2013年1月2日水曜日

伝説

http://hochi.yomiuri.co.jp/horserace/news/20121231-OHT1T00081.htm?from=related

ジェンティルドンナ、13年凱旋門賞で伝説つくる!

ジャパンCを制し、自信を持って世界に挑むジェンティルドンナ
 2013年の凱旋門賞は、日本の“3冠馬”同士による世界最強馬決定戦になる。昨秋のジャパンCの最後の直線で、250メートルにも及ぶ死闘を演じた3冠牝馬ジェンティルドンナと、11年の3冠馬オルフェーヴル。鼻差で勝利を収めたジェンティル陣営が、昨年末に凱旋門賞出走を明言し、5歳となった今年も現役を続けるオルフェーヴルも、再挑戦に燃えている。10月6日のロンシャン競馬場。日本調教馬として最初に凱旋門賞を制するのは、どちらなのか…。
 いよいよ、“その時”がやってくる。昨年、史上4頭目の牝馬3冠制覇を達成。そして、ジャパンCでは、オルフェーヴルとの一騎打ちを制し、史上初の3歳牝馬による勝利をマークしたジェンティルドンナが、世界へと踏み出す。
 「オークスを勝った時から、海外へ行かなければ、と思っていた」と石坂調教師。5馬身差の圧勝で、同世代の牝馬を子供扱いした際に意識した世界との距離は、一戦ごとに縮まっていった。
 不向きな展開をはね返し、3冠牝馬となった秋華賞のあと、翌年の海外挑戦を表明した。続くジャパンCは、外枠から積極的に好位を取り、直線ではオルフェーヴルとのマッチレースに。馬体が何度も接触する激しい戦いになったが、凱旋門賞2着馬の気迫にひるむことなく、最後まで前には出させなかった。「強い馬の一員になれた。ドバイ、フランスなどを選択肢に入れて、来年のプランを考えたい」。現役最強馬を下し、石坂師の自信は、さらに膨らんだ。
 12月30日には、トレーナーが2013年の最大目標を凱旋門賞に設定すると明言。ロンシャンでのオルフェーヴルとの対戦が決定的になった。「体はすぐに戻って、今は490キロ(前走時460キロ)くらいある。体調を見極めて、選択を間違えないようにしたい。海外へは、勝ちに行くんだからね」とトレーナー。世界を舞台に、新たな伝説を作り上げていく。
 ◆ジェンティルドンナ 牝4歳の鹿毛。父ディープインパクト、母ドナブリーニ(父ベルトリーニ)。戦績9戦7勝。総収得賞金6億8953万8000円。GI勝利・12年桜花賞、オークス、秋華賞、ジャパンC。生産者・北海道安平町のノーザンファーム。馬主・(有)サンデーレーシング。栗東・石坂正厩舎所属。

0 件のコメント: