2012年4月8日日曜日

http://www.zakzak.co.jp/race/horse/news/20120408/hrs1204081552000-n1.htm

【桜花賞】ジェンティルドンナ1冠獲得!“桜の女王”に輝く
2012.04.08

http://www.zakzak.co.jp/race/horse/news/20120408/hrs1204081552000-n1.htm
イタリア語で“貴婦人”の意味を持つジェンティルドンナが豪快な差し脚で混戦を断った【拡大】


 第72回桜花賞(8日、阪神11R、GI、3歳牝、芝1600メートル、1着賞金8900万円=出走18頭)岩田康誠騎手騎乗の2番人気ジェンティルドンナ(牝3歳、栗東・石坂正厩舎)が豪快な差し脚で混戦を断ち、牝馬三冠レースの第1弾を制覇。昨年のマルセリーナに続き、ディープインパクトの娘が2年連続で桜の女王に輝いた。勝ちタイム1分34秒6(良)。

 半馬身差の2着には直線食い下がった4番人気ヴィルシーナ、さらに半馬身差の3着には中団の前めからしぶとく伸びた3番人気アイムユアーズが入り、1番人気ジョワドヴィーヴルは後方追走から直線大外を伸びるも6着に敗れた。

 乱桜を制したのはイタリア語で“貴婦人”の馬名意味を持つジェンティルドンナだった。平均ペースでレースが流れるなか、道中は中団馬群で虎視眈々と追走。「道中は余裕を持って乗れた」という岩田騎手の言葉どおり、折り合いもピタリとついた。

 こうして研いだ末脚が直線で爆発。メンバー最速の上がり3F34秒3で直線外めを力強く伸びると、抜け出しを図ったヴィルシーナとアイムユアーズを外から強襲。馬名からは想像もつかない豪快な差し脚でねじ伏せ、1冠目のゴールに飛び込んだ。

 ゴールの瞬間、左手でガッツポーズをつくった岩田康誠騎手は相棒を大絶賛。「きょうは能力だけで抜け出した。まだまだこれからの馬です」。オークス(5月20日、東京、GI)、そして秋華賞(10月14日、GI、京都)と続く牝馬三冠レースへ期待を膨らませていた。

 ジェンティルドンナは父ディープインパクト、母ドナブリーニ、母の父Bertoliniという血統。通算成績5戦3勝。重賞は12年シンザン記念(GIII)に続く2勝目。岩田康誠騎手、石坂正調教師はともに桜花賞初勝利。

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