12月:11回
11月:9回
10月:11回
9月:15回
8月:12回
7月:13回
6月:13回
5月:16回
4月:10回
3月12回
2月:7回
1月:9回
2008年12月31日水曜日
回顧
2008年を振り返る。
どうだったか?
良かった。楽しかった。
変化に乏しかった。
1月:スノボ再開。下半身強化のためスクワット。契約打ち切り。副収入途絶える。
2月:暴風雪で遠征断念。g14連勝達成。tv観戦にて見守る。
3月:2度目のルネッサンス中華。祝賀会だ。下旬には2年連続海外遠征。砂漠の国でスノボを楽しむ。まさにわが世の春。さらに宿泊先でクロール。酸素バーも楽しむ。上位進出を目論んだが最下位で終戦。失意の帰国。帰りの飛行機で体調悪化を体現。世も末。
4月:リーマンショックならぬミリアンショック勃発。燃え尽き症候群。脱力感。疲労感。軽い巣篭もり状態が続く。
5月:巣篭もり続く。
6月:数年ぶりにvipを送迎。音信不通から復活。1日50a稼ぐ。あなた助かる状態。業界トップから仕事依頼。わが世の春。プレッシャーも。期限までに納品。自己採点は50点。その後、なくなる。健康診断で46㌔台を記録。高校時代に戻る。恐怖のダイエット成功とその陰。後遺症に悩む。
7月:川めぐりにふける。リフレッシュ。ちょっとづつ巣篭もりから回復。
8月:旭川函館遠征。函館のうどんを数年ぶりに食す。最後の旭川。公園を巡る。
9月:本社出張。かめやで感動。本陣で再食。感動。帰厩。10ヶ月ぶりの断髪。再起へ動き出す。
10月:魔の10月。ショック。落ち込む。10月の悲劇。世も末。
11月:世界遺産の旅。奈良・法隆寺、薬師寺、唐招提寺、東大寺、興福寺、春日大社などを巡る。脚部不安発祥。大阪城登頂。秋の関西を楽しむ。園田。連覇達成。喜びもひとしお。感謝。そして、感謝。不起訴も決まる。祝賀会開催。3度目の中華は上海蟹。主戦負傷。乗り代わり決定。金融不安ならぬ騎手不安。
12月:世界遺産の旅。姫路城。えきそばも食う。そして神戸。神戸クルージング。ポートタワー登頂。メリケンパーク感激。感動。連勝途切れる。ショック。西新井大師参拝。3大大師踏破達成。川崎大師に厄払い。人馬安全を祈願。復権目指すも完敗。王座陥落。決定。
世界不況同様、自身の消費マインドも冷え込んだ。
仕事は3月以降惰性だった。3ヶ月に1年間を凝縮した感じ。燃え尽きた。
たんたんと。平和だった。
なんてね。世も末。モグモグ。知ってる。有名だ。がくぅ~ん。あれれれれれ。もさもさ。出た。攻撃。どうかな。そうかな。現助。源太郎。なし増。つるつる蔵。わが世の春。わかる。いのもん。
どうだったか?
良かった。楽しかった。
変化に乏しかった。
1月:スノボ再開。下半身強化のためスクワット。契約打ち切り。副収入途絶える。
2月:暴風雪で遠征断念。g14連勝達成。tv観戦にて見守る。
3月:2度目のルネッサンス中華。祝賀会だ。下旬には2年連続海外遠征。砂漠の国でスノボを楽しむ。まさにわが世の春。さらに宿泊先でクロール。酸素バーも楽しむ。上位進出を目論んだが最下位で終戦。失意の帰国。帰りの飛行機で体調悪化を体現。世も末。
4月:リーマンショックならぬミリアンショック勃発。燃え尽き症候群。脱力感。疲労感。軽い巣篭もり状態が続く。
5月:巣篭もり続く。
6月:数年ぶりにvipを送迎。音信不通から復活。1日50a稼ぐ。あなた助かる状態。業界トップから仕事依頼。わが世の春。プレッシャーも。期限までに納品。自己採点は50点。その後、なくなる。健康診断で46㌔台を記録。高校時代に戻る。恐怖のダイエット成功とその陰。後遺症に悩む。
7月:川めぐりにふける。リフレッシュ。ちょっとづつ巣篭もりから回復。
8月:旭川函館遠征。函館のうどんを数年ぶりに食す。最後の旭川。公園を巡る。
9月:本社出張。かめやで感動。本陣で再食。感動。帰厩。10ヶ月ぶりの断髪。再起へ動き出す。
10月:魔の10月。ショック。落ち込む。10月の悲劇。世も末。
11月:世界遺産の旅。奈良・法隆寺、薬師寺、唐招提寺、東大寺、興福寺、春日大社などを巡る。脚部不安発祥。大阪城登頂。秋の関西を楽しむ。園田。連覇達成。喜びもひとしお。感謝。そして、感謝。不起訴も決まる。祝賀会開催。3度目の中華は上海蟹。主戦負傷。乗り代わり決定。金融不安ならぬ騎手不安。
12月:世界遺産の旅。姫路城。えきそばも食う。そして神戸。神戸クルージング。ポートタワー登頂。メリケンパーク感激。感動。連勝途切れる。ショック。西新井大師参拝。3大大師踏破達成。川崎大師に厄払い。人馬安全を祈願。復権目指すも完敗。王座陥落。決定。
世界不況同様、自身の消費マインドも冷え込んだ。
仕事は3月以降惰性だった。3ヶ月に1年間を凝縮した感じ。燃え尽きた。
たんたんと。平和だった。
なんてね。世も末。モグモグ。知ってる。有名だ。がくぅ~ん。あれれれれれ。もさもさ。出た。攻撃。どうかな。そうかな。現助。源太郎。なし増。つるつる蔵。わが世の春。わかる。いのもん。
運転
道路凍結。
高速も50キロ規制。
そんな中、90キロで走行中、前方にヘッドライト。
近づくと車が一台横転していた。
90度傾いていた。
事故仕立てという感じ。
ドアは開いてなかった。
急ブレーキも踏めず、横をすり抜ける。
明日はわが身。
世も末。
すぐ119へ通報。110のほうが良かったかな。
用心して運転。
セフティドライブ。
そしたら今度はきつねに遭遇。
危ない。
高速を降りて国道8号線を行く。
下り坂で車の部品の破片とブレーキ痕、スリップ痕を発見。
さらに鹿が1頭たたずんでいた。
逃げずにただひとりで。
もしかしたら怪我した仲間を気遣っていたのかも。
結構危険なドライブ。
無事帰ってこれて良かった。世も末・・・
高速も50キロ規制。
そんな中、90キロで走行中、前方にヘッドライト。
近づくと車が一台横転していた。
90度傾いていた。
事故仕立てという感じ。
ドアは開いてなかった。
急ブレーキも踏めず、横をすり抜ける。
明日はわが身。
世も末。
すぐ119へ通報。110のほうが良かったかな。
用心して運転。
セフティドライブ。
そしたら今度はきつねに遭遇。
危ない。
高速を降りて国道8号線を行く。
下り坂で車の部品の破片とブレーキ痕、スリップ痕を発見。
さらに鹿が1頭たたずんでいた。
逃げずにただひとりで。
もしかしたら怪我した仲間を気遣っていたのかも。
結構危険なドライブ。
無事帰ってこれて良かった。世も末・・・
unico
泳ぎ納め
重い・・・
カネヒキリ次戦はフェブラリーSへ JCダートに続き、東京大賞典でG1連覇を飾ったカネヒキリ。30日は栗東の自厩舎で疲れを癒やした。「完全復活と言っていい。国内戦に専念するのは決まっていること。体調をチェックしながら、フェブラリーS(2月22日・東京)が目標になると思う」と清山助手。一方、2着ヴァーミリアン陣営は落胆の色を隠せない。「着差自体はわずか(首差)でも、それ以上のものがあった」と久保助手。次戦は連覇がかかるフェブラリーSが有力で、「馬は元気だからね。リベンジします」と前を向いた。
2008年12月30日火曜日
関東遠征
仕事を26日で強制的に終わらせた。
家に帰り残りのデータをチェック。
202枚中1枚だけ不具合。
だった。
27日早朝起床。
旅の準備を始める。
10時フライトだが、交通状況を考慮し7時前に家を出る。
道路は意外と安全。いつもと同じくらいの時間、1時間半でパーキングに着く。
時間が余った。ぷろんとでコーヒータイム。
すぐに催しWCへ。
世も末・・・。
知人に連絡入れると知人の知人は明日来ないという。
あれ・あれれれれ。
予定狂った。
まあいいか。飛行機は予定を少し遅れて到着。
意外と低いところを走行。東北関東の山並みや平野をみることができた。
トラック型の施設も見える。競馬場か?
とりあえず撮影。
飛行機は茨城~千葉を通る。太平洋側から見える富士山も素晴らしい。
九十九里方面から房総を経由しアクアラインを見ながら着陸。
改めてゴルフ場の多さを感じた。
どこの上空を飛んでるのかわかればいいのだが。
空港からは京急~都営~京成を経由し押上へ。
ここで東武に乗り換えて西新井へ行く。
西新井からは大師線で大師前へ。わずか一駅の路線だ。
駅のホームからすでに大師が見える。
西新井大師。小さかった。
食事はかどや。古びた店だ。有名らしい。
やきそばなど食べた。
その後、駅の周りを散策。環七は車凄い。
駅近くに立ち食いそばやを発見。
食べてみた。
そして再び大師線で西新井へ。さらに北千住へ行く。
駅周辺をちょっとはいかい。
ルミネはすごい混雑。入ってみる。駅ビル。jr関連施設。
1階の食品売り場。スイーツや洋菓子でにぎわう。
かわいい店員がいた。軽く目があったらいらっしゃいませと言われ感動。
おは4に出てる掛買産に似てた。
戻ってもう一度確認。かわいい。
5階ユニクロを見る。大混雑。ラックの間には人人人。すれ違えない。
レジも長蛇の列。これが週末のユニクロなんだ。
世も末・・・。
北千住からは常磐快速で松戸へ。
順地元って感じ。
伊勢丹もまだあった。
反対出口にはイトーヨーカ堂と女子大。
そのまま健在だ。
寒いけどちょっと歩く。
歩道橋をわたり伊勢丹へ。
年末に賑わいとは程遠い。
落ち着いていたね。
少し時間をつぶし新京成。
最寄り駅で下車。
中華を食べる。
先客は3組。
いつもは味噌だが、今回は坦々麺を食べる。680円。
辛い。ゴマ多い。辛い。
味噌にしとけばよかった。
そして近くのスーパーへ。
マックがなくなってた。
コーヒーのもうと思ったのに。
ちょっと早い帰宅。
10時過ぎに寝てしまった。
世も末・・・。
起きたら9時。寝坊。
世も末。
10時過ぎに出発。
新八柱から武蔵野線で船橋法典へ。
歩いて競馬場へ行く。
一茶庵がマンションに代わってた。ちゃんと店舗もあったが。あの風情な庭はなくなってびっくり。
有馬記念をなまで見るのは何年ぶりのことか。
イナリワン以来かな。
最終終わっても残る。
地下のフードエリアは5時過ぎてもにぎわっていた。
いい光景だな。
混雑してて駅に行っても帰れないとわかっての行動かな。
入場制限あるし。
冬の風物詩だ。
帰りは再び中華。
2日連続。
今度は味噌を食べた。
相変わらずうまい。
ちょっと歩いてマックへ行く。
食後のコーヒー。
一駅分くらい離れてるがたいした距離ではなかった。
帰宅後は風呂に入ってすぐ寝た。
次の日早いし。
世も末。。。
5時起床。
6時の電車で津田沼へ。
総武快速~東海道線を乗り継ぎ川崎へ。
さらに京急に乗って川崎大師へ行った。
4度目。
まだ、店は開店準備中。
大師も初詣の準備でした。
達磨を買って飴買ってお参りして朝マック。
コーヒー飲んだ。
10時ころJRで大井町へ。
バスで大井競馬場へ行く。
レースまでは内馬場でのんびりすけ。
負けた・・・。
世も末。
着差以上だった。
世も末。
空港へ。
スカイマーク最終で帰路に着く。
満席。
通路側には小学生の女の子が一人で乗ってた。
客室乗務員も心配そうに話しかけていたが、彼女は気丈。
平然としていた。
帰りも低空飛行。集落のネオンを見ながら、あそこはどの辺なのかと詮索しながらのフライトとなった。
スキー場らしきアカリもあった。
約30分遅れで到着。
家に帰るとストーブ消えていた室温は6度。
なかなか温まらなかった。
世も末・・・。
家に帰り残りのデータをチェック。
202枚中1枚だけ不具合。
だった。
27日早朝起床。
旅の準備を始める。
10時フライトだが、交通状況を考慮し7時前に家を出る。
道路は意外と安全。いつもと同じくらいの時間、1時間半でパーキングに着く。
時間が余った。ぷろんとでコーヒータイム。
すぐに催しWCへ。
世も末・・・。
知人に連絡入れると知人の知人は明日来ないという。
あれ・あれれれれ。
予定狂った。
まあいいか。飛行機は予定を少し遅れて到着。
意外と低いところを走行。東北関東の山並みや平野をみることができた。
トラック型の施設も見える。競馬場か?
とりあえず撮影。
飛行機は茨城~千葉を通る。太平洋側から見える富士山も素晴らしい。
九十九里方面から房総を経由しアクアラインを見ながら着陸。
改めてゴルフ場の多さを感じた。
どこの上空を飛んでるのかわかればいいのだが。
空港からは京急~都営~京成を経由し押上へ。
ここで東武に乗り換えて西新井へ行く。
西新井からは大師線で大師前へ。わずか一駅の路線だ。
駅のホームからすでに大師が見える。
西新井大師。小さかった。
食事はかどや。古びた店だ。有名らしい。
やきそばなど食べた。
その後、駅の周りを散策。環七は車凄い。
駅近くに立ち食いそばやを発見。
食べてみた。
そして再び大師線で西新井へ。さらに北千住へ行く。
駅周辺をちょっとはいかい。
ルミネはすごい混雑。入ってみる。駅ビル。jr関連施設。
1階の食品売り場。スイーツや洋菓子でにぎわう。
かわいい店員がいた。軽く目があったらいらっしゃいませと言われ感動。
おは4に出てる掛買産に似てた。
戻ってもう一度確認。かわいい。
5階ユニクロを見る。大混雑。ラックの間には人人人。すれ違えない。
レジも長蛇の列。これが週末のユニクロなんだ。
世も末・・・。
北千住からは常磐快速で松戸へ。
順地元って感じ。
伊勢丹もまだあった。
反対出口にはイトーヨーカ堂と女子大。
そのまま健在だ。
寒いけどちょっと歩く。
歩道橋をわたり伊勢丹へ。
年末に賑わいとは程遠い。
落ち着いていたね。
少し時間をつぶし新京成。
最寄り駅で下車。
中華を食べる。
先客は3組。
いつもは味噌だが、今回は坦々麺を食べる。680円。
辛い。ゴマ多い。辛い。
味噌にしとけばよかった。
そして近くのスーパーへ。
マックがなくなってた。
コーヒーのもうと思ったのに。
ちょっと早い帰宅。
10時過ぎに寝てしまった。
世も末・・・。
起きたら9時。寝坊。
世も末。
10時過ぎに出発。
新八柱から武蔵野線で船橋法典へ。
歩いて競馬場へ行く。
一茶庵がマンションに代わってた。ちゃんと店舗もあったが。あの風情な庭はなくなってびっくり。
有馬記念をなまで見るのは何年ぶりのことか。
イナリワン以来かな。
最終終わっても残る。
地下のフードエリアは5時過ぎてもにぎわっていた。
いい光景だな。
混雑してて駅に行っても帰れないとわかっての行動かな。
入場制限あるし。
冬の風物詩だ。
帰りは再び中華。
2日連続。
今度は味噌を食べた。
相変わらずうまい。
ちょっと歩いてマックへ行く。
食後のコーヒー。
一駅分くらい離れてるがたいした距離ではなかった。
帰宅後は風呂に入ってすぐ寝た。
次の日早いし。
世も末。。。
5時起床。
6時の電車で津田沼へ。
総武快速~東海道線を乗り継ぎ川崎へ。
さらに京急に乗って川崎大師へ行った。
4度目。
まだ、店は開店準備中。
大師も初詣の準備でした。
達磨を買って飴買ってお参りして朝マック。
コーヒー飲んだ。
10時ころJRで大井町へ。
バスで大井競馬場へ行く。
レースまでは内馬場でのんびりすけ。
負けた・・・。
世も末。
着差以上だった。
世も末。
空港へ。
スカイマーク最終で帰路に着く。
満席。
通路側には小学生の女の子が一人で乗ってた。
客室乗務員も心配そうに話しかけていたが、彼女は気丈。
平然としていた。
帰りも低空飛行。集落のネオンを見ながら、あそこはどの辺なのかと詮索しながらのフライトとなった。
スキー場らしきアカリもあった。
約30分遅れで到着。
家に帰るとストーブ消えていた室温は6度。
なかなか温まらなかった。
世も末・・・。
3大大師制覇
関東3大大師完全制覇。
川崎大師、佐野厄除け大師、西新井大師をすべて踏破した。
川崎は06年11月に初参拝。その後07年1月に1回、2月に1回。今年12月に1回の合計4回。
佐野は07年2月に。
そして、残っていた最後のひとつ、西新井大師を12月に制覇した。
3つを比較すると、川崎が一番大きい。境内、規模、参道の長さ、すべて大きなつくりだ。
初詣客も多いと聞く。
佐野は参道ってあったかな?
