2008年11月9日日曜日

はろん

JBCクラシック(JpnI)  参考レース&注目馬解説
http://www.keiba.go.jp/furlong/close/2008/081031_02.html
第8回JBCクラシック(JpnI) 2008年11月3日(祝・月) 園田競馬場 1,870m(出走表はこちらをご覧ください)
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<参考レース>
JBCクラシックJpnI(07年10月31日|大井)   1着:ヴァーミリアン 2着:フリオーソ 4着:ブルーコンコルド 4~5番手のラチ沿いを進んだフリオーソが直線で一旦は先頭に立ったが、その直後からレースを進めたヴァーミリアンが直線を向いて追い出されると、並ぶ間もなく交わし去り4馬身差の圧勝。3歳のフリオーソは、ヴァーミリアンにこそ敗れたものの、3着以下は完封する2着。ブルーコンコルドは中団からややうしろを進み、直線ではフリオーソに迫ったものの、最後はサンライズバッカスに交わされ4着だった。
帝王賞JpnI(6月25日|大井)   1着:フリオーソ 2着:ボンネビルレコード 4着:マルヨフェニックス 6着:チャンストウライ 9着:アルドラゴン 最内枠からすんなりハナを奪ったフリオーソが、後続に一度も並びかけられることなく逃げ切って完勝。中団追走から3~4コーナーで仕掛けたボンネビルレコードが直線で伸びてきたが、1馬身半差届かず2着。4番手の好位を追走したマルヨフェニックスは、直線で単独2番手に上がって見せ場をつくったものの4着。中団を進んだチャンストウライ、アルドラゴンは見せ場をつくれず、それぞれ6、9着だった。
ジャパンダートダービーJpnI(7月9日|大井)   1着:サクセスブロッケン 2着:スマートファルコン 2番手に控えたサクセスブロッケンが、逃げていたナンヨーリバーを直線を向いたところでとらえると、軽く追い出されただけで後続を突き放し圧勝。そのサクセスブロッケンをすぐ前に見る位置を進んだスマートファルコンは、道中掛かるしぐさを見せながらも、直線ではよく伸びて3馬身半差の2着。3着には船橋のコラボスフィーダが入ったが、2着のスマートファルコンからは8馬身もの差がついていた。
日本テレビ盃JpnII(9月23日|船橋)   1着:ボンネビルレコード 2着:フリオーソ 縦長の展開で中団を追走したボンネビルレコードは、向正面中間から早めに進出すると、3~4コーナーで3番手にとりついた。道中差のない3番手追走から直線で単独先頭に立ったのは1番人気のフリオーソだったが、じわじわと差を詰めたボンネビルレコードがゴール前でとらえ3/4馬身差をつけコースレコードで快勝。5馬身離れた3着にサンライズバッカスが入り、GI(JpnI)馬3頭が上位を占める結果となった。
<注目馬解説>
ヴァーミリアン(JRA) 昨年は、川崎記念、JBCクラシック、ジャパンカップダート、東京大賞典を制し、出走しなかった帝王賞以外のダート2000メートル級のGI(JpnI)を完全制覇。今年は川崎記念こそ出走取消だったが、フェブラリーステークスGIは、直線粘るブルーコンコルドを突き放して完勝。2度目の挑戦となったドバイワールドカップは残念ながら12着に敗れた。連覇のかかるJBCクラシックは、そのドバイ以来の休み明けで臨む。
サクセスブロッケン(JRA) 福島ダート1700メートルで衝撃のレコードデビューを飾り、端午ステークスまで他馬を寄せつけずダートで4連勝。初めての芝挑戦が日本ダービーで、その素質が評価されて3番人気に支持されるも最下位に敗れた。あらためてダートに戻って1番人気で出走したジャパンダートダービーJpnIは、2番手から直線を向いて先頭に立つと、楽に後続を突き放し圧勝。JBCにはそれ以来、4カ月の休み明けで臨むことになる。
フィールドルージュ(JRA) 一昨年のジャパンカップダートGIは8番人気で3着、昨年の同レースは6番人気で2着と徐々に力をつけ、続く名古屋グランプリJpnIIでダートグレード初制覇を果たした。ヴァーミリアンが出走取消となった年明けの川崎記念JpnIでフリオーソに2馬身半差をつける完勝でGI(JpnI)初制覇。フェブラリーステークスGIでは向正面で競走中止となり、心配されたが、無事にこのJBCクラシックで復帰戦を迎える。
ボンネビルレコード(JRA) 大井在籍時はダートグレードにこそ手が届かなかったが、地元重賞を4勝。その後中央入りし、昨年の帝王賞JpnIでダートグレード初制覇。中央の舞台では3着が最高という成績だが、南関東に遠征し的場文男騎手が手綱をとったときは抜群の安定感で、かしわ記念JpnI制覇も含め、前走の日本テレビ盃JpnII勝利まで5戦3勝、2着2回。今回のJBCクラシックは、大井時代に金盃を制したことがある内田博幸騎手とのコンビで臨む。
メイショウトウコン(JRA) デビュー後は芝で勝ち切れないレースが続いたが、初のダートで2勝目を挙げて以降はダートで快進撃を続け、昨年の平安ステークスGIIIで重賞初制覇。今年は名古屋大賞典JpnIII、ブリーダーズゴールドカップJpnIIを制し、ここまでダートグレード5勝。GI(JpnI)では、昨年のジャパンカップダートGIで4着、東京大賞典JpnIで3着と好走しているだけに、初挑戦となるJBCの舞台でJpnI初制覇を目指す。
フリオーソ(船橋) 2歳時は全日本2歳優駿GI、昨年3歳時はジャパンダートダービーJpnI、そして今年は帝王賞JpnIを制し、デビューから3年連続でGI(JpnI)を制している現役地方最強馬。3度の中央挑戦では結果が残せていないが、地方に限れば13戦6勝、2着6回。たった一度の3着は、アタマ、クビ差で敗れた3歳時の羽田盃。関東圏以外への長距離輸送は今回が初めてとなるが、JBCの舞台で昨年2着の雪辱を果たしたいところ。
チャンストウライ(兵庫) 兵庫ダービー、菊水賞を制した一昨年の兵庫二冠馬。昨年は帝王賞JpnIでボンネビルレコードの4着、名古屋グランプリJpnIIでフィールドルージュの3着と好走。今年2月の佐賀記念JpnIIIで念願のダートグレード初制覇を果たした。中央のダートに挑戦したアンタレスステークスGIIIでもワンダースピードから0秒5差の5着と健闘。今年の帝王賞では、デビュー以来地方競馬で初めて掲示板を外す6着も、地元開催のJBCに期待がかかる。
 
文・構成:斎藤修(サイツ)
※ 当コンテンツの内容は、編集時点(10月31日)での情報となっております。出走回避等によりレースに出走しない可能性もありますのでご了承ください。また、当コーナーの内容に関しまして、NARおよび競馬主催者が特定馬の推奨などを行うものではりません。

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