http://www.daily.co.jp/horse/2014/03/31/0006823463.shtml
http://www.daily.co.jp/horse/2014/03/31/1p_0006823463.shtml
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【ドバイSC】名牝ジェンティル雪辱V
2014年3月31日
「ドバイシーマクラシック・G1」(29日、メイダン)
日本を代表する牡、牝の5歳馬2頭がドバイの地で躍動した。デューティフリーに参戦したジャスタウェイは、従来のコースレコードを2秒以上も更新。2着馬に6馬身1/4差をつける圧勝で海外デビューを決めた。続くシーマクラシックでは、ジェンティルドンナが直線での不利を見事にはねのけて勝利。昨年2着の雪辱を果たした。ドバイでのG1制覇は、11年のヴィクトワールピサ(ワールドC)以来、3年ぶり。日本馬の海外G1制覇は23勝目となった。
ジャスタウェイの圧勝に、日本が誇る名牝が続いた。昨年2着の雪辱を胸に挑んだジェンティルドンナが、見事にミッションを完遂。世界に向けて、その実力を発信した。
楽な競馬ではなかった。中団馬群で進み、手応え抜群のまま迎えた直線。四方をズラリと囲まれ行き場を失い万事休すか、というシーンもあった。だがG1・5勝馬はあきらめない。ムーアが体をよじらせながら強引に外へ持ちだすと、そこからエンジン全開。力強く抜け出し、後続に1馬身半差をつけてフィニッシュラインを越えた。
「外へ出したらよく伸びてくれた。本当に素晴らしい牝馬です」。史上初の連覇を決めた昨秋のジャパンCに続き手綱を取った鞍上は、パートナーを絶賛した。戦前は「とにかく昨年より状態はいい」と言いつつも、「能力的なピークが昨年だったとしたら、それ以上のパフォーマンスを発揮できるかどうか」と話していた石坂師。全ての不安を拭い去る勝利に「本当に強い馬。頭が下がります」と感激の表情を浮かべた。
一夜が明けた30日、「馬体も問題なく、見た目には元気」と安堵(あんど)した指揮官は「春のローテはノープラン」と明かした。馬主であるサンデーレーシングの規定もあり年内での引退は決まっている。さらなる勲章を手にした“貴婦人”は、最大目標に掲げるジャパンC(11月30日・東京)の3連覇に向けて輝きを放ち続ける。
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