達磨の値段は他のところより高かった記憶がある。
関東深夜の広告でよく流れてたの。だから、厄除けは大師なんだと覚えた。
西新井はアド街ック天国で放映されていた。が、正直、駅からこんなにも近く、参道が短いとは。
境内も都内ということもあって小さいかなと・・・。
まあ、3つ行ったからと言っていいことがあるなんて期待してないけど。
デイリー
【東京大賞典】カネヒキリが最強証明
ヴァーミリアン(中)との叩き合いを制し、ゴールするカネヒキリとガッツポーズのルメール 「東京大賞典・交流G1」(29日、大井10R)
6歳世代のダート王2頭による叩き合いは、首差でカネヒキリに軍配が上がった。レースの上がり3Fが35秒4という、大井競馬の常識を覆す極限の瞬発力勝負を制し、前年覇者のヴァーミリアンをJCダートに続いて退けた。次戦は06年に制したフェブラリーS(2月22日・東京)が目標となりそうで、この日参戦プランが浮上したダイワスカーレットとの初対決もあるかもしれない。なお売り上げは、20億2667万300円で前年比81・1%と大幅にダウンした。
◇ ◇
まさしく名勝負。ダート界の頂上決戦にふさわしい叩き合いは、地獄の底からはい上がってきた王者カネヒキリが首差で制した。
残り二百メートル、内のカネヒキリと外ヴァーミリアンによる一騎打ちとなった。ルメールの左ステッキに、武豊が両手を押して応戦。息詰まる攻防は、前走のJCダートに続いて再びカネヒキリに軍配が上がった。
「マッチレースになるのを待っていた。並んでからは最後まで頑張ってくれるのを分かっていたからね。2頭とも(騎乗経験があり)知っているが、きょうはカネヒキリが上だった」
東京大賞典に初騎乗のルメールが、ファンの歓声に応えた。今秋はエリザベス女王杯、JCダートに続きG13勝目をゲット。「このタイトルを守りに、来年も大井へ来たいね」と満面の笑みを見せた。
05年のJRA最優秀ダート馬に輝いた翌年、右前浅屈腱炎に見舞われ、復帰を目指していた1年後には2度目の発症。再起は絶望的かと思われた。腱再生手術が施され、2年4カ月のときを経てカムバック。JCダートに続くG1連覇は史上2位タイの6勝目。陣営の我慢と、カネヒキリ自身の頑張りが奇跡とも言える復活劇の原動力となった。
「一戦一戦が勝負だからね。でも、G1を目指すからには手加減はできない。よく頑張ってくれた。(ゴール前は)“カネ!”って叫んでいたよ。ちょっと嫌らしいね」。自身2回目、史上最多タイとなる年間G15勝を飾った角居師は感慨深そうに話した。
今後は予定通り、国内戦に専念する。「具体的には決まっていないけど、フェブラリーSへ向けて(調整して)いくのかな」。再び“カネヒキリ時代”が幕を開けた。
【東京大賞典】ヴァーミリアン猛追届かず 「東京大賞典・交流G1」(29日、大井10R)
つかみかけていた“連覇”が、ゴール前で幻となった。最後の直線、外から猛追した1番人気のヴァーミリアンだが、カネヒキリにもうひと伸びされて首差の2着。武豊が放つこん身の左ムチも及ばず、不利に泣いたJCダート(3着)の雪辱は果たせなかった。
11月3日のJBCクラシックまでは国内7連勝(G16連勝)と無敵を誇った砂の猛者が、まさかの2連敗。武豊は「残念としか言いようがない。フリオーソが行かずスローになったことには上手に対応していたし、1度は捕まえたんだけどね」と肩を落とした。前々走の武蔵野S(9着)まで自身が主戦を務めたカネヒキリが、ルメールの手綱で完全復活という結果に。「負けるとしたらあれしかいない、とは思っていたけど」。11月23日の京都競馬での落馬負傷(右尺骨骨幹部骨折)から超スピードで復帰した天才だが、Vはまたもやお預けとなった。
ヴァーミリアン(中)との叩き合いを制し、ゴールするカネヒキリとガッツポーズのルメール 「東京大賞典・交流G1」(29日、大井10R)
6歳世代のダート王2頭による叩き合いは、首差でカネヒキリに軍配が上がった。レースの上がり3Fが35秒4という、大井競馬の常識を覆す極限の瞬発力勝負を制し、前年覇者のヴァーミリアンをJCダートに続いて退けた。次戦は06年に制したフェブラリーS(2月22日・東京)が目標となりそうで、この日参戦プランが浮上したダイワスカーレットとの初対決もあるかもしれない。なお売り上げは、20億2667万300円で前年比81・1%と大幅にダウンした。
◇ ◇
まさしく名勝負。ダート界の頂上決戦にふさわしい叩き合いは、地獄の底からはい上がってきた王者カネヒキリが首差で制した。
残り二百メートル、内のカネヒキリと外ヴァーミリアンによる一騎打ちとなった。ルメールの左ステッキに、武豊が両手を押して応戦。息詰まる攻防は、前走のJCダートに続いて再びカネヒキリに軍配が上がった。
「マッチレースになるのを待っていた。並んでからは最後まで頑張ってくれるのを分かっていたからね。2頭とも(騎乗経験があり)知っているが、きょうはカネヒキリが上だった」
東京大賞典に初騎乗のルメールが、ファンの歓声に応えた。今秋はエリザベス女王杯、JCダートに続きG13勝目をゲット。「このタイトルを守りに、来年も大井へ来たいね」と満面の笑みを見せた。
05年のJRA最優秀ダート馬に輝いた翌年、右前浅屈腱炎に見舞われ、復帰を目指していた1年後には2度目の発症。再起は絶望的かと思われた。腱再生手術が施され、2年4カ月のときを経てカムバック。JCダートに続くG1連覇は史上2位タイの6勝目。陣営の我慢と、カネヒキリ自身の頑張りが奇跡とも言える復活劇の原動力となった。
「一戦一戦が勝負だからね。でも、G1を目指すからには手加減はできない。よく頑張ってくれた。(ゴール前は)“カネ!”って叫んでいたよ。ちょっと嫌らしいね」。自身2回目、史上最多タイとなる年間G15勝を飾った角居師は感慨深そうに話した。
今後は予定通り、国内戦に専念する。「具体的には決まっていないけど、フェブラリーSへ向けて(調整して)いくのかな」。再び“カネヒキリ時代”が幕を開けた。
【東京大賞典】ヴァーミリアン猛追届かず 「東京大賞典・交流G1」(29日、大井10R)
つかみかけていた“連覇”が、ゴール前で幻となった。最後の直線、外から猛追した1番人気のヴァーミリアンだが、カネヒキリにもうひと伸びされて首差の2着。武豊が放つこん身の左ムチも及ばず、不利に泣いたJCダート(3着)の雪辱は果たせなかった。
11月3日のJBCクラシックまでは国内7連勝(G16連勝)と無敵を誇った砂の猛者が、まさかの2連敗。武豊は「残念としか言いようがない。フリオーソが行かずスローになったことには上手に対応していたし、1度は捕まえたんだけどね」と肩を落とした。前々走の武蔵野S(9着)まで自身が主戦を務めたカネヒキリが、ルメールの手綱で完全復活という結果に。「負けるとしたらあれしかいない、とは思っていたけど」。11月23日の京都競馬での落馬負傷(右尺骨骨幹部骨折)から超スピードで復帰した天才だが、Vはまたもやお預けとなった。
日刊
復活カネヒキリがG1連勝/東京大賞典
ヴァーミリアン(右)をを振り切り東京大賞典を制したカネヒキリ <東京大賞典>◇29日=大井◇統一G1◇ダート2000メートル◇3歳上◇出走10頭
2番人気のカネヒキリ(牡6、栗東・角居)が、ヴァーミリアン(牡6、栗東・石坂正)との激しいたたき合いを首差で制し、G1を連勝した。勝ち時計は2分4秒5で、上がり3ハロンはダートでは驚異の35秒1。重度の屈腱(けん)炎から立ち直ったスーパーホースがJCダートに続き奇跡を起こした。3着には2番手に控えたサクセスブロッケン(牡3、栗東・藤原英)と中央勢が独占した。
カネヒキリとヴァーミリアンが抜け出した。ルメール対武豊。馬体がぶつかる壮絶なたたき合いだ。両者のムチが飛ぶ。譲る気配はない。ゴール50メートル手前、ヴァーミリアンが一瞬前へ出た。カネヒキリ万事休すかと思われた時、ルメールの鼓舞にこたえてグイッと首を突き出した。首差で栄光をつかんだのは、カネヒキリだった。
1000メートル通過が64秒4とはいえ、上がりは35秒1。芝のレースかと見間違うほどの切れ味だ。ルメールは「ペースがそれほど速くなかったし、スタートも良かったから3番手に。マッチレースになるのを待っていたんだ。並んだら最後頑張るのを知っていたから」と笑顔を見せた。自身は、エリザベス女王杯(リトルアマポーラ)、JCダートに続きこの秋G1・3勝の大暴れ。「楽しいスペクタクルだった。来年もこのタイトルを取りに来たい」とファンの声援に応えた。
角居勝彦師(44)は「最後は思わず『カネ!』って声が出ちゃったよ」と苦笑い。2度の屈腱炎。臀(でん)部の幹細胞を屈腱に移植する手術を受けた。難病を患った馬が復活しG1を連勝。未来が開けた。「1戦1戦が勝負。こわごわだけど、G1を目指して手加減するわけにもいかない。往年の強い力を出せる状態になった。本当に素晴らしい」。誇らしげな表情で愛馬をたたえた。
これでダートでは史上2位タイとなるG1・6勝目。05年に続き2度目の最優秀ダートホースも近づいたが、来年は国内に専念する構えだ。「オーナーとも相談したが来年も国内で、と。あちら(海外)はスパイク(ひづめ)を履いたり、トレーニングする環境も違うので。フェブラリーSに向かっていくことになるのでは」とトレーナー。有馬記念のダイワスカーレットに続き、強い馬が強い競馬を見せ、08年競馬の大一番が幕を閉じた。【和田美保】
[2008年12月30日8時26分 紙面から]
ヴァーミリアン連覇ならず/東京大賞典
<東京大賞典>◇29日=大井◇統一G1◇ダート2000メートル◇3歳上◇出走10頭
1番人気に支持されたヴァーミリアンは2着に敗れ、アジュディミツオー以来2頭目の連覇はならなかった。直線でいったんは先頭に立ったが、「負けるとしたらあの馬しかいない」とあん上の武豊騎手が恐れていたカネヒキリが内から鋭く伸びてきた。
首差の惜敗に「残念としかいいようがない。フリオーソが行かなかったのでペースが…。今年最後のレースだったので勝ちたかった」と武は悔しそうに振り返った。
[2008年12月30日7時26分 紙面から]
ヴァーミリアン(右)をを振り切り東京大賞典を制したカネヒキリ <東京大賞典>◇29日=大井◇統一G1◇ダート2000メートル◇3歳上◇出走10頭
2番人気のカネヒキリ(牡6、栗東・角居)が、ヴァーミリアン(牡6、栗東・石坂正)との激しいたたき合いを首差で制し、G1を連勝した。勝ち時計は2分4秒5で、上がり3ハロンはダートでは驚異の35秒1。重度の屈腱(けん)炎から立ち直ったスーパーホースがJCダートに続き奇跡を起こした。3着には2番手に控えたサクセスブロッケン(牡3、栗東・藤原英)と中央勢が独占した。
カネヒキリとヴァーミリアンが抜け出した。ルメール対武豊。馬体がぶつかる壮絶なたたき合いだ。両者のムチが飛ぶ。譲る気配はない。ゴール50メートル手前、ヴァーミリアンが一瞬前へ出た。カネヒキリ万事休すかと思われた時、ルメールの鼓舞にこたえてグイッと首を突き出した。首差で栄光をつかんだのは、カネヒキリだった。
1000メートル通過が64秒4とはいえ、上がりは35秒1。芝のレースかと見間違うほどの切れ味だ。ルメールは「ペースがそれほど速くなかったし、スタートも良かったから3番手に。マッチレースになるのを待っていたんだ。並んだら最後頑張るのを知っていたから」と笑顔を見せた。自身は、エリザベス女王杯(リトルアマポーラ)、JCダートに続きこの秋G1・3勝の大暴れ。「楽しいスペクタクルだった。来年もこのタイトルを取りに来たい」とファンの声援に応えた。
角居勝彦師(44)は「最後は思わず『カネ!』って声が出ちゃったよ」と苦笑い。2度の屈腱炎。臀(でん)部の幹細胞を屈腱に移植する手術を受けた。難病を患った馬が復活しG1を連勝。未来が開けた。「1戦1戦が勝負。こわごわだけど、G1を目指して手加減するわけにもいかない。往年の強い力を出せる状態になった。本当に素晴らしい」。誇らしげな表情で愛馬をたたえた。
これでダートでは史上2位タイとなるG1・6勝目。05年に続き2度目の最優秀ダートホースも近づいたが、来年は国内に専念する構えだ。「オーナーとも相談したが来年も国内で、と。あちら(海外)はスパイク(ひづめ)を履いたり、トレーニングする環境も違うので。フェブラリーSに向かっていくことになるのでは」とトレーナー。有馬記念のダイワスカーレットに続き、強い馬が強い競馬を見せ、08年競馬の大一番が幕を閉じた。【和田美保】
[2008年12月30日8時26分 紙面から]
ヴァーミリアン連覇ならず/東京大賞典
<東京大賞典>◇29日=大井◇統一G1◇ダート2000メートル◇3歳上◇出走10頭
1番人気に支持されたヴァーミリアンは2着に敗れ、アジュディミツオー以来2頭目の連覇はならなかった。直線でいったんは先頭に立ったが、「負けるとしたらあの馬しかいない」とあん上の武豊騎手が恐れていたカネヒキリが内から鋭く伸びてきた。
首差の惜敗に「残念としかいいようがない。フリオーソが行かなかったのでペースが…。今年最後のレースだったので勝ちたかった」と武は悔しそうに振り返った。
[2008年12月30日7時26分 紙面から]
川崎
有馬
西新井
netkeiba
角居師「カネヒキリで勘弁してください」
29日、大井競馬場で行われた第54回東京大賞典(交流GI)を制したカネヒキリの関係者コメントは以下の通り。
●C.ルメール騎手
前走のジャパンCダートでも頑張ってくれたが、今日も同じくらいの状態で、素晴らしい競馬をしてくれました。
ペースはそれほど速くなかったので、3番手につけました。ヴァーミリアンとのマッチレースになるのを待っていました。並んだあとも最後まで頑張ってくれると思っていました。両方の馬(ヴァーミリアン、カネヒキリ)をよく知っていますが、今日はカネヒキリの方が強かった。
体調もメンタルもいいので来年もいいシーズンを迎えられると思います。来年もこのタイトルを守りに大井に来たいと思います。
●角居勝彦調教師
脚元に心配がある馬なので1戦1戦が勝負。症状も何も出ていなかったので、注意しながら、ケアしながら、これならレースを迎えることができると思った。2走使って、状態もちゃんと上に向かっていた。
(レースでは)声が出ました。また強いカネヒキリを見せられて何よりです。来年についてはオーナーと相談ですが国内になると思います。
有馬記念にウオッカを出さなかったのでちょっと責任を感じていました。今日のカネヒキリで勘弁してください。いい締めくくりができました。
東京大賞典を制したカネヒキリとその関係者
2008年12月29日
東京大賞典、カネヒキリが完全復活
29日、大井競馬場で行われた第54回東京大賞典(3歳上、交流GI・ダート2000m、1着賞金8000万円)は、C.ルメール騎手騎乗の2番人気カネヒキリ(牡6、栗東・角居勝彦厩舎)が、好位の外めから直線に向いて伸びると、先団の後方から差を詰めた1番人気ヴァーミリアンとの叩き合いをクビ差制して優勝した。勝ちタイムは2分04秒5(良)。さらに2.1/2馬身差の3着には3番人気サクセスブロッケンが入った。
勝ったカネヒキリは、父フジキセキ、母ライフアウトゼア(その父Deputy Minister)。伯父にSilver Deputy(種牡馬)がいる血統。02年セレクトセール当歳にて2000万円(税抜)で落札されている。
05年ユニコーンS(GIII)で重賞初制覇を飾ると、同年のジャパンダートダービー(交流GI)、ダービーグランプリ(交流GI)、ジャパンCダート(GI)を制覇。06年フェブラリーS(GI)を勝ってドバイワールドC(首G1)にも出走した(4着)。その後、2度の屈腱炎を経て今年11月の武蔵野S(GIII)でカムバック。復帰戦は9着に敗れたものの、続く前走のジャパンCダートで2年10か月ぶりの勝利を挙げていた。通算成績17戦10勝(うち地方4戦3勝、海外1戦0勝、重賞7勝)。
