2008年11月26日水曜日

ユカタとヴァ~~~~~

こんなことが書かてます。

早く良くなってください。

2008年11月05日
2日連続G1勝利の達成感
 天皇賞の翌日は園田競馬場で行われたJBCクラシックに勝利。ウオッカの強さにもしびれましたが、ヴァーミリアンもさすがの強さでした。あれほどの小回りコースは、馬にとってもちろん初めての体験でしたが、きついコーナーを体を斜めにしながら加速していく感覚は、また独特の迫力でした。2日連続でいいレースをお見せすることができて、気分は最高です。 聞けば、G1レースを2日連続で勝ったのはデットーリだけだそうで、ボクの記録は日本人初となりました。日本では2日続けてG1レースが行われること自体が稀ですから、なかなかできないことをやった、という達成感に浸らせてもらってもいいでしょう。ボク自身もいい流れに乗れてきました。

2008年03月30日
世界の一流を相手に見た夢と現実
 ウオッカは本当によく頑張りました。ナド・アル・シバ競馬場はある程度前で戦わないと勝機がつかみにくいので、掛かり気味になるのを覚悟してテンから行かせました。実際に少し力んで走っていましたが、最後、勝ち馬をかわしたときは「やった!」と思いました。それでも、このウオッカの4着は世界の一流牡馬にまじってのものですから立派だと思います。勝たせてあげたかったのですが、残念です。 ヴァーミリアンの負けは、正直言ってボクの気持ちのなかで消化できずにいます。いい状態に仕上がっていたと思いますし、力の差もないと信じていました。ところが、現実は…。どこにどんな差があるのというのか、悔しい気持ちがわき上がる前に呆然としてしまう自分がいることに気がつきます。 時間を置いて、ゆっくりと考えてみなければいけません。

2008年03月26日
ドバイで好調な追い切り
 アラブ首長国連邦ドバイに来ています。ボクはもちろん元気ですし、週末のビッグイベントに出走する日本馬はみんな元気です。 今日25日はウオッカの追い切りに乗りましたが、非常にいい感じの仕上がり。京都競馬場で乗ったときよりよくなっている感じがしましたから、この馬の度胸はさすがです。明日26日はヴァーミリアンの追い切りにも乗りますが、これは乗る前に絶好調を思わせます。こちらも大いに期待できそうです。 日本時間、土曜日の深夜はグリーンチャンネルで生中継があるそうですから、是非応援してください。ヴァーミリアンのドバイ・ワールドカップは午前2時半!という凄い時間ですが、「起きていたかいがあった」と言ってもらえるような競馬をお見せできると信じています。宜しく、ご声援ください。

2008年03月12日
珍しく日本で競馬場のハシゴ
昼からは京都競馬場でのヴァーミリアンの追い切りに乗り、13時の新幹線で岐阜まで移動して、笠松の交流競走に騎乗するという段取り。フランスで乗っていたときにはありましたが、日本では本当に珍しい競馬場のハシゴ。たまにはこういう忙しさもいいものです。

2008年03月05日
チャンスに結果を伴わせるために
 ドバイ行きの条件として、馬インフルエンザが発症した場所にいなかった馬という、主催者からの通達があり、ウオッカはすでに京都競馬場に移動済み。ヴァーミリアンも、今日夕方の馬運車で京都競馬場に移動することになっています。美浦ではすでに数例の陽性馬が出ているようなので、用心にこしたことはないという考え方です。出られれば大きなチャンスと思いますから、こういう用心は必要なことです。陣営の期待もヒシと感じています。

2008年02月26日
強烈な向かい風を切り裂くような力強さ
 ヴァーミリアンの強さはまさに完璧でした。フェブラリーS当日は記録的な強風が吹いており、最後の直線は過去に経験したことがない強烈な向かい風でした。しかし、ヴァーミリアンの走りは、風を切り裂くような力強さ。勝てると信じてはいましたが、現実にそうなったときの気持ちは別物。ゴール前はボク自身、ヴァーミリアンの素晴らしさに興奮していました。本当に強かったと思います。 このあとはもちろんドバイワールドカップ。日の丸を背負って、世界一のタイトルに挑戦してきます。やれる、という手ごたえはもちろんあります。 今朝は、「はなまるマーケット」という朝の番組に出演。ちょうど、調教の合間に見ることができる時間帯ですから、仲間から「見ました」という電話やメールがたくさんきました。フェブラリーSの直後というタイミングですから、勝ったあとで本当によかった、と改めてそう思います。 明日は、川崎競馬場で行われる「エンプレス杯」。ちょっと格下感があるアイスドールですが、頑張ってきます。

