【東京大賞典】ヴァーミリアン冬場はベスト…血統診断
ダートGI連勝中のヴァーミリアンの父はエルコンドルパサー。ヴァーミリアン自身もそうだが、ソングオブウインド(菊花賞)やアロンダイト(JCダート)のように、産駒は秋から冬に活躍する傾向がある。今の時期はベストだろう。
ルースリンドもエルコン産駒で同じことがいえる。母の父はデピュティミニスターで、その産駒に東京大賞典勝ちがあるトーヨーシアトル。血統背景は十分だ。
昨年の覇者で交流GI6勝のブルーコンコルドの父は日本ダービー馬フサイチコンコルド。父は体質が弱かったが、産駒は自身以外にもバランスオブゲームが高齢までタフに活躍した。ここ2戦は案外だが、まだ見限れない。
地方勢筆頭格フリオーソの父はブライアンズタイム。産駒はトーホウエンペラー(東京大賞典)やタイムパラドックス(帝王賞)など、大井2000メートルで勝利を挙げている。母の父はミスタープロスペクターと純然たる米国血統で、スピード決着にも対応できるのが強み。
シーキングザダイヤは超良血だが、父、母の父ともに産駒は仕上がり早で、年齢的に大幅な上積みは疑問。
デルタブルースは初ダート。ダンスインザダーク産駒は芝の中~長距離で活躍しているイメージが強いが、インタータイヨウ(兵庫CS)やマルブツトップ(佐賀記念)など交流ウイナーも輩出。スタミナ+タフさが求められる地方の馬場は、案外向いているかもしれない。
ダート重賞3勝のメイショウトウコンの父はマヤノトップガン。産駒のダート成績はプリサイスマシーンのJBCスプリント2着が目立つ程度だが、メイショウトウコンの場合は母の父ジェイドロバリーの影響が強く出ている。ただ、GIを勝ちきる底力に不安が残る。
(血統取材班)
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