騎乗したルメール騎手は07年川崎記念(ヴァーミリアン)に続く交流GI・2勝目。管理する角居勝彦調教師は06年ジャパンダートダービー(フレンドシップ)とカネヒキリでの2勝を合わせて交流GI・4勝目。また、JRA所属馬の東京大賞典制覇は06年ブルーコンコルド、07年ヴァーミリアンに続く3年連続となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。
ヴァーミリアン(右)との叩き合いを制したカネヒキリ(撮影:高橋 正和)
2008年12月29日
29日、大井競馬場で行われた第54回東京大賞典(交流GI)を制したカネヒキリの関係者コメントは以下の通り。
●C.ルメール騎手
前走のジャパンCダートでも頑張ってくれたが、今日も同じくらいの状態で、素晴らしい競馬をしてくれました。
ペースはそれほど速くなかったので、3番手につけました。ヴァーミリアンとのマッチレースになるのを待っていました。並んだあとも最後まで頑張ってくれると思っていました。両方の馬(ヴァーミリアン、カネヒキリ)をよく知っていますが、今日はカネヒキリの方が強かった。
体調もメンタルもいいので来年もいいシーズンを迎えられると思います。来年もこのタイトルを守りに大井に来たいと思います。
●角居勝彦調教師
脚元に心配がある馬なので1戦1戦が勝負。症状も何も出ていなかったので、注意しながら、ケアしながら、これならレースを迎えることができると思った。2走使って、状態もちゃんと上に向かっていた。
(レースでは)声が出ました。また強いカネヒキリを見せられて何よりです。来年についてはオーナーと相談ですが国内になると思います。
有馬記念にウオッカを出さなかったのでちょっと責任を感じていました。今日のカネヒキリで勘弁してください。いい締めくくりができました。
東京大賞典を制したカネヒキリとその関係者
2008年12月29日
東京大賞典、カネヒキリが完全復活
29日、大井競馬場で行われた第54回東京大賞典(3歳上、交流GI・ダート2000m、1着賞金8000万円)は、C.ルメール騎手騎乗の2番人気カネヒキリ(牡6、栗東・角居勝彦厩舎)が、好位の外めから直線に向いて伸びると、先団の後方から差を詰めた1番人気ヴァーミリアンとの叩き合いをクビ差制して優勝した。勝ちタイムは2分04秒5(良)。さらに2.1/2馬身差の3着には3番人気サクセスブロッケンが入った。
勝ったカネヒキリは、父フジキセキ、母ライフアウトゼア(その父Deputy Minister)。伯父にSilver Deputy(種牡馬)がいる血統。02年セレクトセール当歳にて2000万円(税抜)で落札されている。
05年ユニコーンS(GIII)で重賞初制覇を飾ると、同年のジャパンダートダービー(交流GI)、ダービーグランプリ(交流GI)、ジャパンCダート(GI)を制覇。06年フェブラリーS(GI)を勝ってドバイワールドC(首G1)にも出走した(4着)。その後、2度の屈腱炎を経て今年11月の武蔵野S(GIII)でカムバック。復帰戦は9着に敗れたものの、続く前走のジャパンCダートで2年10か月ぶりの勝利を挙げていた。通算成績17戦10勝(うち地方4戦3勝、海外1戦0勝、重賞7勝)。
騎乗したルメール騎手は07年川崎記念(ヴァーミリアン)に続く交流GI・2勝目。管理する角居勝彦調教師は06年ジャパンダートダービー(フレンドシップ)とカネヒキリでの2勝を合わせて交流GI・4勝目。また、JRA所属馬の東京大賞典制覇は06年ブルーコンコルド、07年ヴァーミリアンに続く3年連続となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。
ヴァーミリアン(右)との叩き合いを制したカネヒキリ(撮影:高橋 正和)
2008年12月29日
ラジオnikkei
【東京大賞典】(大井)~カネヒキリ完全復活、ヴァーミリアン2着 [News]
2008/12/29(月) 20:09
大井競馬場で第54回・東京大賞典(GI・2000m)が行われ、カネヒキリがクビ差ヴァーミリアンをおさえて優勝した。鞍上はC.ルメール騎手。
レースは6連勝中のブルーホークが逃げ、サクセスブロッケンが2番手、カネヒキリとボンネビルレコードが並んで追走、その直後にヴァーミリアン、ゲートが悪かったフリオーソが中団からと言う展開。ゆったりとした流れで上がり勝負となり、最後はカネヒキリとヴァーミリアンの一騎打ち。内のカネヒキリが外のヴァーミリアンに競り勝って、6つ目のGI(JpnI)タイトルを手にした。
勝ち時計は2分4秒5と平凡だが、ゴールまでの800mで47秒4、600mで35秒4と驚異の時計を記録した。
2着はヴァーミリアン、3着はサクセスブロッケン、4着ブルーコンコルド、5着フリオーソだった。
カネヒキリは父フジキセキ、母ライフアウトゼア(母の父Deputy Minister)という血統。JRA栗東の角居勝彦厩舎所属の牡6歳。通算成績は16戦10勝。
★レース後の関係者のコメント★
1着カネヒキリ <ルメール騎手>
「JCダートと同じくらい良い状態でした。スタート良く3番手につけられてスムーズに運べました。並んでからしぶといのを知っていたので、直線ではヴァーミリアンとのマッチレースになるのを待っていました。ヴァーミリアンの力も(乗ったことがあるので)知っていますし、頑張りました。メンタルも体も本当に素晴らしい馬です。これからも頑張って欲しいですね」
<角居調教師>
「足元の心配をしながらの調整なので、一戦一戦が全力です。状態は2戦使って更に良くなっている感じでしたが、僚馬のフラムドパシオンの事故がありましたし、今日のレースも心配はしていました。
ヴァーミリアンとの追い比べになった直線では、思わず『カネッ!!』と声が出てしまいましたね。皆さんの期待に応えられて、本当に素晴らしい馬です。
足元に不安があるので、今後は国内のレースに専念する予定です。次はフェブラリーSを目標に調整することになりそうですね。また大井に来たいと思いますので、中央も地方も皆さん応援してください」
2着ヴァーミリアン <武豊騎手>
「負けるとしたらカネヒキリだろうと思っていました。ペースが遅いのにも対応できましたし、両方とも力は出せているのではないでしょうか。勝てなくて残念です」
3着サクセウブロッケン <内田博幸騎手>
「2番手でうまく折り合えました。馬が素直にハミを取ってくれましたね。最後は経験の差でしょう。まだ3歳ですし、これからですよ」
4着ブルーコンコルド <幸騎手>
「ゲートに入ってすぐ、いきなりスタートを切られてしまい、馬が戸惑ってしまいました。それで道中も掛かりましたし、スムーズにレースが出来ませんでした」
5着フリオーソ <戸崎騎手>
「ゲートでミスして遅れてしまいました。それで無理せず中団から行きました。終いは伸びてはいますし、収穫はあったと思います。今日はスタートが全てです」
6着ボンネビルレコード <的場文男騎手>
「この上がり時計を大井では見たことが無いですね。スローの流れには乗れましたが、上がりが速過ぎます。力の差です」
(取材:舩山陽司)
2008/12/29(月) 20:09
大井競馬場で第54回・東京大賞典(GI・2000m)が行われ、カネヒキリがクビ差ヴァーミリアンをおさえて優勝した。鞍上はC.ルメール騎手。
レースは6連勝中のブルーホークが逃げ、サクセスブロッケンが2番手、カネヒキリとボンネビルレコードが並んで追走、その直後にヴァーミリアン、ゲートが悪かったフリオーソが中団からと言う展開。ゆったりとした流れで上がり勝負となり、最後はカネヒキリとヴァーミリアンの一騎打ち。内のカネヒキリが外のヴァーミリアンに競り勝って、6つ目のGI(JpnI)タイトルを手にした。
勝ち時計は2分4秒5と平凡だが、ゴールまでの800mで47秒4、600mで35秒4と驚異の時計を記録した。
2着はヴァーミリアン、3着はサクセスブロッケン、4着ブルーコンコルド、5着フリオーソだった。
カネヒキリは父フジキセキ、母ライフアウトゼア(母の父Deputy Minister)という血統。JRA栗東の角居勝彦厩舎所属の牡6歳。通算成績は16戦10勝。
★レース後の関係者のコメント★
1着カネヒキリ <ルメール騎手>
「JCダートと同じくらい良い状態でした。スタート良く3番手につけられてスムーズに運べました。並んでからしぶといのを知っていたので、直線ではヴァーミリアンとのマッチレースになるのを待っていました。ヴァーミリアンの力も(乗ったことがあるので)知っていますし、頑張りました。メンタルも体も本当に素晴らしい馬です。これからも頑張って欲しいですね」
<角居調教師>
「足元の心配をしながらの調整なので、一戦一戦が全力です。状態は2戦使って更に良くなっている感じでしたが、僚馬のフラムドパシオンの事故がありましたし、今日のレースも心配はしていました。
ヴァーミリアンとの追い比べになった直線では、思わず『カネッ!!』と声が出てしまいましたね。皆さんの期待に応えられて、本当に素晴らしい馬です。
足元に不安があるので、今後は国内のレースに専念する予定です。次はフェブラリーSを目標に調整することになりそうですね。また大井に来たいと思いますので、中央も地方も皆さん応援してください」
2着ヴァーミリアン <武豊騎手>
「負けるとしたらカネヒキリだろうと思っていました。ペースが遅いのにも対応できましたし、両方とも力は出せているのではないでしょうか。勝てなくて残念です」
3着サクセウブロッケン <内田博幸騎手>
「2番手でうまく折り合えました。馬が素直にハミを取ってくれましたね。最後は経験の差でしょう。まだ3歳ですし、これからですよ」
4着ブルーコンコルド <幸騎手>
「ゲートに入ってすぐ、いきなりスタートを切られてしまい、馬が戸惑ってしまいました。それで道中も掛かりましたし、スムーズにレースが出来ませんでした」
5着フリオーソ <戸崎騎手>
「ゲートでミスして遅れてしまいました。それで無理せず中団から行きました。終いは伸びてはいますし、収穫はあったと思います。今日はスタートが全てです」
6着ボンネビルレコード <的場文男騎手>
「この上がり時計を大井では見たことが無いですね。スローの流れには乗れましたが、上がりが速過ぎます。力の差です」
(取材:舩山陽司)
放置
カネヒキリ日本一ダ!ルメールでG1連勝…東京大賞典
ゴールと同時にカネヒキリのルメールは歓喜のガッツポーズ。右は2着ヴァーミリアン また、ルメールだ、カネヒキリだ。ダート実力日本一を決める第54回東京大賞典・G1(2000メートル)は29日、大井競馬場で強豪10頭(地方5、JRA5)が覇を争った。終始、3番手を進んだカネヒキリ(ルメール)が猛追した武豊・ヴアlミリアンを首差しのいで優勝。ジャパンCダートに続き、GI2連勝を飾った。3着もサクセスブロッケンが入り、中央勢が上位を独占した。地方勢はフリオーソの5着が最高だった。
夕闇となった大井競馬場に、激しい火花が飛び散った。最後の直線。3番手から抜け出したカネヒキリに圧倒的1番人気のヴァーミリアンが襲いかかる。互いに譲らない。
長い闘病期間を味わったぶん、勝負に対する執念が強かったのか。わずか首差。激闘をしのぎきったのはカネヒキリだった。繰り出した末脚は、芝並みの35秒1。復活Vを飾ったジャパンCダートに続き、暮れの大一番でも、国内無敵を誇っていた王者を競り負かした。
「ヴァーミリアンとのマッチレースを待っていた。並んでから最後まで頑張るのはわかっていたから。今日はカネヒキリの方が上だった」ルメールは自らの会心の騎乗と、パートナーの頑張りを誇らし気に話した。
プレゼンターのアニマル浜口(左)、浜口京子さん(右から2人目)父娘に祝福されるルメール。右端は金子真人オーナー ジャパンCダートで、見事によみがえってから3週間。スタッフは入念なケアを施した。「脚元が心配なので、一戦一戦が勝負」角居調教師は、再度のGI奪取にゴーサインを出した。27日の中山競馬では、同じ腱再生手術を受けたフラムドパシオンが右前浅屈けん不全断裂を発症したばかり。不安がよぎりながらの観戦となったが「往年の力を出せる状態になってきた。強い姿を見せることができた」と笑顔をのぞかせた。
再び海外への期待が高まるが、陣営はあくまで慎重だ。海外ではスパイクをはいたり、環境の違う場所でのトレーニングを余儀なくされることから、新年も国内に専念する予定だ。当面の目標はフェブラリーS(2月22日、東京)。「体調はいいし、メンタル面も。来年もいいシーズンになる」とルメール。史上2位タイのダートG16勝馬が、国内完全制圧に乗出す。
[優勝馬メモ]
◆性齢 牡6歳の栗毛。6歳馬は今年行われた古馬ダートG16勝目(9戦)。
◆血統 父フジキセキ、母ライフアウトゼア(父デピュティミニスター)。
◆戦績 17戦10勝(うち地方4戦3勝、海外1戦0勝)。7日のJCダートに続く連勝でG16勝目。
◆総収得賞金 6億9162万4700円(うち地方2億450万円、海外3532万5700円)。
◆C・ルメール騎手(29) 国内G15勝目(うち地方2勝)。
◆角居勝彦調教(44) 今年のG15勝目。
◆馬主 金子真人ホールディングス(株)。馬名は「ハワイの雷の精」の意。
◆生産者 北海道安平町のノーザンファーム。
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武2着「やはり相手強い」…東京大賞典
ダート実力日本一を決める第54回東京大賞典・G1(2000メートル)は29日、大井競馬場で強豪10頭(地方5、JRA5)が覇を争った。終始、3番手を進んだカネヒキリ(ルメール)が猛追した武豊・ヴアlミリアンを首差しのいで優勝。ジャパンCダートに続き、G1・2連勝を飾った。
1番人気のヴァーミリアンは道中、4番手。一つ前を行くカネヒキリを徹底マークした。武豊が仕掛けたのは、3コーナー過ぎ。4コーナーも、抜群の手応えで回った。「ペースが速かったが、うまく対応した」ここまでは思惑どおりだ。
直線はカネヒキリと壮絶な叩き合い。だが、ゴール寸前で力尽きて首差2着。ジャパンCダート(岩田騎乗で3着)に続き、今度も軍配は最強のライバルにあがった。「負ければあの馬だとは思っていた。どちらも力は出し切ったけど、やはり相手は強い」武は、素直に勝者を称えた。レースを終え、引き揚げるスーパースターは、小さな声でポツリと言った。「最後を勝ちたかったが…」
右腕骨折から驚異の回復力で復帰。先週から“一鞍入魂”で臨んだが、朝日杯FSが3着(ブレイクランアウト)。今週もラジオNIKKEI杯2歳S2着(リーチザクラウン)、有馬記念8着(メイショウサムソン)。そして、また…。勝利の女神はこの日も微笑むことはなかった。
ゴールと同時にカネヒキリのルメールは歓喜のガッツポーズ。右は2着ヴァーミリアン また、ルメールだ、カネヒキリだ。ダート実力日本一を決める第54回東京大賞典・G1(2000メートル)は29日、大井競馬場で強豪10頭(地方5、JRA5)が覇を争った。終始、3番手を進んだカネヒキリ(ルメール)が猛追した武豊・ヴアlミリアンを首差しのいで優勝。ジャパンCダートに続き、GI2連勝を飾った。3着もサクセスブロッケンが入り、中央勢が上位を独占した。地方勢はフリオーソの5着が最高だった。
夕闇となった大井競馬場に、激しい火花が飛び散った。最後の直線。3番手から抜け出したカネヒキリに圧倒的1番人気のヴァーミリアンが襲いかかる。互いに譲らない。
長い闘病期間を味わったぶん、勝負に対する執念が強かったのか。わずか首差。激闘をしのぎきったのはカネヒキリだった。繰り出した末脚は、芝並みの35秒1。復活Vを飾ったジャパンCダートに続き、暮れの大一番でも、国内無敵を誇っていた王者を競り負かした。
「ヴァーミリアンとのマッチレースを待っていた。並んでから最後まで頑張るのはわかっていたから。今日はカネヒキリの方が上だった」ルメールは自らの会心の騎乗と、パートナーの頑張りを誇らし気に話した。
