吉野家、ステーキ店最大手「どん」を買収へ・牛肉調達で相乗効果
吉野家ホールディングス(HD)は大証2部上場のステーキ店チェーン最大手、どん(旧フォルクス)を買収することで同社と大筋合意した。最終的に過半数の株式を保有する方向で最終調整に入った。主力の牛丼事業は国内市場の伸びが期待できないため、同じ牛肉が主要食材で物流や食材調達などの相乗効果を出せるステーキ店チェーン買収で成長を維持する。
吉野家HDはどんの資産査定を終えており、月内に合意する見通し。まず2008年2月にも、どんが実施する15億円程度の第三者割当増資を引き受ける。その後、どんの発行済み株式の約54%を持つ籾山昌也社長ら創業者一族から株式を譲り受け、どんを子会社化する。最終的な買収額は株式取得だけで数十億円、負債を含め百数十億円規模とみられる。
「“どん”だけぇ~~」とベタなリアクションをしてみる。
で、関連でこんなのも見つける。
「つゆだく」「ねぎぬき」「なまじゃく」「そくしゃく」はきいたことあるが、、、、、、、
吉野家って奥が深い。
牛丼メニューは72種類
米国産牛肉の輸入停止を受け、牛丼の販売がストップしても、吉野家ファンは牛丼の再開を待ち望み続けた。吉野家はどうして米国産牛肉にこだわるのか、吉野家スタイルとは何か。外食産業の研究者の立場から『吉野家』(生活情報センター刊)を書いた茂木信太郎さんに聞いた。
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吉野家の牛丼のメニューは「並」「大盛」「特盛」だけだと思っている人が大部分です。しかし、常連客が注文するときに「ツユだく」とか「ネギだく」とか言っているのを聞いたことがありませんか?吉野家は、メニューに書かれていなくても、自分の好みを店員に伝えるこうした常連客によって支えられているのです。
「並」「大盛」「特盛」に加えて、常連客だけが知る、メニューに書かれていない「アタマの大盛」「アタマの特盛」を加えた5種類が吉野家の牛丼メニューの基本です。「アタマ」というのは具のことです。それに加えてツユの「普通」「多い」「少ない」で5×3ですから、合計で15通り。タマネギの「普通」「多い」「少ない」が加わって、15×3で45通りになります。
さらにご飯の「小」も受け付けているので、3(具)×3(ツユ)×3(タマネギ)の27通りも加えなければなりません。従って、45+27で72通りが吉野家の牛丼メニューの基本ということになります。
お客さんの72通りの注文をちゃんと記憶して、確実に盛り付けられるようになるには半年ほどかかるそうです。かつて吉野家では注文伝票を使わずに、店員の記憶だけで、これだけのメニューにきちんと対応していました。
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