【JCD】ヴァーミリアン、状態安定
坂路を力強く駆け上がったヴァーミリアン=栗東トレセン
「ジャパンカップダート・G1」(12月6日、阪神)
9度目のG1制覇を狙うヴァーミリアンは25日、栗東坂路で順調な姿を見せた。セブンサミッツ(3歳1000万下)の直後を追走。力強い脚さばきで、こう配を駆け上がっていく。残り200メートル地点を迎えて、相棒がピッチアップ。突き放される格好となったが、4F53秒6-40秒0-13秒6の数字を記録した。
石坂師は「追い抜くとは思っていませんから。上等だと思います」と合格点を与える。元来が調教では地味なタイプ。それでも、安定して悪くない数字を刻めるようになった。「前に目標を置く方が走りやすいようですから。ファームもいいですね」と指揮官は納得の表情をつくる。発馬も安定して、ここ2戦はスケールアップした姿を誇示。2回目のJCダート制覇に向けて、抜かりはない。
ヴァーミリアン5馬身遅れ不安なし…JCダート1週前
次週のジャパンCダート(12月6日、阪神)に出走する日本のエース、ヴァーミリアンが25日、栗東の坂路で1週前追い切りを行った。
セブンサミッツ(3歳1000万)を追いかける形でスタート。雨で重くなった馬場を苦にせず、全身を使った力強いフットワークで駆け上がった。53秒6―13秒6。パートナーには5馬身離されたが、調教駆けしない馬だけに十分な内容だ。
「少し強めくらいの追い切り。調教では走らないので、前に馬を置く形がいい。馬場状態を考えたら、よく走っている」と久保助手。遅れを気にかける様子はない。
前走のJBCクラシックは、直線で進路がふさがったが、狭いインを力強く割って優勝。史上最多のGI8勝目をマークした。「強い競馬だったね。1度使って気合が乗ってきた。状態のいい時は、結果を出してくれる馬だからね」と久保助手にも力が入る。昨年は3着に終わったレース。砂の王者が、リベンジに燃えている。
【JCD】ヴァーミリアン順調、石坂師も納得
2009.11.26 05:01
ヴァーミリアン【フォト】
《栗東》JBCクラシックで史上最多のGI8勝目を飾ったヴァーミリアン(石坂、牡7)は坂路で一杯に追われて4ハロン53秒6、終い13秒6。前方のセブンサミッツ(牡3、1000万下)を目標に進み、最後は引き離されたが、この馬としては上々の時計。「目標にした方が走りやすいし、フォームもいいからね。もともと追い越すとは思っていなかったし、動きは上々。すごく元気で順調に来ています」と石坂調教師は納得の表情を見せた。
同2着マコトスパルビエロ(鮫島、牡5)は坂路4ハロン53秒6。時計以上に余裕のある走りで「馬場が悪く少しのめっていたけれど、そのわりには時計が出たね。いい意味でずっと変わりなくきている」と安藤勝騎手は好調キープを実感。
同4着メイショウトウコン(武田、牡7)はBコースで一杯に追われて6ハロン75秒6、3ハロン36秒1-11秒5の一番時計。古川吉騎手(実戦は藤田騎手)は「使って良くなっていますね。今週、ビシッとやったので、もっと良くなってくると思う。体調がいいので楽しみはあります」と好感触を伝えた。
武蔵野Sで10着に敗れたサクセスブロッケン(藤原英、牡4)はCWコースでルメール騎手(実戦は内田博騎手)が騎乗して6ハロン84秒0、3ハロン38秒9-12秒2(G前仕掛け)。外タスカータソルテ(牡5オープン)に1/2馬身遅れたが、無理をしなかったもの。「前半ゆっくりでラストを少し伸ばす、予定通りの内容。体調はいいと思うが、前走大敗で精神面への影響が気になる。59キロを背負った反動も心配」と藤原英調教師は微妙なトーンだった。
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