プレゼンターのアニマル浜口(左)、浜口京子さん(右から2人目)父娘に祝福されるルメール。右端は金子真人オーナー ジャパンCダートで、見事によみがえってから3週間。スタッフは入念なケアを施した。「脚元が心配なので、一戦一戦が勝負」角居調教師は、再度のGI奪取にゴーサインを出した。27日の中山競馬では、同じ腱再生手術を受けたフラムドパシオンが右前浅屈けん不全断裂を発症したばかり。不安がよぎりながらの観戦となったが「往年の力を出せる状態になってきた。強い姿を見せることができた」と笑顔をのぞかせた。
再び海外への期待が高まるが、陣営はあくまで慎重だ。海外ではスパイクをはいたり、環境の違う場所でのトレーニングを余儀なくされることから、新年も国内に専念する予定だ。当面の目標はフェブラリーS(2月22日、東京)。「体調はいいし、メンタル面も。来年もいいシーズンになる」とルメール。史上2位タイのダートG16勝馬が、国内完全制圧に乗出す。
[優勝馬メモ]
◆性齢 牡6歳の栗毛。6歳馬は今年行われた古馬ダートG16勝目(9戦)。
◆血統 父フジキセキ、母ライフアウトゼア(父デピュティミニスター)。
◆戦績 17戦10勝(うち地方4戦3勝、海外1戦0勝)。7日のJCダートに続く連勝でG16勝目。
◆総収得賞金 6億9162万4700円(うち地方2億450万円、海外3532万5700円)。
◆C・ルメール騎手(29) 国内G15勝目(うち地方2勝)。
◆角居勝彦調教(44) 今年のG15勝目。
◆馬主 金子真人ホールディングス(株)。馬名は「ハワイの雷の精」の意。
◆生産者 北海道安平町のノーザンファーム。
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武2着「やはり相手強い」…東京大賞典
ダート実力日本一を決める第54回東京大賞典・G1(2000メートル)は29日、大井競馬場で強豪10頭(地方5、JRA5)が覇を争った。終始、3番手を進んだカネヒキリ(ルメール)が猛追した武豊・ヴアlミリアンを首差しのいで優勝。ジャパンCダートに続き、G1・2連勝を飾った。
1番人気のヴァーミリアンは道中、4番手。一つ前を行くカネヒキリを徹底マークした。武豊が仕掛けたのは、3コーナー過ぎ。4コーナーも、抜群の手応えで回った。「ペースが速かったが、うまく対応した」ここまでは思惑どおりだ。
直線はカネヒキリと壮絶な叩き合い。だが、ゴール寸前で力尽きて首差2着。ジャパンCダート(岩田騎乗で3着)に続き、今度も軍配は最強のライバルにあがった。「負ければあの馬だとは思っていた。どちらも力は出し切ったけど、やはり相手は強い」武は、素直に勝者を称えた。レースを終え、引き揚げるスーパースターは、小さな声でポツリと言った。「最後を勝ちたかったが…」
右腕骨折から驚異の回復力で復帰。先週から“一鞍入魂”で臨んだが、朝日杯FSが3着(ブレイクランアウト)。今週もラジオNIKKEI杯2歳S2着(リーチザクラウン)、有馬記念8着(メイショウサムソン)。そして、また…。勝利の女神はこの日も微笑むことはなかった。
サンスポ
【東京大賞典】ヴァーミリアン無念の2着
2008.12.30 05:01
第54回東京大賞典(29日、大井10R、指定交流、GI(JPN)、サラ3歳以上、選定馬、定量、ダ右2000メートル、1着賞金8000万円)断然の1番人気に推されたヴァーミリアンは叩き合いに敗れての2着。「スローペースにも対応でき、直線でいったんは抜け出した。負けるならカネヒキリだと思っていたけど…。今年の最後を飾れなくて悔しいね」と武豊騎手は無念の表情。クビ差負けはしたが、7歳を迎える来年も、ダート界を牽引する存在であることは間違いない。
【東京大賞典】カネヒキリV ヴァーミリアンは2着 2008.12.29 16:37
東京大賞典 ヴァーミリアン(右)との叩き合いを制しGI6勝目を挙げたカネヒキリ(左)=29日、大井競馬場(撮影・今野顕)【フォト】 29日、大井競馬場で「第54回東京大賞典」(交流GI、ダ2000メートル)が行われ、JRA所属のカネヒキリ(牡6歳、栗東・角居勝彦厩舎)が1番人気ヴァーミリアンとの壮絶な叩き合いを制し、GI6勝目を挙げた。鞍上はC・ルメール騎手でタイムは2分4秒5(良)。
カネヒキリは、父フジキセキ、母ライフアウトゼア、母の父デピュティミニスター。GIは05年ジャパンダートダービー、05年ダービーグランプリ、05年ジャパンCダート、06年フェブラリーS、08年ジャパンCダートに続いて6勝目。
2着は連覇を狙った1番人気ヴァーミリアン(牡6歳、栗東・石坂正厩舎)、3着は3番人気サクセスブロッケン(牡3歳、栗東・藤原英昭厩舎)。
払戻金は単勝310円、枠複は(1)-(8)で200円、枠単は(8)-(1)で550円。馬複は(1)-(9)で200円、馬単は(9)-(1)で540円。3連複は(1)-(8)-(9)で280円、3連単は(9)-(1)-(8)で1450円。ワイドは(1)-(9)が130円、(8)-(9)は240円、(1)-(8)は180円。(レース結果は主催者発行のものと照合しご確認ください)
【東京大賞典】ユタカでヴァーミリアン舞う 2008.12.29 05:04
ジャパンCダートは不利があり度外視。主戦武豊の騎乗でヴァーミリアンが巻き返す=栗東トレセン【フォト】 〔本紙の狙い〕ダート王のヴァーミリアンが巻き返す。2年ぶりに国内での敗戦を喫した前走だが、1コーナーで他馬と接触する不利で位置取りが悪くなり、道中も外々を回るロスの多い競馬での3着。着差を考えれば勝ちに等しい内容だった。中間も順調な乗り込みを消化。状態も確実に上向いている。交流戦7戦7勝が示すように力の要る地方ダートに替わるのも歓迎。【9・3・0・1】と抜群の戦績を誇る主戦の武豊騎手に戻り復権を果たす。
スタートでトモを滑らせたJBCクラシックでクビ差の2着したサクセスブロッケンの潜在能力も高い。有力馬と斤量差が広がるのは有利で、巻き返しは十分に可能。前走で鮮やかな復活劇を遂げたカネヒキリの底力も相当で侮れぬ存在。
的場文騎乗が魅力で舞台もベストのボンネビルレコード、地方の雄フリオーソ、地力高いブルーコンコルドまで。
【東京大賞典】カトちゃんはヴァーミリアン
2008.12.29 05:03
マツリダゴッホは12着に撃沈。有馬記念は散々だったが、まだ今年の最後の勝負は終わっていない。東京大賞典で有馬でやられたぶんをしっかり取り返す。
◎ヴァーミリアンで堅い。JCダート(3着)は不覚をとったが、敗因は明白。道中不利を受けて位置取りが悪くなったところでペースが落ち着いてしまった。ロスがありながら、スムーズに経済コースを通ったカネヒキリとの差はわずかコンマ1秒。どちらが強いかは一目瞭然だろう。大井のダ2000メートルは2戦2勝(東京大賞典とJBCクラシック)。力のいるダートは得意で、10頭立てなら紛れが生じる可能性は低く、実力を存分に発揮できる。改めて、国内最強を証明する。
3連単(1)→(2)(7)(9)→(2)(7)(8)(9)(10)のフォーメーション12点で勝負だ。(加藤隆宏)
【東京大賞典】メンバー血統診断
2008.12.27 05:01
カネヒキリの父フジキセキは、デビュー4連勝で弥生賞を制し無敗のまま引退。ドリームパスポート(神戸新聞杯、菊花賞2着、ジャパンC2着)の例外はあるが、ダイタクリーヴァ(スプリングS、京都金杯2回)、タマモホットプレイ(スワンS)、ファイングレイン(高松宮記念)ら産駒は総じて芝のマイル以下の距離で活躍。そういう意味では、この馬のパワーは母の父デピュティミニスターから受け継いだものだろう。現役時代にカナダの年度代表馬に選出された同馬は、種牡馬としてもオーサムアゲイン(BCクラシック)、タッチゴールド(ベルモントS)ら多くのGI馬を輩出し、母の父としてもドバイワールドCを制したカーリンなどがいる。
配合的には適性距離はマイル前後だが、2000メートルのジャパンDD、ダービーG、ジャパンCダート(2100メートル)を制しているように、ダートではこの馬自身の持つ粘り強さで距離を克服している。大井の2000メートルは実績もあり、消耗戦になりそうもないメンバー構成も大きく味方しそうだ。
ヴァーミリアンは、3代母スカーレットインクから広がる牝系から、ダイワメジャー、ダイワスカーレットの兄妹に代表されるように、今、最も勢いがあると言っていい血脈の持ち主。母スカーレットレディからも、兄サカラート(父アフリート)は東海Sなどダート重賞4勝を挙げている。全体的に芝向きのイメージは強いのは、傑出した2頭がいるからだろう。ただ、ダイワメジャー自身も未勝利勝ちは中山のダート1800メートルで、2着を1.5秒ちぎっているように決して適性がないわけではない。
父エルコンドルパサーは、日本馬として初めて3歳でジャパンCを制し、4歳時は仏へ遠征。GIサンクルー大賞(2400メートル)、GIIフォア賞(2400メートル)を連勝し、続くGI凱旋門賞でもモンジューの2着した名馬。種牡馬としてもこの馬の他に、ソングオブウインド(菊花賞)、アロンダイト(ジャパンCダート)のGI馬を輩出している。母との配合でスプリンターからステイヤーまで幅広く出しているが、この馬の牝系を考えればベストはやはり中距離だろう。
サクセスブロッケンの父シンボリクリスエスは02年のダービー2着馬。ひと夏越して天皇賞・秋を制して、勢いそのままに有馬記念も制覇。4歳時にも天皇賞・秋、有馬記念を連覇した。ファーストクロップとなる現3歳世代からはこの馬の他に、ダンツキッスイ(アーリントンC)、ソーマジック(桜花賞3着)などが出ている。
母サクセスビューティはサンデーサイレンスの産駒でフィリーズレビュー(1400メートル)の勝ち馬。近親にはダートの短距離重賞で6勝を挙げたブロードアピールがおり牝系はスピード色濃いが、祖母の父があのデピュティミニスター。この馬も本質的にはスピードが身上も、カネヒキリ同様、粘り強さが備わっているようだ。ダートなら2000メートルまでは不安はない。
ボンネビルレコードの父アサティスは現役時代はGIジョッキークラブ大賞(2400メートル)など芝の長距離で活躍したが、産駒はメイショウテゾロ(シンザン記念)以外はウイングアロー(フェブラリーS、ジャパンCダート)、スマートボーイ(アンタレスS、平安S)とほとんどがダートでの活躍馬。若駒の時は気性の悪い馬が多く、どちらかと言えば古馬になって頭角を現すタイプだろう。この馬も初のGI制覇は5歳の帝王賞だった。牝系はこれといった馬が出ておらず、父の影響力が強いのだろう。実績通りダートの中距離がベスト。
フリオーソの4代母は仏GIガネー賞(芝2100メートル)を勝ち、凱旋門賞でも2着した名牝。父ブライアンズタイムは芝、ダートを問わず多くの活躍馬を出している。この配合なら芝でもと思えるが、中央で挑戦した2度の重賞で大敗しているのだからやはりダート馬なのだろう。母の父がミスプロで一本調子な面が強く出たのかも。いずれにしても先行力を生かすレースになるだろう。(血統取材班)
2008.12.30 05:01
第54回東京大賞典(29日、大井10R、指定交流、GI(JPN)、サラ3歳以上、選定馬、定量、ダ右2000メートル、1着賞金8000万円)断然の1番人気に推されたヴァーミリアンは叩き合いに敗れての2着。「スローペースにも対応でき、直線でいったんは抜け出した。負けるならカネヒキリだと思っていたけど…。今年の最後を飾れなくて悔しいね」と武豊騎手は無念の表情。クビ差負けはしたが、7歳を迎える来年も、ダート界を牽引する存在であることは間違いない。
【東京大賞典】カネヒキリV ヴァーミリアンは2着 2008.12.29 16:37
東京大賞典 ヴァーミリアン(右)との叩き合いを制しGI6勝目を挙げたカネヒキリ(左)=29日、大井競馬場(撮影・今野顕)【フォト】 29日、大井競馬場で「第54回東京大賞典」(交流GI、ダ2000メートル)が行われ、JRA所属のカネヒキリ(牡6歳、栗東・角居勝彦厩舎)が1番人気ヴァーミリアンとの壮絶な叩き合いを制し、GI6勝目を挙げた。鞍上はC・ルメール騎手でタイムは2分4秒5(良)。
カネヒキリは、父フジキセキ、母ライフアウトゼア、母の父デピュティミニスター。GIは05年ジャパンダートダービー、05年ダービーグランプリ、05年ジャパンCダート、06年フェブラリーS、08年ジャパンCダートに続いて6勝目。
2着は連覇を狙った1番人気ヴァーミリアン(牡6歳、栗東・石坂正厩舎)、3着は3番人気サクセスブロッケン(牡3歳、栗東・藤原英昭厩舎)。
払戻金は単勝310円、枠複は(1)-(8)で200円、枠単は(8)-(1)で550円。馬複は(1)-(9)で200円、馬単は(9)-(1)で540円。3連複は(1)-(8)-(9)で280円、3連単は(9)-(1)-(8)で1450円。ワイドは(1)-(9)が130円、(8)-(9)は240円、(1)-(8)は180円。(レース結果は主催者発行のものと照合しご確認ください)
【東京大賞典】ユタカでヴァーミリアン舞う 2008.12.29 05:04
ジャパンCダートは不利があり度外視。主戦武豊の騎乗でヴァーミリアンが巻き返す=栗東トレセン【フォト】 〔本紙の狙い〕ダート王のヴァーミリアンが巻き返す。2年ぶりに国内での敗戦を喫した前走だが、1コーナーで他馬と接触する不利で位置取りが悪くなり、道中も外々を回るロスの多い競馬での3着。着差を考えれば勝ちに等しい内容だった。中間も順調な乗り込みを消化。状態も確実に上向いている。交流戦7戦7勝が示すように力の要る地方ダートに替わるのも歓迎。【9・3・0・1】と抜群の戦績を誇る主戦の武豊騎手に戻り復権を果たす。
スタートでトモを滑らせたJBCクラシックでクビ差の2着したサクセスブロッケンの潜在能力も高い。有力馬と斤量差が広がるのは有利で、巻き返しは十分に可能。前走で鮮やかな復活劇を遂げたカネヒキリの底力も相当で侮れぬ存在。
的場文騎乗が魅力で舞台もベストのボンネビルレコード、地方の雄フリオーソ、地力高いブルーコンコルドまで。
【東京大賞典】カトちゃんはヴァーミリアン
2008.12.29 05:03
マツリダゴッホは12着に撃沈。有馬記念は散々だったが、まだ今年の最後の勝負は終わっていない。東京大賞典で有馬でやられたぶんをしっかり取り返す。
◎ヴァーミリアンで堅い。JCダート(3着)は不覚をとったが、敗因は明白。道中不利を受けて位置取りが悪くなったところでペースが落ち着いてしまった。ロスがありながら、スムーズに経済コースを通ったカネヒキリとの差はわずかコンマ1秒。どちらが強いかは一目瞭然だろう。大井のダ2000メートルは2戦2勝(東京大賞典とJBCクラシック)。力のいるダートは得意で、10頭立てなら紛れが生じる可能性は低く、実力を存分に発揮できる。改めて、国内最強を証明する。
3連単(1)→(2)(7)(9)→(2)(7)(8)(9)(10)のフォーメーション12点で勝負だ。(加藤隆宏)
【東京大賞典】メンバー血統診断
2008.12.27 05:01
カネヒキリの父フジキセキは、デビュー4連勝で弥生賞を制し無敗のまま引退。ドリームパスポート(神戸新聞杯、菊花賞2着、ジャパンC2着)の例外はあるが、ダイタクリーヴァ(スプリングS、京都金杯2回)、タマモホットプレイ(スワンS)、ファイングレイン(高松宮記念)ら産駒は総じて芝のマイル以下の距離で活躍。そういう意味では、この馬のパワーは母の父デピュティミニスターから受け継いだものだろう。現役時代にカナダの年度代表馬に選出された同馬は、種牡馬としてもオーサムアゲイン(BCクラシック)、タッチゴールド(ベルモントS)ら多くのGI馬を輩出し、母の父としてもドバイワールドCを制したカーリンなどがいる。
配合的には適性距離はマイル前後だが、2000メートルのジャパンDD、ダービーG、ジャパンCダート(2100メートル)を制しているように、ダートではこの馬自身の持つ粘り強さで距離を克服している。大井の2000メートルは実績もあり、消耗戦になりそうもないメンバー構成も大きく味方しそうだ。
