2008年12月26日金曜日

確定

【東京大賞典】ヴァーミリアン連覇決める
2008.12.26 05:06
 ダート競馬の総決算『第54回東京大賞典』の枠順が別掲のように確定した。10頭立てと例年と比べると頭数こそ少ないが、GIウイナー6頭が顔をそろえ、そのタイトル数は実に24。有馬記念が終わってもまだまだ熱い戦いが続く。なお馬券は28日に、大井、川崎、浦和競馬場、オフト後楽園・汐留・大郷・ひたちなかで前日発売される。


 2年ぶりに味わった日本での敗戦。JCダートで3着に敗れたヴァーミリアンが、東京大賞典連覇へ最終追い切りを行った。今週はやや時計のかかっている栗東坂路コースで、4ハロン54秒5-40秒0-14秒0を一杯に追われてマーク。久保調教助手は「今日は馬場が悪かったし、馬もそれを分かっているので、いつもより加減しました。もうひと踏ん張りすれば、(4ハロン)53秒台は出ていたと思いますし、馬場を考えるとちょうどいい時計だったと思います」と納得のいく最終追い切りであったことをアピールする。

 前走のJCダートは1コーナーで他馬と接触し、位置取りが悪くなった。早めに動いていった分、ラストは少し甘くなったが、カネヒキリとの着差は僅か(コンマ1秒)だった。「前走は不利がなければ勝っていた。馬は元気だし、広い大井コースに替わるのもいい。今回は巻き返しますよ」と久保助手。今年最後のGIでなんとか復権を果たし、最優秀ダートホースの座を東京大賞典連覇で確定させたい。

【東京大賞典】ヴァーミリアン連覇へ最内1番
2008.12.25 13:23

 ダート競馬年末の風物詩、東京大賞典(29日、大井10R、交流GI、ダ2000メートル)の枠順が25日、確定した。

 前走のGIジャパンカップダートで復活Vを遂げたカネヒキリは8枠9番。そのJCダートで3着に敗れ、国内GI7連勝はならなかったヴァーミリアン。骨折から復帰した主戦の武豊騎手に手綱が戻ってこのレース連覇を目指す同馬は最内の1枠1番に入った。

 内田博幸騎手に乗り替わった3歳馬、サクセスブロッケンは7枠8番、船橋所属のフリオーソは7枠7番、古豪ブルーコンコルドは大外、8枠10番と決まった。

ヴァーミリアン坂路で54秒5…東京大賞典追い切り ◆東京大賞典追い切り(25日) ダート日本一を決める東京大賞典(29日、大井)に向けて、ヴァーミリアンは坂路で4ハロン54秒5―14秒0。けいこ駆けしないタイプなので、これで十分だ。「最後の1ハロンは馬場が重かったぶん。未勝利並みの時計しか出なくても、競馬ではきっちり走ってくれる。できれば外枠がほしかったが…」1番枠も久保助手はジャパンCダート3着から巻き返しを狙っていた。(栗東)


カネヒキリ反動なく13秒4/東京大賞典


<東京大賞典:追い切り>

 東京大賞典(統一G1、ダート2000メートル、29日=大井)の追い切りが25日に行われ、JCダートを勝ったカネヒキリ(牡6、栗東・角居)は坂路で52秒7、ラスト1ハロン13秒4をマークした。前走の反動もなくパワフルな脚どりで好調をキープ。清山助手は「脚元は大丈夫。今回は休み明け3戦目でもっと動けると思う」と好感触だった。JCダート3着のヴァーミリアン(牡6、栗東・石坂)も坂路追い。4ハロン54秒5、ラスト1ハロン14秒0。相変わらず調教駆けしないが力強い走りだった。石坂師は「前走は不利があったが馬にストレスもない。いい出来で臨める」と語った。サクセスブロッケン(牡3、栗東・藤原英)は6ハロン83秒4、ラスト1ハロン11秒6。併せ馬でいっぱいに追われ、大きく先着。騎乗した内田騎手は「陣営がきっちり仕上げてくれている」と笑顔を見せていた。

【東京大賞典】逆転だ!ヴァーミリアン  坂路でハードに追い切られたヴァーミリアン 「東京大賞典・交流G1」(29日、大井)

 ヴァーミリアンは栗東坂路で力強いフットワーク。逆転に燃える。

  ◇  ◇

 前走のJCダートで3着に敗れ、国内G1の連勝が6でストップしたヴァーミリアン。ここで再度、負けることは許されない。連覇の懸かる東京大賞典は、最強の座を奪い返すための戦いでもある。

 最終追いは栗東坂路。時計のかかる馬場状態だったが、フットワークが大きく乱れることもなく駆け上がった。4F54秒0-40秒0-14秒0と例によって数字は平凡だが、石坂師の表情は明るい。「前走は致命的な不利が2回あった。まともに走れない競馬でストレスが心配だった。でも変わらず元気で、きょうの動きも力強い。去年と同じいい出来で臨めるよ」。懸念された敗戦によるショックはなし。心身ともに高いレベルで安定している。

 「この馬には計り知れない強さがある。自分で感心するほど。厩舎でも集団調教でもこの馬の持つ雰囲気は違うんだ」。間近で接し、格の違いを感じ取っているからこそ、常に最強であるべきとの思いを陣営は持っている。「状態はいい。普通に回ってくれば結果をついてくると思っている」とプライドを前面に押し出したトレーナー。鞍上に武豊を迎え、再び頂点に立つ瞬間を待つ。


王者復権なるか?
頑張れ。

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