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ジェンティルドンナ、宝塚記念出走!3強激突へ…JRA賞授賞式
2012年度JRA賞授賞式が28日、東京都内のホテルで行われた。牝馬3冠とジャパンCを優勝し、3歳牝馬として初めて年度代表馬に輝いたジェンティルドンナ(栗東・石坂厩舎)の関係者は、3月に予定しているドバイ遠征から帰国後、宝塚記念・GI(6月23日、阪神)に出走することを明言。最優秀4歳以上牡馬のオルフェーヴル、最優秀3歳牡馬のゴールドシップも、同レースへの参戦を予定しており、ファン待望の“3強対決”が、夏のグランプリで実現する。
年度代表馬ジェンティルドンナは、ドバイ・シーマクラシック(3月30日、メイダン競馬場・芝2410メートル)で4歳初戦を迎えたあと、宝塚記念に進むことになった。 「日本のレースもあるし、盛り上げないといけない。ドバイのあとは、宝塚記念で間違いありません」と生産者であるノーザンファーム代表の吉田勝己氏は語った。
宝塚記念には、昨秋のジャパンCで死闘を演じ、鼻差で破ったG1・5勝馬オルフェーヴルが出走を予定。3歳牡馬チャンピオンのゴールドシップも、天皇賞・春→宝塚記念の王道を歩むことになっている。ジェンティルドンナが参戦すれば、日本中のファンが熱く燃える大一番となる。
秋は、凱旋門賞(10月6日、仏ロンシャン競馬場・芝2400メートル)へ挑戦するプランもあるが、吉田氏は、あくまでも上半期の戦いが大切であることを強調。「オルフェーヴル(オーナーは同じ(有)サンデーレーシング)が行くことは決まっているし、何が何でも2頭で行く必要はない。ただ、もちろん可能性は残っている。今後のレースぶりを見て、決めるということです」と解説した。
世界の最高峰のGIへの夢は、ひとまず封印した形だが、今後のパフォーマンス次第で、当然、待望論が持ち上がってくる。石坂調教師が「まずは、ドバイに全力投球したい」と力を込めたのは、それだけの走りができると確信してのことだ。
現在、滋賀・ノーザンファームしがらきで休養中のジェンティルドンナは、31日に栗東へ帰厩。調整のピッチを上げていく。石坂師は「牧場で、かなり調教をやっているが、トレセンとはストレスが違う。リラックスしていて、すごくいい状態」と手応えをのぞかせた。
ドバイで勝ち、“3強対決”の宝塚記念も優勝すれば、凱旋門賞参戦が現実味を帯びてくる。「そうなる可能性は、十分にあると思っています」と石坂師。まずは、ドバイで圧倒的な強さを見せつけ、フランス行きのチケットをたぐり寄せる。
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