ヴァーミリアンは、3代母スカーレットインクから広がる牝系から、ダイワメジャー、ダイワスカーレットの兄妹に代表されるように、今、最も勢いがあると言っていい血脈の持ち主。母スカーレットレディからも、兄サカラート(父アフリート)は東海Sなどダート重賞4勝を挙げている。全体的に芝向きのイメージは強いのは、傑出した2頭がいるからだろう。ただ、ダイワメジャー自身も未勝利勝ちは中山のダート1800メートルで、2着を1.5秒ちぎっているように決して適性がないわけではない。
父エルコンドルパサーは、日本馬として初めて3歳でジャパンCを制し、4歳時は仏へ遠征。GIサンクルー大賞(2400メートル)、GIIフォア賞(2400メートル)を連勝し、続くGI凱旋門賞でもモンジューの2着した名馬。種牡馬としてもこの馬の他に、ソングオブウインド(菊花賞)、アロンダイト(ジャパンCダート)のGI馬を輩出している。母との配合でスプリンターからステイヤーまで幅広く出しているが、この馬の牝系を考えればベストはやはり中距離だろう。
サクセスブロッケンの父シンボリクリスエスは02年のダービー2着馬。ひと夏越して天皇賞・秋を制して、勢いそのままに有馬記念も制覇。4歳時にも天皇賞・秋、有馬記念を連覇した。ファーストクロップとなる現3歳世代からはこの馬の他に、ダンツキッスイ(アーリントンC)、ソーマジック(桜花賞3着)などが出ている。
母サクセスビューティはサンデーサイレンスの産駒でフィリーズレビュー(1400メートル)の勝ち馬。近親にはダートの短距離重賞で6勝を挙げたブロードアピールがおり牝系はスピード色濃いが、祖母の父があのデピュティミニスター。この馬も本質的にはスピードが身上も、カネヒキリ同様、粘り強さが備わっているようだ。ダートなら2000メートルまでは不安はない。
ボンネビルレコードの父アサティスは現役時代はGIジョッキークラブ大賞(2400メートル)など芝の長距離で活躍したが、産駒はメイショウテゾロ(シンザン記念)以外はウイングアロー(フェブラリーS、ジャパンCダート)、スマートボーイ(アンタレスS、平安S)とほとんどがダートでの活躍馬。若駒の時は気性の悪い馬が多く、どちらかと言えば古馬になって頭角を現すタイプだろう。この馬も初のGI制覇は5歳の帝王賞だった。牝系はこれといった馬が出ておらず、父の影響力が強いのだろう。実績通りダートの中距離がベスト。
フリオーソの4代母は仏GIガネー賞(芝2100メートル)を勝ち、凱旋門賞でも2着した名牝。父ブライアンズタイムは芝、ダートを問わず多くの活躍馬を出している。この配合なら芝でもと思えるが、中央で挑戦した2度の重賞で大敗しているのだからやはりダート馬なのだろう。母の父がミスプロで一本調子な面が強く出たのかも。いずれにしても先行力を生かすレースになるだろう。(血統取材班)
スポニチ
武ヴァーミリアン「残念です」/東京大賞典
単勝1・6倍の1番人気に支持された昨年の覇者ヴァーミリアンは2着惜敗、史上2度目の連覇とJCダート3着の雪辱はならなかった。道中は5番手の内を追走し、3番手カネヒキリを見る形。最後は外に出して懸命に猛追したが、首差及ばなかった。武豊は「惜しい。いったんとらえたんですけどね…。相手も強かった。大井であんな上がり(タイム)は見たことがない。残念としか言いようがないです」と肩を落とした。
[ 2008年12月30日 ]
王者VS王者 軍配は再びカネヒキリ!!/東京大賞典
<東京大賞典>ヴァーミリアン(中1番)との競り合いを制したカネヒキリ(左9番)騎乗のルメールが勝利を確信し右手を掲げる
Photo By スポニチ
ダート最強馬を決める年末恒例の大一番「第54回東京大賞典」が29日、大井競馬場で行われ、2番人気カネヒキリ(牡6=角居)が勝利。JCダートに続くG1連勝で、完全復活を印象づけた。1番人気ヴァーミリアン(牡6=石坂)が2着に入ったほか、4着までを中央勢が占めた。
カネヒキリが壮絶なマッチレースを制した。残り2F過ぎにサクセスブロッケンが脱落し、あとはヴァーミリアンとの一騎打ち。外からいったん並ばれたが、ルメールの左ムチに応えて再びグイッと伸びた。
外国人騎手として初めて東京大賞典を制したルメールは「並んでから最後まで頑張るのは分かっていたし、カネヒキリの方が上だったね」と満足げ。角居師も「(管理する)ウオッカを有馬記念に出せずに責任を感じていたが、東京大賞典で頑張りました」と胸を張った。
上がり3F35秒4。ボンネビルレコードに騎乗した地元の大ベテラン、的場文が「大井であんな上がりは考えられない」と、あきれられるほどレベルの高い一戦を制し、実力をあらためて証明した。屈腱炎で2年4カ月の休養を強いられたが、復帰2戦目のジャパンCダートで復活を遂げると、一気にG1を連勝。それも休養中にダート最強馬の名をほしいままにしていた“同期”のヴァーミリアンを連破した。これでダートG1通算6勝目。ブルーコンコルドの最多勝記録(7勝)にも王手をかけた。
脚元に不安のある馬だけに、来年は海外遠征はせず、国内に専念する予定。角居師は「フェブラリーSに向かっていくことになるのかな」と慎重にプランを口にしたが、ルメールは「タイトルを守りに、また大井に来たい」と早くも連覇を視野に入れた。年末に完全復活を遂げた“ダートのディープインパクト”は来年、国内のダートG1を総ナメにするつもりだ。
▼カネヒキリ 父フジキセキ 母ライフアウトゼア(母の父デピュティミニスター)牡6歳 栗東・角居勝彦厩舎所属 馬主・金子真人ホールディングス 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績17戦10勝(南関東3戦2勝)総獲得賞金6億9162万4700円。
[ 2008年12月30日 ]
ヴァーミリアン一度はとらえたが…/東京大賞典
<東京大賞典>カネヒキリ(左)に猛然と迫った2着のヴァーミリアン(中)だったが…(右は3着サクセスブロッケン)
Photo By 共同
単勝1・6倍の圧倒的支持を集めたヴァーミリアン。王者復権のために負けられない一戦だったが、またしても同期のカネヒキリに苦杯を喫した。メンバー最速の上がり3F35秒0を繰り出したがクビ差競り負け。武豊は「直線で一度つかまえたんだけど…。残念です」と悔しそうに語った。
完全復活!カネヒキリ壮絶叩き合い制す/東京大賞典
ルメール「一騎討ち望んでいた」/東京大賞典
[ 2008年12月29日 18:30 ]
ルメール「一騎討ち望んでいた」/東京大賞典
<東京大賞典>ファンの声援に応えるルメール
Photo By 共同
2年4カ月ぶりの眠りから覚めJCダートを制したカネヒキリが、東京大賞典でもライバル、ヴァーミリアンを退けG1・6勝目を挙げた。
2頭の一騎討ちとなった直線の攻防はデッドヒート。だが、「マッチレースになるのを待っていた」という鞍上・ルメールにとってはこの展開も織り込み済み。「カネヒキリが最後まがんばるのはわかっていた」。言葉通り、残り100メートルで宿敵を半馬身突き放した。最後はクビ差まで差し返されながら押し切ってみせた。
「来年も大井でタイトルを守りたい」とルメール。脚元に不安を抱えながらも完全復活を遂げた“ダート版ディープインパクト”は来年も頂点を譲る気はなさそうだ。
[ 2008年12月29日 17:46 ]
有馬の波乱から一転 東京大賞典は平穏決着
<東京大賞典>カネヒキリとルメール(右)
Photo By 共同
28日に行われた有馬記念とは一転、東京大賞典はカネヒキリ、ヴァーミリアン、サクセスブロッケンが人気通りの走りでゴールした。2、1、3番人気の順にゴールし、馬連(1)―(9)200円、馬単(9)―(1)540円、3連複(1)―(8)―(9)280円、3連単(9)―(1)―(8)1450円と平穏決着だった。
[ 2008年12月29日 17:22 ]
完全復活!カネヒキリ壮絶叩き合い制す/東京大賞典
<東京大賞典>壮絶な叩き合いを制したカネヒキリ(左)
Photo By 共同
ダート版グランプリ「第54回東京大賞典」(2000メートル、10頭)が29日、大井競馬場で行われ、C・ルメール騎手が騎乗した2番人気カネヒキリ(牡6、栗東・角居勝彦厩舎)がヴァーミリアンとの壮絶な叩き合いをクビ差制し優勝した。JCダートに続くダートの国内最高峰レースに勝利して完全復活を印象づけた。勝ちタイムは2分4秒5。3着にサクセスブロッケンが入り、人気の中央勢が表彰台を独占。28日に行われた有馬記念とは一転、馬連(1)―(9)200円、馬単(9)―(1)540円、3連複(1)―(8)―(9)280円、3連単(9)―(1)―(8)1450円と堅い決着だった。
カネヒキリは道中3番手、昨年の覇者ヴァーミリアンがそれを見ながら追走する展開。ほぼ2頭同時に仕掛けられ抜群の手応えで4角を回ると、先に直線抜け出したサクセスブロッケンをあっという間にかわし一騎討ちへ。ルメールと武豊の名手2人によるムチの応酬。両雄は鞍上のゲキに応えるように鋭く末脚を伸ばしゴールへ向かう。意地と意地のぶつかり合い。最後はクビ差だけカネヒキリが前に出てフィニッシュした。見ごたえのある攻防に場内から惜しみない拍手が送られた。
[ 2008年12月29日 16:46 ]
池ちゃん ヴァーミリアン連覇濃厚/東京大賞典
<東京大賞典>本社・池田が本命に推したヴァーミリアン
Photo By スポニチ
ダート版グランプリ「第54回東京大賞典」が29日、大井競馬場で行われる。砂の日本一を目指すのはG1馬6頭を含む中央、地方の精鋭10頭。公営南関東の本社予想担当、池田裕文記者は同レース連覇を目指すヴァーミリアンを自信の本命に推した。
ダイワスカーレットが有馬記念の1番人気に応えて今年の中央競馬は全日程を終えたが、地方競馬のG1レースは29日ゲートインする東京大賞典がフィナーレ。ダートのグランプリも前売り1番人気の(1)ヴァーミリアンが締めくくる。
国内のダートG1連勝が6でストップしたJCダート(3着)は序盤の不利で11番手から外々を回る競馬。位置取り、コース取りを考えれば、勝ったカネヒキリから頭、首差なら王者の評価を下げる必要はない。昨年の東京大賞典や前々走のJBCクラシックのように周囲の様子をうかがいつつ、好位から地力の違いで抜け出す横綱相撲が本来の姿。今回はサクセスブロッケン陣営が控える戦法を明言しており、フリオーソの単騎逃げが濃厚。これを目標に必勝パターンがサク裂する。芝を含め国内では12戦9勝、2着3回と抜群の相性を誇る武豊が再び手綱を取るのも心強い。
地方遠征の実績はパーフェクト。05年11月からG2・3勝、G1・4勝と7戦全勝。船橋、川崎、そして大井。取材に行くたびに、その圧倒的な強さを見せつけられてきた。石坂調教師が「前走後はここを目標に調教を再開し、厳しい競馬をしたストレスもなく、順調にきている。追い切りの動きも力強かった。昨年と同じぐらいの出来で臨める」と言うように状態面にも不安はない。アジュディミツオー(04、05年)以来史上2頭目の東京大賞典連覇が濃厚だ。
先行して容易にはバテないフリオーソが地の利もあり対抗。的場文ボンネビルレコード、JCダートで復活したカネヒキリも押さえて、3連単は(1)(7)(2)、(1)(7)(9)を本線に別掲の8点で勝負する。(池田 裕文)
[ 2008年12月29日 08:05 ]
本社予想 絶対の武豊ヴァーミリアン/東京大賞典
ヴァーミリアン
Photo By スポニチ
【東京大賞典=軸馬信頼】(1)ヴァーミリアンで堅い。JCダート3着で、一昨年12月から続いた国内連勝は「7」でストップしたが、序盤の不利が響いたもので敗因は明確。力負けではないだけに、10頭立ての大井10Fで相性【9300】の武豊騎乗とあれば◎だ。逆転があれば地方No・1のフリオーソ。南関でのダートグレード連対率100%の実績はダテではない。的場文ボンネビルレコードに要注意。
◆東京大賞典枠順(大井29日=16時30分発送)
(1)◎ヴァーミリアン
(2)▲ボンネビルレコード
(3) ブルーホーク
(4) コンテ
(5) コンバットキック
(6) クレイアートビュン
(7)○フリオーソ
(8) サクセスブロッケン
(9)☆カネヒキリ
(10) ブルーコンコルド
※予想の印は本社・池田裕文
▼池田・馬単の目=(1)=(7)、(1)―(2)、(1)―(9)
[ 2008年12月28日 07:38 ]
単勝1・6倍の1番人気に支持された昨年の覇者ヴァーミリアンは2着惜敗、史上2度目の連覇とJCダート3着の雪辱はならなかった。道中は5番手の内を追走し、3番手カネヒキリを見る形。最後は外に出して懸命に猛追したが、首差及ばなかった。武豊は「惜しい。いったんとらえたんですけどね…。相手も強かった。大井であんな上がり(タイム)は見たことがない。残念としか言いようがないです」と肩を落とした。
[ 2008年12月30日 ]
王者VS王者 軍配は再びカネヒキリ!!/東京大賞典
<東京大賞典>ヴァーミリアン(中1番)との競り合いを制したカネヒキリ(左9番)騎乗のルメールが勝利を確信し右手を掲げる
Photo By スポニチ
ダート最強馬を決める年末恒例の大一番「第54回東京大賞典」が29日、大井競馬場で行われ、2番人気カネヒキリ(牡6=角居)が勝利。JCダートに続くG1連勝で、完全復活を印象づけた。1番人気ヴァーミリアン(牡6=石坂)が2着に入ったほか、4着までを中央勢が占めた。
カネヒキリが壮絶なマッチレースを制した。残り2F過ぎにサクセスブロッケンが脱落し、あとはヴァーミリアンとの一騎打ち。外からいったん並ばれたが、ルメールの左ムチに応えて再びグイッと伸びた。
外国人騎手として初めて東京大賞典を制したルメールは「並んでから最後まで頑張るのは分かっていたし、カネヒキリの方が上だったね」と満足げ。角居師も「(管理する)ウオッカを有馬記念に出せずに責任を感じていたが、東京大賞典で頑張りました」と胸を張った。
上がり3F35秒4。ボンネビルレコードに騎乗した地元の大ベテラン、的場文が「大井であんな上がりは考えられない」と、あきれられるほどレベルの高い一戦を制し、実力をあらためて証明した。屈腱炎で2年4カ月の休養を強いられたが、復帰2戦目のジャパンCダートで復活を遂げると、一気にG1を連勝。それも休養中にダート最強馬の名をほしいままにしていた“同期”のヴァーミリアンを連破した。これでダートG1通算6勝目。ブルーコンコルドの最多勝記録(7勝)にも王手をかけた。
脚元に不安のある馬だけに、来年は海外遠征はせず、国内に専念する予定。角居師は「フェブラリーSに向かっていくことになるのかな」と慎重にプランを口にしたが、ルメールは「タイトルを守りに、また大井に来たい」と早くも連覇を視野に入れた。年末に完全復活を遂げた“ダートのディープインパクト”は来年、国内のダートG1を総ナメにするつもりだ。
▼カネヒキリ 父フジキセキ 母ライフアウトゼア(母の父デピュティミニスター)牡6歳 栗東・角居勝彦厩舎所属 馬主・金子真人ホールディングス 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績17戦10勝(南関東3戦2勝)総獲得賞金6億9162万4700円。
[ 2008年12月30日 ]
ヴァーミリアン一度はとらえたが…/東京大賞典
<東京大賞典>カネヒキリ(左)に猛然と迫った2着のヴァーミリアン(中)だったが…(右は3着サクセスブロッケン)
Photo By 共同
単勝1・6倍の圧倒的支持を集めたヴァーミリアン。王者復権のために負けられない一戦だったが、またしても同期のカネヒキリに苦杯を喫した。メンバー最速の上がり3F35秒0を繰り出したがクビ差競り負け。武豊は「直線で一度つかまえたんだけど…。残念です」と悔しそうに語った。
