた牝馬クラシック第1弾・第72回桜花賞(GI、芝1600m)は、岩田康誠騎手騎乗で単勝4.9倍の2番人気に支持されたジェンティルドンナ(牝3、栗東・石坂)が、道中は中団待機し直線で馬群の間を抜け出すと、後続の追撃を凌いで快勝。牡馬相手に勝利した2走前のシンザン記念以来となる重賞2勝目が、嬉しい初GI勝利となった。勝ち時計は1分34秒6(良)。
スタート直後はエイシンキンチェム(牝3、栗東・高野)とマイネエポナ(牝3、美浦・斎藤)が併走するように先頭、2番手を形勢していたが、向正面で大外枠から一気に進出したアラフネ(牝3、美浦・高橋裕)が先頭を奪う。先行した2頭は2、3番手に控え、4番人気に支持されたヴィルシーナ(牝3、栗東・友道)が4番手につける形となった。
3番人気のアイムユアーズ(牝3、美浦・手塚)は5、6番手で脚を溜め、ジェンティルドンナは中団待機、1番人気に支持されたジョワドヴィーヴル(牝3、栗東・松田博)は、後方で虎視眈々と仕掛けのタイミングをうかがっている。
前半3F34秒9とそこまでハイペースという訳ではなかったものの、出入りの激しい競馬になったためなのか、先行勢は直線で早々に脱落。馬場の中ほどからジェンティルドンナ、さらにはヴィルシーナ、アイムユアーズも進出したが、ジェンティルドンナが半馬身差を保って先頭ゴール。2着にヴィルシーナが入線し、さらに半馬身差の3着がアイムユアーズとなった。なお注目のジョワドヴィーヴルは、直線で大外に持ち出したものの思うような伸びを見せることができず、6着止まりとなっている。
配当は単勝490円、馬連1,850円、馬単3,150円、3連複5,110円、3連単24,020円。勝ったジェンティルドンナは父ディープインパクト、母ドナブリーニ(母父Bertolini)という血統で、全姉に今年の京都牝馬Sを制したドナウブルーがいる。
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