2014年3月27日木曜日

2014.3.27 05:03

【ドバイシーマＣ】ジェンティル年内引退、石坂師明かす

共同記者会見でジェンティルドンナが年内で引退することを表明した石坂正調教師（撮影・佐藤雄彦）【拡大】

　昨年２着のリベンジを期すジェンティルドンナは芝コース単走。ラスト１ハロン１３秒２と馬なりで駆け抜けた。石坂調教師は「落ち着きの中に覇気がある。去年はよそ行きだったけど、慣れがある今年は明らかに違う。去年よりいい状態で競馬にいけるのは間違いない」と力を込めた。

　追い切りの後に行われた公式会見で、トレーナーは同馬の年内引退を明らかにした。

　「今年いっぱいで引退して牧場に帰ることになっています。まずはシーマクラシックに全力投球になるけど、秋にはジャパンＣ３連覇が大きな目標のひとつになる」

　海外メディアから今後のプランを問われた指揮官は、淡々とした口調で返答。さらに、「（サンデーサラブレッド）クラブの規定（牝馬は６歳春で引退）で決まっている。これだけの馬をずっと走らせるのもどうかと思うし、今年で引退というので納得している」と語った。ラストイヤーにドバイで新たな勲章を加えるか。