完全復活!カネヒキリ壮絶叩き合い制す/東京大賞典
ルメール「一騎討ち望んでいた」/東京大賞典
[ 2008年12月29日 18:30 ]
ルメール「一騎討ち望んでいた」/東京大賞典
<東京大賞典>ファンの声援に応えるルメール
Photo By 共同
2年4カ月ぶりの眠りから覚めJCダートを制したカネヒキリが、東京大賞典でもライバル、ヴァーミリアンを退けG1・6勝目を挙げた。
2頭の一騎討ちとなった直線の攻防はデッドヒート。だが、「マッチレースになるのを待っていた」という鞍上・ルメールにとってはこの展開も織り込み済み。「カネヒキリが最後まがんばるのはわかっていた」。言葉通り、残り100メートルで宿敵を半馬身突き放した。最後はクビ差まで差し返されながら押し切ってみせた。
「来年も大井でタイトルを守りたい」とルメール。脚元に不安を抱えながらも完全復活を遂げた“ダート版ディープインパクト”は来年も頂点を譲る気はなさそうだ。
[ 2008年12月29日 17:46 ]
有馬の波乱から一転 東京大賞典は平穏決着
<東京大賞典>カネヒキリとルメール(右)
Photo By 共同
28日に行われた有馬記念とは一転、東京大賞典はカネヒキリ、ヴァーミリアン、サクセスブロッケンが人気通りの走りでゴールした。2、1、3番人気の順にゴールし、馬連(1)―(9)200円、馬単(9)―(1)540円、3連複(1)―(8)―(9)280円、3連単(9)―(1)―(8)1450円と平穏決着だった。
[ 2008年12月29日 17:22 ]
完全復活!カネヒキリ壮絶叩き合い制す/東京大賞典
<東京大賞典>壮絶な叩き合いを制したカネヒキリ(左)
Photo By 共同
ダート版グランプリ「第54回東京大賞典」(2000メートル、10頭)が29日、大井競馬場で行われ、C・ルメール騎手が騎乗した2番人気カネヒキリ(牡6、栗東・角居勝彦厩舎)がヴァーミリアンとの壮絶な叩き合いをクビ差制し優勝した。JCダートに続くダートの国内最高峰レースに勝利して完全復活を印象づけた。勝ちタイムは2分4秒5。3着にサクセスブロッケンが入り、人気の中央勢が表彰台を独占。28日に行われた有馬記念とは一転、馬連(1)―(9)200円、馬単(9)―(1)540円、3連複(1)―(8)―(9)280円、3連単(9)―(1)―(8)1450円と堅い決着だった。
カネヒキリは道中3番手、昨年の覇者ヴァーミリアンがそれを見ながら追走する展開。ほぼ2頭同時に仕掛けられ抜群の手応えで4角を回ると、先に直線抜け出したサクセスブロッケンをあっという間にかわし一騎討ちへ。ルメールと武豊の名手2人によるムチの応酬。両雄は鞍上のゲキに応えるように鋭く末脚を伸ばしゴールへ向かう。意地と意地のぶつかり合い。最後はクビ差だけカネヒキリが前に出てフィニッシュした。見ごたえのある攻防に場内から惜しみない拍手が送られた。
[ 2008年12月29日 16:46 ]
池ちゃん ヴァーミリアン連覇濃厚/東京大賞典
<東京大賞典>本社・池田が本命に推したヴァーミリアン
Photo By スポニチ
ダート版グランプリ「第54回東京大賞典」が29日、大井競馬場で行われる。砂の日本一を目指すのはG1馬6頭を含む中央、地方の精鋭10頭。公営南関東の本社予想担当、池田裕文記者は同レース連覇を目指すヴァーミリアンを自信の本命に推した。
ダイワスカーレットが有馬記念の1番人気に応えて今年の中央競馬は全日程を終えたが、地方競馬のG1レースは29日ゲートインする東京大賞典がフィナーレ。ダートのグランプリも前売り1番人気の(1)ヴァーミリアンが締めくくる。
国内のダートG1連勝が6でストップしたJCダート(3着)は序盤の不利で11番手から外々を回る競馬。位置取り、コース取りを考えれば、勝ったカネヒキリから頭、首差なら王者の評価を下げる必要はない。昨年の東京大賞典や前々走のJBCクラシックのように周囲の様子をうかがいつつ、好位から地力の違いで抜け出す横綱相撲が本来の姿。今回はサクセスブロッケン陣営が控える戦法を明言しており、フリオーソの単騎逃げが濃厚。これを目標に必勝パターンがサク裂する。芝を含め国内では12戦9勝、2着3回と抜群の相性を誇る武豊が再び手綱を取るのも心強い。
地方遠征の実績はパーフェクト。05年11月からG2・3勝、G1・4勝と7戦全勝。船橋、川崎、そして大井。取材に行くたびに、その圧倒的な強さを見せつけられてきた。石坂調教師が「前走後はここを目標に調教を再開し、厳しい競馬をしたストレスもなく、順調にきている。追い切りの動きも力強かった。昨年と同じぐらいの出来で臨める」と言うように状態面にも不安はない。アジュディミツオー(04、05年)以来史上2頭目の東京大賞典連覇が濃厚だ。
先行して容易にはバテないフリオーソが地の利もあり対抗。的場文ボンネビルレコード、JCダートで復活したカネヒキリも押さえて、3連単は(1)(7)(2)、(1)(7)(9)を本線に別掲の8点で勝負する。(池田 裕文)
[ 2008年12月29日 08:05 ]
本社予想 絶対の武豊ヴァーミリアン/東京大賞典
ヴァーミリアン
Photo By スポニチ
【東京大賞典=軸馬信頼】(1)ヴァーミリアンで堅い。JCダート3着で、一昨年12月から続いた国内連勝は「7」でストップしたが、序盤の不利が響いたもので敗因は明確。力負けではないだけに、10頭立ての大井10Fで相性【9300】の武豊騎乗とあれば◎だ。逆転があれば地方No・1のフリオーソ。南関でのダートグレード連対率100%の実績はダテではない。的場文ボンネビルレコードに要注意。
◆東京大賞典枠順(大井29日=16時30分発送)
(1)◎ヴァーミリアン
(2)▲ボンネビルレコード
(3) ブルーホーク
(4) コンテ
(5) コンバットキック
(6) クレイアートビュン
(7)○フリオーソ
(8) サクセスブロッケン
(9)☆カネヒキリ
(10) ブルーコンコルド
※予想の印は本社・池田裕文
▼池田・馬単の目=(1)=(7)、(1)―(2)、(1)―(9)
[ 2008年12月28日 07:38 ]
2008年12月26日金曜日
もよすえ
確定
【東京大賞典】ヴァーミリアン連覇決める
2008.12.26 05:06
ダート競馬の総決算『第54回東京大賞典』の枠順が別掲のように確定した。10頭立てと例年と比べると頭数こそ少ないが、GIウイナー6頭が顔をそろえ、そのタイトル数は実に24。有馬記念が終わってもまだまだ熱い戦いが続く。なお馬券は28日に、大井、川崎、浦和競馬場、オフト後楽園・汐留・大郷・ひたちなかで前日発売される。
2年ぶりに味わった日本での敗戦。JCダートで3着に敗れたヴァーミリアンが、東京大賞典連覇へ最終追い切りを行った。今週はやや時計のかかっている栗東坂路コースで、4ハロン54秒5-40秒0-14秒0を一杯に追われてマーク。久保調教助手は「今日は馬場が悪かったし、馬もそれを分かっているので、いつもより加減しました。もうひと踏ん張りすれば、(4ハロン)53秒台は出ていたと思いますし、馬場を考えるとちょうどいい時計だったと思います」と納得のいく最終追い切りであったことをアピールする。
前走のJCダートは1コーナーで他馬と接触し、位置取りが悪くなった。早めに動いていった分、ラストは少し甘くなったが、カネヒキリとの着差は僅か(コンマ1秒)だった。「前走は不利がなければ勝っていた。馬は元気だし、広い大井コースに替わるのもいい。今回は巻き返しますよ」と久保助手。今年最後のGIでなんとか復権を果たし、最優秀ダートホースの座を東京大賞典連覇で確定させたい。
【東京大賞典】ヴァーミリアン連覇へ最内1番
2008.12.25 13:23
ダート競馬年末の風物詩、東京大賞典(29日、大井10R、交流GI、ダ2000メートル)の枠順が25日、確定した。
前走のGIジャパンカップダートで復活Vを遂げたカネヒキリは8枠9番。そのJCダートで3着に敗れ、国内GI7連勝はならなかったヴァーミリアン。骨折から復帰した主戦の武豊騎手に手綱が戻ってこのレース連覇を目指す同馬は最内の1枠1番に入った。
内田博幸騎手に乗り替わった3歳馬、サクセスブロッケンは7枠8番、船橋所属のフリオーソは7枠7番、古豪ブルーコンコルドは大外、8枠10番と決まった。
ヴァーミリアン坂路で54秒5…東京大賞典追い切り ◆東京大賞典追い切り(25日) ダート日本一を決める東京大賞典(29日、大井)に向けて、ヴァーミリアンは坂路で4ハロン54秒5―14秒0。けいこ駆けしないタイプなので、これで十分だ。「最後の1ハロンは馬場が重かったぶん。未勝利並みの時計しか出なくても、競馬ではきっちり走ってくれる。できれば外枠がほしかったが…」1番枠も久保助手はジャパンCダート3着から巻き返しを狙っていた。(栗東)
カネヒキリ反動なく13秒4/東京大賞典
<東京大賞典:追い切り>
東京大賞典(統一G1、ダート2000メートル、29日=大井)の追い切りが25日に行われ、JCダートを勝ったカネヒキリ(牡6、栗東・角居)は坂路で52秒7、ラスト1ハロン13秒4をマークした。前走の反動もなくパワフルな脚どりで好調をキープ。清山助手は「脚元は大丈夫。今回は休み明け3戦目でもっと動けると思う」と好感触だった。JCダート3着のヴァーミリアン(牡6、栗東・石坂)も坂路追い。4ハロン54秒5、ラスト1ハロン14秒0。相変わらず調教駆けしないが力強い走りだった。石坂師は「前走は不利があったが馬にストレスもない。いい出来で臨める」と語った。サクセスブロッケン(牡3、栗東・藤原英)は6ハロン83秒4、ラスト1ハロン11秒6。併せ馬でいっぱいに追われ、大きく先着。騎乗した内田騎手は「陣営がきっちり仕上げてくれている」と笑顔を見せていた。
【東京大賞典】逆転だ!ヴァーミリアン 坂路でハードに追い切られたヴァーミリアン 「東京大賞典・交流G1」(29日、大井)
ヴァーミリアンは栗東坂路で力強いフットワーク。逆転に燃える。
◇ ◇
前走のJCダートで3着に敗れ、国内G1の連勝が6でストップしたヴァーミリアン。ここで再度、負けることは許されない。連覇の懸かる東京大賞典は、最強の座を奪い返すための戦いでもある。
最終追いは栗東坂路。時計のかかる馬場状態だったが、フットワークが大きく乱れることもなく駆け上がった。4F54秒0-40秒0-14秒0と例によって数字は平凡だが、石坂師の表情は明るい。「前走は致命的な不利が2回あった。まともに走れない競馬でストレスが心配だった。でも変わらず元気で、きょうの動きも力強い。去年と同じいい出来で臨めるよ」。懸念された敗戦によるショックはなし。心身ともに高いレベルで安定している。
「この馬には計り知れない強さがある。自分で感心するほど。厩舎でも集団調教でもこの馬の持つ雰囲気は違うんだ」。間近で接し、格の違いを感じ取っているからこそ、常に最強であるべきとの思いを陣営は持っている。「状態はいい。普通に回ってくれば結果をついてくると思っている」とプライドを前面に押し出したトレーナー。鞍上に武豊を迎え、再び頂点に立つ瞬間を待つ。
王者復権なるか?
頑張れ。
2008.12.26 05:06
ダート競馬の総決算『第54回東京大賞典』の枠順が別掲のように確定した。10頭立てと例年と比べると頭数こそ少ないが、GIウイナー6頭が顔をそろえ、そのタイトル数は実に24。有馬記念が終わってもまだまだ熱い戦いが続く。なお馬券は28日に、大井、川崎、浦和競馬場、オフト後楽園・汐留・大郷・ひたちなかで前日発売される。
2年ぶりに味わった日本での敗戦。JCダートで3着に敗れたヴァーミリアンが、東京大賞典連覇へ最終追い切りを行った。今週はやや時計のかかっている栗東坂路コースで、4ハロン54秒5-40秒0-14秒0を一杯に追われてマーク。久保調教助手は「今日は馬場が悪かったし、馬もそれを分かっているので、いつもより加減しました。もうひと踏ん張りすれば、(4ハロン)53秒台は出ていたと思いますし、馬場を考えるとちょうどいい時計だったと思います」と納得のいく最終追い切りであったことをアピールする。
前走のJCダートは1コーナーで他馬と接触し、位置取りが悪くなった。早めに動いていった分、ラストは少し甘くなったが、カネヒキリとの着差は僅か(コンマ1秒)だった。「前走は不利がなければ勝っていた。馬は元気だし、広い大井コースに替わるのもいい。今回は巻き返しますよ」と久保助手。今年最後のGIでなんとか復権を果たし、最優秀ダートホースの座を東京大賞典連覇で確定させたい。
【東京大賞典】ヴァーミリアン連覇へ最内1番
2008.12.25 13:23
ダート競馬年末の風物詩、東京大賞典(29日、大井10R、交流GI、ダ2000メートル)の枠順が25日、確定した。
前走のGIジャパンカップダートで復活Vを遂げたカネヒキリは8枠9番。そのJCダートで3着に敗れ、国内GI7連勝はならなかったヴァーミリアン。骨折から復帰した主戦の武豊騎手に手綱が戻ってこのレース連覇を目指す同馬は最内の1枠1番に入った。
内田博幸騎手に乗り替わった3歳馬、サクセスブロッケンは7枠8番、船橋所属のフリオーソは7枠7番、古豪ブルーコンコルドは大外、8枠10番と決まった。
ヴァーミリアン坂路で54秒5…東京大賞典追い切り ◆東京大賞典追い切り(25日) ダート日本一を決める東京大賞典(29日、大井)に向けて、ヴァーミリアンは坂路で4ハロン54秒5―14秒0。けいこ駆けしないタイプなので、これで十分だ。「最後の1ハロンは馬場が重かったぶん。未勝利並みの時計しか出なくても、競馬ではきっちり走ってくれる。できれば外枠がほしかったが…」1番枠も久保助手はジャパンCダート3着から巻き返しを狙っていた。(栗東)
カネヒキリ反動なく13秒4/東京大賞典
<東京大賞典:追い切り>
東京大賞典(統一G1、ダート2000メートル、29日=大井)の追い切りが25日に行われ、JCダートを勝ったカネヒキリ(牡6、栗東・角居)は坂路で52秒7、ラスト1ハロン13秒4をマークした。前走の反動もなくパワフルな脚どりで好調をキープ。清山助手は「脚元は大丈夫。今回は休み明け3戦目でもっと動けると思う」と好感触だった。JCダート3着のヴァーミリアン(牡6、栗東・石坂)も坂路追い。4ハロン54秒5、ラスト1ハロン14秒0。相変わらず調教駆けしないが力強い走りだった。石坂師は「前走は不利があったが馬にストレスもない。いい出来で臨める」と語った。サクセスブロッケン(牡3、栗東・藤原英)は6ハロン83秒4、ラスト1ハロン11秒6。併せ馬でいっぱいに追われ、大きく先着。騎乗した内田騎手は「陣営がきっちり仕上げてくれている」と笑顔を見せていた。
【東京大賞典】逆転だ!ヴァーミリアン 坂路でハードに追い切られたヴァーミリアン 「東京大賞典・交流G1」(29日、大井)
ヴァーミリアンは栗東坂路で力強いフットワーク。逆転に燃える。
◇ ◇
前走のJCダートで3着に敗れ、国内G1の連勝が6でストップしたヴァーミリアン。ここで再度、負けることは許されない。連覇の懸かる東京大賞典は、最強の座を奪い返すための戦いでもある。
最終追いは栗東坂路。時計のかかる馬場状態だったが、フットワークが大きく乱れることもなく駆け上がった。4F54秒0-40秒0-14秒0と例によって数字は平凡だが、石坂師の表情は明るい。「前走は致命的な不利が2回あった。まともに走れない競馬でストレスが心配だった。でも変わらず元気で、きょうの動きも力強い。去年と同じいい出来で臨めるよ」。懸念された敗戦によるショックはなし。心身ともに高いレベルで安定している。
「この馬には計り知れない強さがある。自分で感心するほど。厩舎でも集団調教でもこの馬の持つ雰囲気は違うんだ」。間近で接し、格の違いを感じ取っているからこそ、常に最強であるべきとの思いを陣営は持っている。「状態はいい。普通に回ってくれば結果をついてくると思っている」とプライドを前面に押し出したトレーナー。鞍上に武豊を迎え、再び頂点に立つ瞬間を待つ。
王者復権なるか?
