優勝したジェンティルドンナとR・ムーア騎手
優勝したジェンティルドンナとR・ムーア騎手
【UAE・ドバイ29日(日本時間30日)発=平松さとし】日本から8頭の有力馬が挑戦したドバイワールドカップ諸競走がメイダン競馬場で行われ、ドバイシーマクラシック(GⅠ、芝2410メートル)に出走したジェンティルドンナが見事に優勝した。

 昨年のこのレースでは2着に敗れ雪辱を期して臨んだ石坂師は「2年目ということもあり、馬も人も慣れていたので、本当に良い感じで仕上がってくれた」と、最強の状態でレースに送り出した。

 その結果、直線では窮屈になるシーンがありながらも、R・ムーアが馬群の外へ出すと、矢のように伸び、先行勢を一気にかわしてみせた。

「最後はよく伸びてくれた。状態は昨年よりもよく感じたよ」とムーア騎手。

 同じく出走したデニムアンドルビーは、「思わぬ好スタートで押し出されて」(浜中騎手)逃げたが、最後は10着に沈んだ。