2008年12月12日金曜日

信じること、待つこと、許すこと

えぇ話や。
滝沢先生曰く
愛とは信じること、待つこと、許すこと。
ワンフォアオール、オールフォアワン。


平成版スクール☆ウォーズだ!…大八木、花園に帰る
“寄せ集め集団”からスタート


創部2年目で全国大会出場を決め、部員らと喜ぶ大八木さん(クリックで拡大) あの男が花園に帰ってくる。27日から大阪・花園ラグビー場で行われる第88回全国高校ラグビー大会で、初出場を果たした高知中央(高知)のゼネラルマネジャー(GM)は、ラグビー元日本代表の大八木淳史氏(47)。経験者1人の“寄せ集め集団”からスタートし、創部2年目で花園行き切符をゲット。「平成版スクール☆ウォーズ」を実現した。

 先月16日の代表決定戦。全国大会12回出場の土佐塾を10-3で破ると、大八木氏の目から大粒の涙がこぼれ、「神戸製鋼のV7以来」という胴上げで宙を舞った。

 昨年4月にGM就任。しかし、初練習に集まったのは不登校や他の部活動で落ちこぼれた10人だけで、頻繁に休んだり、退部する部員も続出。無断で大阪の実家に帰った部員を自家用車で迎えに行ったり、赤点が10個以上あった部員のために、学校と相談して「仮進級」させたこともあった。

 「『俺は何をやってるんやろ』と思ったこともありましたが、指導する側、大人があきらめたらあかんのです。皆でサポートすると、子供たちは『期待されてる。ちゃんとせなあかんな』という気持ちになるんです」

 年間約120日を高知で過ごす。伏見工-同志社-神戸製鋼で一時代を築いたラガーマンが、高校生と真摯に向き合った。

 「私たちの時代は、(伏見工の)山口(良治)先生に言われたことは疑わなかった。でも今はいろんな情報が入ってきて、恩師に言われても、それが正しいと素直に受け入れられない時代になっている。子供とダイレクトに接し、直していく苦労を実感しています」

 2年目の今年、ラグビーの名門校から3人の生徒が転入。実力はアップしたが、花園出場の理由はそれだけではない。

【精神面での成長大きく】

 「いつも試合が終わると円陣を組ませて、何でもエエからしゃべらすんです。最初は自分のプレーの自慢ばかり。それが人のプレーを批判するようになり、今年の夏には自分のミスをわびるようになった。スポーツマンシップが育まれてきたんですね」。精神面での成長も大きいという。

 大八木氏はGMという仕事を通して、「トップ選手による青少年育成の仕組み」の構築に力を注いでいる。

 「現在はスポーツで子供たちを再生する仕組みがない。それができればアマチュア選手のセカンドキャリアにつながるし、社会貢献の1つにもなる。そういう意味で高知中央のケースはフィールドワークの実証です」

 花園での抱負を聞くと「うちは全国で1番弱い。たとえ100点差で負けようが、感謝の気持ちと聖地を踏むことの重さを感じてプレーしてほしい」。

 27日の第2試合(第2グラウンド)で、平工(福島)と対戦する高知中央。大八木GM挑戦の第1章が、花園の舞台で幕を開ける。

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