頑張れ。
2008年12月25日木曜日
2008年12月24日水曜日
2008年12月23日火曜日
exile
http://ent.nikkeibp.co.jp/ent/200901/で番付トップのEXILE。
歌と踊り。
踊ってる人たちはぜんぜん歌わないのか?
CD聞いてるだけじゃダンサーの存在がわからん。
歌は上手だ。
グループでのダンサーのウェートはどれくらいなのか?
疑問だ?
世も末・・・。
歌と踊り。
踊ってる人たちはぜんぜん歌わないのか?
CD聞いてるだけじゃダンサーの存在がわからん。
歌は上手だ。
グループでのダンサーのウェートはどれくらいなのか?
疑問だ?
世も末・・・。
クラブ世界№1
クラブWC。
5-3
マンUとG大阪。見た。
つまらん。
マンUはいつもプレミアでやってるほどのスピード感がなかった。
相手を見てるというか。
スピーディーな球回し、動きがなかった。
リーグ戦よりだいぶ楽だったと思う。
本気を出してない相手から3点取ったってどうよ?って感じ。
途中で見るのやめた。
怪我しなくて良かったね。
選手たちは。
英国に戻ってからはストーク戦。
デラップのロングスローに注意。
5-3
マンUとG大阪。見た。
つまらん。
マンUはいつもプレミアでやってるほどのスピード感がなかった。
相手を見てるというか。
スピーディーな球回し、動きがなかった。
リーグ戦よりだいぶ楽だったと思う。
本気を出してない相手から3点取ったってどうよ?って感じ。
途中で見るのやめた。
怪我しなくて良かったね。
選手たちは。
英国に戻ってからはストーク戦。
デラップのロングスローに注意。
2008年12月22日月曜日
2008年12月21日日曜日
2008年12月20日土曜日
2008年12月19日金曜日
2008年12月16日火曜日
2008年12月15日月曜日
凄い!
180度首を曲げてるかと思った。
石川選手、凄いですね。
どひゃ~!!遼、ぶっ飛びの軟らかさ
2008.12.15 05:02
http://www.sanspo.com/golf/photos/081215/gla0812150503003-p1.htm
遼クンは軟体動物! 男子プロゴルフの石川遼(17)=パナソニック=が14日、千葉・キングフィールズGCで開催された『3ツアーズ選手権 ジュニアサミット』で肩甲骨の驚異的な柔らかさを披露した。同席した女子ゴルフの古閑美保(26)らはびっくり。これなら「350ヤードドライブ!」も夢ではない。
ぐにゃ~! 遼クンは“軟体動物”だった!
「キモ~い!」。古閑美保が目を丸くした。隣で見守っていた福嶋晃子は声もなく、1歩退いた。
あいにくの雨。「日立3ツアーズ選手権ジュニアサミット」の屋外レッスン会は中止となり、クラブハウス内で約2時間、トークショーなどが行われた。その席上、遼クンが体の柔らかさを披露した。
「ツアーでも一番柔らかいといわれるようになりたいです」
体の柔らかさについてトークが弾んだときだった。遼クンが両手の甲を腰にあて、曲げたひじを前方に出した。「ちょっと押してみてください」といわれた古閑が、ひじを押すと、体の前後が逆になったようなポーズになった。
「(肩の)可動域が大きくなるし、みなさんもやってみてください。絶対、飛びますよ。ギネスに載っている『世界一柔らかい人』になりたいですね」
すでに『最年少ツアー優勝』(15歳245日=昨年のマンシングKSB)のギネス記録をもっている遼クンが、新たな世界記録への夢も語った。さらに帰り際、報道陣が取り囲んだ中では、両腕を背中側に回し、ぴったり両ひじがつく『逆ポーズ』も披露した。
柔軟な体は、小学生時代から育まれた。自宅とゴルフ練習場に通う往復1時間の車中で柔軟体操を続けた成果だ。来季に向け、負荷をかけたトレーニングにも取り組む遼クンは股関節を鍛えることを課題としている。
博士号をもつ唯一のレッスンプロとして知られる大東将啓は、こう解説する。「肩関節が柔らかいと、トップで肩の捻転が大きくなる。肩と腰の捻転差によってパワーが生まれて飛距離につながる。遼クンはワイドスタンスなので大きな捻転を作れる。スイングの土台もしっかりしているので(打球の)ぶれも少ない」。
なるほど。17歳とは思えないドライバー飛距離の秘密を知ったような…。これなら、目指している「ストレートボールで350ヤード」も夢ではないはずだ。(稲垣博昭)
石川選手、凄いですね。
どひゃ~!!遼、ぶっ飛びの軟らかさ
2008.12.15 05:02
http://www.sanspo.com/golf/photos/081215/gla0812150503003-p1.htm
遼クンは軟体動物! 男子プロゴルフの石川遼(17)=パナソニック=が14日、千葉・キングフィールズGCで開催された『3ツアーズ選手権 ジュニアサミット』で肩甲骨の驚異的な柔らかさを披露した。同席した女子ゴルフの古閑美保(26)らはびっくり。これなら「350ヤードドライブ!」も夢ではない。
ぐにゃ~! 遼クンは“軟体動物”だった!
「キモ~い!」。古閑美保が目を丸くした。隣で見守っていた福嶋晃子は声もなく、1歩退いた。
あいにくの雨。「日立3ツアーズ選手権ジュニアサミット」の屋外レッスン会は中止となり、クラブハウス内で約2時間、トークショーなどが行われた。その席上、遼クンが体の柔らかさを披露した。
「ツアーでも一番柔らかいといわれるようになりたいです」
体の柔らかさについてトークが弾んだときだった。遼クンが両手の甲を腰にあて、曲げたひじを前方に出した。「ちょっと押してみてください」といわれた古閑が、ひじを押すと、体の前後が逆になったようなポーズになった。
「(肩の)可動域が大きくなるし、みなさんもやってみてください。絶対、飛びますよ。ギネスに載っている『世界一柔らかい人』になりたいですね」
すでに『最年少ツアー優勝』(15歳245日=昨年のマンシングKSB)のギネス記録をもっている遼クンが、新たな世界記録への夢も語った。さらに帰り際、報道陣が取り囲んだ中では、両腕を背中側に回し、ぴったり両ひじがつく『逆ポーズ』も披露した。
柔軟な体は、小学生時代から育まれた。自宅とゴルフ練習場に通う往復1時間の車中で柔軟体操を続けた成果だ。来季に向け、負荷をかけたトレーニングにも取り組む遼クンは股関節を鍛えることを課題としている。
博士号をもつ唯一のレッスンプロとして知られる大東将啓は、こう解説する。「肩関節が柔らかいと、トップで肩の捻転が大きくなる。肩と腰の捻転差によってパワーが生まれて飛距離につながる。遼クンはワイドスタンスなので大きな捻転を作れる。スイングの土台もしっかりしているので(打球の)ぶれも少ない」。
なるほど。17歳とは思えないドライバー飛距離の秘密を知ったような…。これなら、目指している「ストレートボールで350ヤード」も夢ではないはずだ。(稲垣博昭)
甘いな
jリーグが終わった。
鹿島が二連覇した。
最後は混戦だった。
市原が奇跡を起こした。
神がかり的な。
何年か前も(オシム、ベルなんとか監督の前)、得失点差で不利な状況だったときに大量得点、しかも後半に、残留したことあった。
それはそーと、
早々と降格となった札幌。
最後まで勝てずじまい。
それでも監督は代わらなかった。
変わっても同じとおもったのか。
降格やむなしとしたのか。
フロントの姿勢を疑う。
欧州なら真っ先に首が飛ぶ。
怪我人多いというのは言い訳。
甘いな。
サポーターを舐めてる。
べろべろ。
というより、サポーターから解任要求出たのか?
出なかったとしたら、サポーターも甘い。
成績不振でも居座る監督もどうかしてる。
そういえば降格組の東京Vも監督代わらなかったな。
残留した岩田は変えたのに。
仲良しクラブか?
日本のフットールは。
世も末。
鹿島が二連覇した。
最後は混戦だった。
市原が奇跡を起こした。
神がかり的な。
何年か前も(オシム、ベルなんとか監督の前)、得失点差で不利な状況だったときに大量得点、しかも後半に、残留したことあった。
それはそーと、
早々と降格となった札幌。
最後まで勝てずじまい。
それでも監督は代わらなかった。
変わっても同じとおもったのか。
降格やむなしとしたのか。
フロントの姿勢を疑う。
欧州なら真っ先に首が飛ぶ。
怪我人多いというのは言い訳。
甘いな。
サポーターを舐めてる。
べろべろ。
というより、サポーターから解任要求出たのか?
出なかったとしたら、サポーターも甘い。
成績不振でも居座る監督もどうかしてる。
そういえば降格組の東京Vも監督代わらなかったな。
残留した岩田は変えたのに。
仲良しクラブか?
日本のフットールは。
世も末。
実は
サンデーR・吉田氏、直線半ばでV確信 2008.12.15 05:03
ヴァーミリアン(JCダート3着)の悔しさをブエナビスタでみごと晴らした(有)サンデーレーシングの社長・吉田俊介氏(34)は破顔一笑。「直線半ばでは勝利を確信しました。思った以上に強かったですね」。次元の違う勝ちっぷりに、改めて能力の高さを確認したようだ。
「桜花賞は同じコース、距離ですからね、4カ月後にここ(勝利のシャンパンルーム)に来たいです」と吉田氏は早くも来春に目を向けていた。
自らも1株所有してたりして・・・。
ヴァーミリアン(JCダート3着)の悔しさをブエナビスタでみごと晴らした(有)サンデーレーシングの社長・吉田俊介氏(34)は破顔一笑。「直線半ばでは勝利を確信しました。思った以上に強かったですね」。次元の違う勝ちっぷりに、改めて能力の高さを確認したようだ。
「桜花賞は同じコース、距離ですからね、4カ月後にここ(勝利のシャンパンルーム)に来たいです」と吉田氏は早くも来春に目を向けていた。
自らも1株所有してたりして・・・。
2008年12月12日金曜日
信じること、待つこと、許すこと
えぇ話や。
滝沢先生曰く
愛とは信じること、待つこと、許すこと。
ワンフォアオール、オールフォアワン。
平成版スクール☆ウォーズだ!…大八木、花園に帰る
“寄せ集め集団”からスタート
創部2年目で全国大会出場を決め、部員らと喜ぶ大八木さん(クリックで拡大) あの男が花園に帰ってくる。27日から大阪・花園ラグビー場で行われる第88回全国高校ラグビー大会で、初出場を果たした高知中央(高知)のゼネラルマネジャー(GM)は、ラグビー元日本代表の大八木淳史氏(47)。経験者1人の“寄せ集め集団”からスタートし、創部2年目で花園行き切符をゲット。「平成版スクール☆ウォーズ」を実現した。
先月16日の代表決定戦。全国大会12回出場の土佐塾を10-3で破ると、大八木氏の目から大粒の涙がこぼれ、「神戸製鋼のV7以来」という胴上げで宙を舞った。
昨年4月にGM就任。しかし、初練習に集まったのは不登校や他の部活動で落ちこぼれた10人だけで、頻繁に休んだり、退部する部員も続出。無断で大阪の実家に帰った部員を自家用車で迎えに行ったり、赤点が10個以上あった部員のために、学校と相談して「仮進級」させたこともあった。
「『俺は何をやってるんやろ』と思ったこともありましたが、指導する側、大人があきらめたらあかんのです。皆でサポートすると、子供たちは『期待されてる。ちゃんとせなあかんな』という気持ちになるんです」
年間約120日を高知で過ごす。伏見工-同志社-神戸製鋼で一時代を築いたラガーマンが、高校生と真摯に向き合った。
「私たちの時代は、(伏見工の)山口(良治)先生に言われたことは疑わなかった。でも今はいろんな情報が入ってきて、恩師に言われても、それが正しいと素直に受け入れられない時代になっている。子供とダイレクトに接し、直していく苦労を実感しています」
2年目の今年、ラグビーの名門校から3人の生徒が転入。実力はアップしたが、花園出場の理由はそれだけではない。
【精神面での成長大きく】
「いつも試合が終わると円陣を組ませて、何でもエエからしゃべらすんです。最初は自分のプレーの自慢ばかり。それが人のプレーを批判するようになり、今年の夏には自分のミスをわびるようになった。スポーツマンシップが育まれてきたんですね」。精神面での成長も大きいという。
大八木氏はGMという仕事を通して、「トップ選手による青少年育成の仕組み」の構築に力を注いでいる。
「現在はスポーツで子供たちを再生する仕組みがない。それができればアマチュア選手のセカンドキャリアにつながるし、社会貢献の1つにもなる。そういう意味で高知中央のケースはフィールドワークの実証です」
花園での抱負を聞くと「うちは全国で1番弱い。たとえ100点差で負けようが、感謝の気持ちと聖地を踏むことの重さを感じてプレーしてほしい」。
27日の第2試合(第2グラウンド)で、平工(福島)と対戦する高知中央。大八木GM挑戦の第1章が、花園の舞台で幕を開ける。
滝沢先生曰く
愛とは信じること、待つこと、許すこと。
ワンフォアオール、オールフォアワン。
平成版スクール☆ウォーズだ!…大八木、花園に帰る
“寄せ集め集団”からスタート
創部2年目で全国大会出場を決め、部員らと喜ぶ大八木さん(クリックで拡大) あの男が花園に帰ってくる。27日から大阪・花園ラグビー場で行われる第88回全国高校ラグビー大会で、初出場を果たした高知中央(高知)のゼネラルマネジャー(GM)は、ラグビー元日本代表の大八木淳史氏(47)。経験者1人の“寄せ集め集団”からスタートし、創部2年目で花園行き切符をゲット。「平成版スクール☆ウォーズ」を実現した。
先月16日の代表決定戦。全国大会12回出場の土佐塾を10-3で破ると、大八木氏の目から大粒の涙がこぼれ、「神戸製鋼のV7以来」という胴上げで宙を舞った。
昨年4月にGM就任。しかし、初練習に集まったのは不登校や他の部活動で落ちこぼれた10人だけで、頻繁に休んだり、退部する部員も続出。無断で大阪の実家に帰った部員を自家用車で迎えに行ったり、赤点が10個以上あった部員のために、学校と相談して「仮進級」させたこともあった。
「『俺は何をやってるんやろ』と思ったこともありましたが、指導する側、大人があきらめたらあかんのです。皆でサポートすると、子供たちは『期待されてる。ちゃんとせなあかんな』という気持ちになるんです」
年間約120日を高知で過ごす。伏見工-同志社-神戸製鋼で一時代を築いたラガーマンが、高校生と真摯に向き合った。
「私たちの時代は、(伏見工の)山口(良治)先生に言われたことは疑わなかった。でも今はいろんな情報が入ってきて、恩師に言われても、それが正しいと素直に受け入れられない時代になっている。子供とダイレクトに接し、直していく苦労を実感しています」
2年目の今年、ラグビーの名門校から3人の生徒が転入。実力はアップしたが、花園出場の理由はそれだけではない。
【精神面での成長大きく】
「いつも試合が終わると円陣を組ませて、何でもエエからしゃべらすんです。最初は自分のプレーの自慢ばかり。それが人のプレーを批判するようになり、今年の夏には自分のミスをわびるようになった。スポーツマンシップが育まれてきたんですね」。精神面での成長も大きいという。
大八木氏はGMという仕事を通して、「トップ選手による青少年育成の仕組み」の構築に力を注いでいる。
「現在はスポーツで子供たちを再生する仕組みがない。それができればアマチュア選手のセカンドキャリアにつながるし、社会貢献の1つにもなる。そういう意味で高知中央のケースはフィールドワークの実証です」
花園での抱負を聞くと「うちは全国で1番弱い。たとえ100点差で負けようが、感謝の気持ちと聖地を踏むことの重さを感じてプレーしてほしい」。
27日の第2試合(第2グラウンド)で、平工(福島)と対戦する高知中央。大八木GM挑戦の第1章が、花園の舞台で幕を開ける。
2008年12月10日水曜日
accept
敗れた。
正直ショック。だった。
道中、ちょっと後ろかなと思った。
前半1000㍍のラップを見て。
3コーナー手前から進出。
好位に上がってきたが、その手ごたえは持ったままではなく、仕掛けてという感じ。
まずいのでは?と不安がよぎる。
直線は伸びてきた。
ちょっと厳しいと感じたが、ちゃんと伸びた。