2007年11月28日
いつもと変わらぬ競馬を
 先週はヴァーミリアンがジャパンCダートを快勝。期待以上の強さを見せてくれて、思わずガッツポーズが出てしまいました。今後に夢が大きく膨らむ、非常に価値のある1勝だったと思います。 翌日、日曜のジャパンCは、メイショウサムソンでの挑戦。馬場の内側はかなり荒れており、直線は迷わず外を回りましたが、結果的に勝ち馬にインをすくわれてしまいました。ボクとしてはうまく乗れたと思うのですが、3着という結果に満足するわけにはいきません。次は有馬記念だと思いますが、きっちり結果を持ってこなければいけないと、改めて気を引き締めています。 今朝は栗東トレセンで、新馬など何頭かの調教に乗ってきました。新聞などではインフルエンザが少し大げさに取り上げられているようですが、現場の雰囲気はいつもと変わりません。ボクらジョッキーは、今週もいい競馬をするだけです。

2007年11月01日
期待がふくらむG1勝利
 昨日は栗東で追い切りに乗って、そのまま大井競馬場へ。 JBCスプリントのメイショウバトラーは、理想的に運べているように思えても、本質的に1200mは短いということなのでしょうか。ちょっと期待に背いた結果になってしまいました。 そうしたいやな感じを完全に振り払ったとは言えないままで臨んだJBCクラシックでしたが、こちらは実にうまいこと行きました。直線、内からシュッと抜けた脚は気持ちいいほどで、ヴァーミリアンの能力の高さを再認識する結果となりました。ガッツポーズは無意識のうちに出ていました。休み明けでこの内容ですから、次のジャパンCダートはもっと走ってくれそうです。そういう意味でも本当にうれしいG1勝利でした。

2006年01月23日
年内の2900勝達成を目指します
 平安Sのヴァーミリアンは、タガノゲルニカの逃げを頭差捕まえきれずの2着。どうやらスタートしてすぐのところでゴチャついたときに左後ろ脚に履いていた蹄鉄を落としてしまっていたようでした。靴が脱げた状態で走ったわけですから影響は小さくなく、しかも着差が着差ですから悔やまれるアクシデントではありました。 最初の京都開催は21勝。それ自体は悪くない数字ですが、重賞勝ちがなかったので満足感はイマイチです。早々に2700勝の区切りをつけられたのはよかったので、今年は年間に3回の区切りをつけることを目指すとしましょうか。

2005年03月07日
ディープインパクトについて
 ディープインパクトが、期待通りの走りで弥生賞を快勝してくれました。長距離輸送を苦にする馬がまれにいるので、その点がどうかなと思っていましたが、いつも通りの姿で出てきてくれたのがまずよかったですね。次に繋がる競馬を、できれば勝利を、と思って臨んだレースでしたが、それも完璧な形でクリア。皆さんが思っているように、相当な逸材であるのは間違いありません。でも、まだまだ良くなる余地を残している馬ですし、このあとも順調に成長していってほしいというのが正直な気持ちです。 今年は、誰が見てもディープインパクトが抜けている、ということなのでしょうか。ボクとコンビを組んでいたほかの有力馬たちが、ボクの意思とは別のところで早い時期に離れて行ってしまう現象にあって、少し戸惑いを感じてもいます。クラシックを勝つには、ここからの1、2か月でどれだけ良くなることができるかというのが、かなり重要な要素になりますから、ジョッキーの立場でいえば候補は最後までたくさんいる方が有利なわけです。でも、今年はそんなことも言っていられないようです。それだけに、ディープインパクトにはもっともっと強くなってほしいと願っています。


2004年12月27日
いい仕事納めをしたいものです
 有馬記念のダイタクバートラムは、力を出し切っての4着。最初から最後まで、終始淀みのないペースで、前も後ろもきつい競馬でした。バートラムにとっては、もう少し緩いペースになって自分から動いて行けるような流れが理想でしたが、先行した馬にこういう競馬で押し切られたのですから、上位馬の強さを認めないわけにはいきません。 土曜日のラジオたんぱ杯2歳Sは、ヴァーミリアンがよく走ってくれました。例年、結果がクラシックにつながるレースですから、うれしい1勝。このあと、どれぐらい成長してくれるかを楽しみにしています。 結局、今年のJRAの勝ち星は211勝。皆さんの応援で、たくさんいい馬に乗せてもらっていますから、これぐらいは勝たなければ申し訳ないぐらい。最多勝更新とはいっても、来年はもっと勝たなければという気持ちが湧き上がってきています。あとは、明日の兵庫ゴールドトロフィーと、明後日の東京大賞典で今年の締め。いい仕事納めをしたいものです。

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