先行勢は坂を上ったところで止まった。
抜け出した栗毛を見て、うなった。
結局、後方からも差され3着。
とうとう負けた。
ショック、呆然、自失。唖然。
・・・・・・・・・
だった。
ただ、勝者には賛辞を。よくぞ、立ち直った。怪我を克服して復活したなと。
賞賛しなくてはと思った。
太かったのか?後ろすぎたのか?いろいろ敗因を詮索しても仕方なかった。
残念だが。
ちゃんと表彰式も見なくてはと思い直し眺めてた。
むなしさと共に。
ふと、スタンドからの景色を見る。
遠くを見たくなったから。
1コーナー端から。
すると、そこから待機馬房が見えた。
上がり運動をする精鋭たち。
その中に彼がいた。
そして、歩様などをチェックをする師の姿も。
師は確認を終えると次のレースのため下見所へと姿を消した。
彼はそのまま検査所へ。
もくもくと手入れをするスタッフ。
ずっと眺めてた。
落ち込んでいる場合ではないと。
淡々と仕事をこなす彼らを見てそう思った。
最終が終わったころ、彼も検査所から出てきた。
洗い場に繋がれ、そのあと馬房へ入っていった。
しばらくして馬房の前に師の姿が。
そして、乗り役も現れた。
3人で彼の様子を伺っていた。
申し訳なさそうな乗り役の姿。
両手をポケットに入れたままの師。
もくもくと仕事をするスタッフ。
どんな会話が交わされていたのかはわからないが、いたたまれない感じがした。
そんな場面を見ていたら、落ち込んでばかりもいられないと思った。
皆、残念がっている。
でも、もう、次に向かって歩き出している。
敗戦を受け止めなければと。
誰も責められない。
これが勝負。
そして、無事が一番。
これが最前提だ。
無事だからこそ次がある。
それだけで十分。
そう言い聞かせた。
正直ショック。だった。
道中、ちょっと後ろかなと思った。
前半1000㍍のラップを見て。
3コーナー手前から進出。
好位に上がってきたが、その手ごたえは持ったままではなく、仕掛けてという感じ。
まずいのでは?と不安がよぎる。
直線は伸びてきた。
ちょっと厳しいと感じたが、ちゃんと伸びた。
先行勢は坂を上ったところで止まった。
抜け出した栗毛を見て、うなった。
結局、後方からも差され3着。
とうとう負けた。
ショック、呆然、自失。唖然。
・・・・・・・・・
だった。
ただ、勝者には賛辞を。よくぞ、立ち直った。怪我を克服して復活したなと。
賞賛しなくてはと思った。
太かったのか?後ろすぎたのか?いろいろ敗因を詮索しても仕方なかった。
残念だが。
ちゃんと表彰式も見なくてはと思い直し眺めてた。
むなしさと共に。
ふと、スタンドからの景色を見る。
遠くを見たくなったから。
1コーナー端から。
すると、そこから待機馬房が見えた。
上がり運動をする精鋭たち。
その中に彼がいた。
そして、歩様などをチェックをする師の姿も。
師は確認を終えると次のレースのため下見所へと姿を消した。
彼はそのまま検査所へ。
もくもくと手入れをするスタッフ。
ずっと眺めてた。
落ち込んでいる場合ではないと。
淡々と仕事をこなす彼らを見てそう思った。
最終が終わったころ、彼も検査所から出てきた。
洗い場に繋がれ、そのあと馬房へ入っていった。
しばらくして馬房の前に師の姿が。
そして、乗り役も現れた。
3人で彼の様子を伺っていた。
申し訳なさそうな乗り役の姿。
両手をポケットに入れたままの師。
もくもくと仕事をするスタッフ。
どんな会話が交わされていたのかはわからないが、いたたまれない感じがした。
そんな場面を見ていたら、落ち込んでばかりもいられないと思った。
皆、残念がっている。
でも、もう、次に向かって歩き出している。
敗戦を受け止めなければと。
誰も責められない。
これが勝負。
そして、無事が一番。
これが最前提だ。
無事だからこそ次がある。
それだけで十分。
そう言い聞かせた。
2008年12月9日火曜日
ないがい
「旧新交代」って・・・うまいこというねえ。
阪神がわりで明暗分かれた JCダート カネヒキリが王座復権
装い新たに今年から阪神競馬場に舞台を移して行われた「第9回JCダート」(GI、ダ1800メートル、7日)は、4番人気のカネヒキリが2005年以来となる2度目のJCD制覇を成し遂げた。勝ち時計は1分49秒2(良)。2着には7番人気の人気薄メイショウトウコンが突っ込み、1番人気ヴァーミリアンは3着に終わった。幅員の狭さ、短い直線などの“特殊性”をはらむ阪神のダートコースで際立ったのは位置取りの有利不利。東京時代とは違い、鞍上の“技”が問われる一戦に様がわりした。
カネヒキリが見事、ダートの頂上決戦で復活劇を演じてみせた。
好発を切り、道中は4、5番手をキープ。そして、3角過ぎでインにもぐり込んだ。結果的にこれが吉と出た。逃げた外国馬のティンカップチャリスが直線でフラつき、外に出したカジノドライヴなどが不利を被った。
一方、カネヒキリは運も手伝い、前がポッカリとあく。後はルメール騎手の“叱咤”に応えるだけ。メイショウトウコンの猛烈な追い込みをアタマ差しのいで、2005年以来となる2度目のJCダート制覇を飾った。
先月のエリザベス女王杯(リトルマポーラ)に続き、またしても自身の判断がピタリとハマッたルメールは「スミイセンセーがきちんと仕上げてくれた。スタートが良かったし、スペースがあいたので、そこをうまく使えた。短期間で2つもGIを勝つなんて滅多にないからね。ベリーハッピーだよ」としてやったりの表情。
一方、角居調教師は「一時は引退を考えた馬なので、今日は素直に感動した。よくぞ復活してくれた、という感じ。鞍上には『好きなように乗ってくれ』とだけ伝えた。ルメールで、ここ一番を迎えられたことが最大の勝因だろう」と鞍上の“腕”を手放しで賞賛した。今後については「脚元と相談して決めたい。海外挑戦? 迷惑をかけたくないので、国内に専念すると思う」と、一戦一戦が勝負となる愛馬の境遇をおもんばかり、手堅くいく方針だ。
それにしても、右前脚の屈腱炎を発症し、2度の手術をした“元王者”にダートの最高峰レースを簡単にさらわれるようでは、現有勢力もだらしがない。これでは新旧交代どころか、“旧新交代”である。
また、まぎれの少ない東京から、小回りの阪神に舞台を移したことで、コース取りの有利、不利がかなりのウエートを占めることを今回のレースが如実に示した。関西のファンには願ってもない“衣がえ”が、日本最高峰のダートレースの権威を薄くしてしまった…といったら言い過ぎだろうか。
JCダート(GI、阪神ダ1800メートル、7日) 藤川京子 ヴァーミリアンが連覇達成よ!
JCDはGI6勝を含む国内7連勝中の◎ヴァーミリアンが、さらに連勝を伸ばします。
前走のJBCクラシックは、小回りコースでどんな競馬をするのか、期待と不安がありましたが、コーナリングもスムーズ。最後の直線では新星サクセスブロッケンとのマッチレースを制し、見事に国内GI6連勝を達成しました。
ブロッケンと並んだときに、「能力も馬体も断然、この馬の方が上をいっている」と感じたのは、私だけではないはず。もちろんブロッケンには上積みがあり、体も成長していますが、現段階ではまだまだヴァーミリアンに軍配が上がりそうな気がします。
初の阪神1800メートルも十分対応できると思います。天下の武豊騎手から岩田騎手に乗りかわりますが、ジャパンCのウオッカよりは乗りやすい馬。折り合いはつきますし、とにかくレースというものをわかっている。勝負どころの反応は抜群に早いし、いい位置をキープできれば結果はついてくると思います。
ケイコ駆けしないタイプで中間の動きは大きく変わっていませんが、休み明けを1度叩かれたことで馬体はいい感じに締まってきました。GI7連勝を達成し、JRA最多GI記録に並びます。
JCダート(GI、阪神ダ1800メートル、7日) 本紙・谷口はヴァーミリアン中心
決戦の舞台を府中から仁川に移して、装いを新たにされたJCダート。とくに今年は、破竹の快進撃を見せているキクノサリーレや、エスポワールシチーといった新興勢力が、収得賞金の関係で出走すらかなわないほどメンバーの層は分厚い。そんななか、ホスト国の大エースとして堂々、主役の座に君臨するのは、目下、国内GI6連勝中、現ダート界の王者ヴァーミリアンだ。
この一戦へ向けての重要な前哨戦と位置付けて臨んだ前走のJBCクラシック。結果は次世代の王者として誉れ高いサクセスブロッケンにクビ差の辛勝となったが、雄大なストライド走法のこの馬にとっては絶対に有利には働かない園田での開催、さらには世界の厚き壁の前に返り討ちにあったあの灼熱のドバイから約7カ月ぶりの実戦であったことを思えば、“絶対王者”の底力を改めて見せつけたといえる。
現実に、「あそこでやれば絶対に勝たんとあかんかった。ヴァーミリアンの強さを再認識させられた」と藤原英調教師。乾坤一擲(けんこんいってき)で勝負に出たSブロッケンを管理する新鋭トレーナーを脱帽させるほど、ヴァーミリアンの壁は厚かった。
対照的に勝てば官軍、「一戦一戦、出走できるかどうかと悩まされて昨年とはデキが違うからね。前走時はオレも小回りの園田でどうかなと、アレコレ心配はしたけど、いざゲートが開くと、2週目の向正面で楽にサッと番手。もうその時点で“今日も勝てた”と思ったね」と、サラリと言ってのけるのはヴァーミリアンを担当する久保助手だ。
「賢い馬で坂路だと力を抜いて走るからコースにも入れて調整してきた。いじめていじめて馬をつくるのが(スパルタ調教で知られた)戸山厩舎で育った私流の仕上げ方。GIで侮いが残る走りはさせたくないからね。とにかく、カイバも桶から頭をまったく上げずに平らげるし、怖いぐらいに不安点が何ひとつない。世代交代の波を感じさす馬が何頭か出てきているが、うちの馬だって何度も古馬の厚い壁にはね返されてきたからね。このJCダート、そして東京大賞典、年内は負けるつもりはないよ」
砂上の猛者ヴァーミリアンが、国内GI7連勝と合わせ、JCダート2連覇の偉業を達成する。
阪神がわりで明暗分かれた JCダート カネヒキリが王座復権
装い新たに今年から阪神競馬場に舞台を移して行われた「第9回JCダート」(GI、ダ1800メートル、7日)は、4番人気のカネヒキリが2005年以来となる2度目のJCD制覇を成し遂げた。勝ち時計は1分49秒2(良)。2着には7番人気の人気薄メイショウトウコンが突っ込み、1番人気ヴァーミリアンは3着に終わった。幅員の狭さ、短い直線などの“特殊性”をはらむ阪神のダートコースで際立ったのは位置取りの有利不利。東京時代とは違い、鞍上の“技”が問われる一戦に様がわりした。
カネヒキリが見事、ダートの頂上決戦で復活劇を演じてみせた。
好発を切り、道中は4、5番手をキープ。そして、3角過ぎでインにもぐり込んだ。結果的にこれが吉と出た。逃げた外国馬のティンカップチャリスが直線でフラつき、外に出したカジノドライヴなどが不利を被った。
一方、カネヒキリは運も手伝い、前がポッカリとあく。後はルメール騎手の“叱咤”に応えるだけ。メイショウトウコンの猛烈な追い込みをアタマ差しのいで、2005年以来となる2度目のJCダート制覇を飾った。
先月のエリザベス女王杯(リトルマポーラ)に続き、またしても自身の判断がピタリとハマッたルメールは「スミイセンセーがきちんと仕上げてくれた。スタートが良かったし、スペースがあいたので、そこをうまく使えた。短期間で2つもGIを勝つなんて滅多にないからね。ベリーハッピーだよ」としてやったりの表情。
一方、角居調教師は「一時は引退を考えた馬なので、今日は素直に感動した。よくぞ復活してくれた、という感じ。鞍上には『好きなように乗ってくれ』とだけ伝えた。ルメールで、ここ一番を迎えられたことが最大の勝因だろう」と鞍上の“腕”を手放しで賞賛した。今後については「脚元と相談して決めたい。海外挑戦? 迷惑をかけたくないので、国内に専念すると思う」と、一戦一戦が勝負となる愛馬の境遇をおもんばかり、手堅くいく方針だ。
それにしても、右前脚の屈腱炎を発症し、2度の手術をした“元王者”にダートの最高峰レースを簡単にさらわれるようでは、現有勢力もだらしがない。これでは新旧交代どころか、“旧新交代”である。
また、まぎれの少ない東京から、小回りの阪神に舞台を移したことで、コース取りの有利、不利がかなりのウエートを占めることを今回のレースが如実に示した。関西のファンには願ってもない“衣がえ”が、日本最高峰のダートレースの権威を薄くしてしまった…といったら言い過ぎだろうか。
JCダート(GI、阪神ダ1800メートル、7日) 藤川京子 ヴァーミリアンが連覇達成よ!
JCDはGI6勝を含む国内7連勝中の◎ヴァーミリアンが、さらに連勝を伸ばします。
前走のJBCクラシックは、小回りコースでどんな競馬をするのか、期待と不安がありましたが、コーナリングもスムーズ。最後の直線では新星サクセスブロッケンとのマッチレースを制し、見事に国内GI6連勝を達成しました。
ブロッケンと並んだときに、「能力も馬体も断然、この馬の方が上をいっている」と感じたのは、私だけではないはず。もちろんブロッケンには上積みがあり、体も成長していますが、現段階ではまだまだヴァーミリアンに軍配が上がりそうな気がします。
初の阪神1800メートルも十分対応できると思います。天下の武豊騎手から岩田騎手に乗りかわりますが、ジャパンCのウオッカよりは乗りやすい馬。折り合いはつきますし、とにかくレースというものをわかっている。勝負どころの反応は抜群に早いし、いい位置をキープできれば結果はついてくると思います。
ケイコ駆けしないタイプで中間の動きは大きく変わっていませんが、休み明けを1度叩かれたことで馬体はいい感じに締まってきました。GI7連勝を達成し、JRA最多GI記録に並びます。
JCダート(GI、阪神ダ1800メートル、7日) 本紙・谷口はヴァーミリアン中心
決戦の舞台を府中から仁川に移して、装いを新たにされたJCダート。とくに今年は、破竹の快進撃を見せているキクノサリーレや、エスポワールシチーといった新興勢力が、収得賞金の関係で出走すらかなわないほどメンバーの層は分厚い。そんななか、ホスト国の大エースとして堂々、主役の座に君臨するのは、目下、国内GI6連勝中、現ダート界の王者ヴァーミリアンだ。
この一戦へ向けての重要な前哨戦と位置付けて臨んだ前走のJBCクラシック。結果は次世代の王者として誉れ高いサクセスブロッケンにクビ差の辛勝となったが、雄大なストライド走法のこの馬にとっては絶対に有利には働かない園田での開催、さらには世界の厚き壁の前に返り討ちにあったあの灼熱のドバイから約7カ月ぶりの実戦であったことを思えば、“絶対王者”の底力を改めて見せつけたといえる。
現実に、「あそこでやれば絶対に勝たんとあかんかった。ヴァーミリアンの強さを再認識させられた」と藤原英調教師。乾坤一擲(けんこんいってき)で勝負に出たSブロッケンを管理する新鋭トレーナーを脱帽させるほど、ヴァーミリアンの壁は厚かった。
対照的に勝てば官軍、「一戦一戦、出走できるかどうかと悩まされて昨年とはデキが違うからね。前走時はオレも小回りの園田でどうかなと、アレコレ心配はしたけど、いざゲートが開くと、2週目の向正面で楽にサッと番手。もうその時点で“今日も勝てた”と思ったね」と、サラリと言ってのけるのはヴァーミリアンを担当する久保助手だ。
「賢い馬で坂路だと力を抜いて走るからコースにも入れて調整してきた。いじめていじめて馬をつくるのが(スパルタ調教で知られた)戸山厩舎で育った私流の仕上げ方。GIで侮いが残る走りはさせたくないからね。とにかく、カイバも桶から頭をまったく上げずに平らげるし、怖いぐらいに不安点が何ひとつない。世代交代の波を感じさす馬が何頭か出てきているが、うちの馬だって何度も古馬の厚い壁にはね返されてきたからね。このJCダート、そして東京大賞典、年内は負けるつもりはないよ」
砂上の猛者ヴァーミリアンが、国内GI7連勝と合わせ、JCダート2連覇の偉業を達成する。
中華街
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