2013年4月1日月曜日

セン

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セントニコラスがシーマクラシックの栄光を勝ち取る

レポート:UAE、土曜日

メイダン競馬場:ロンジン・ドバイシーマクラシック(G1) 芝2,400m 5歳以上

セントニコラスアビー(St Nicholas Abbey)が本来の走りを取り戻してシーマクラシックを制し、自身5つ目となるG1勝利を挙げた。

この勝利は鞍上ジェセフ・オブライエン騎手の素晴らしい戦略によるところも大きい。同騎手は愛馬を逃げるシャレータ(Shareta)の直後の特等席に入れ、最終コーナーを曲がると勝利に向け一気に抜け出した。

対照的に、日本で旋風を巻き起こしたジェンティルドンナ(Gentildonna)の鞍上ヤスナリ・イワタ(岩田康誠)騎手は終始外を回され、勝馬に比べて大幅なコースロスもあり2着に終わった。

セントニコラスアビーにとっては、後方から脚を伸ばしシリュスデゼーグル(Cirrus Des Aigles)に僅差2着まで迫った昨年のレース経験があり、今年が2度目の参戦だった事もラッキーだった。

昨年と同じ轍を踏むまいと、オブライエン騎手は序盤から好ポジションを取りに動き、今年6歳となったパートナーもその意思に応え、逃げ馬の直後を手応えよく追走した。

コロネーションカップ2勝、ブリーダーズカップ優勝の経験のある同馬は、オブライエン騎手の合図に応えて滑らかに加速、仕掛けのタイミングも完璧で、ゴール前迫るジェンティルドンナを最後まで抑え込んだ。

日本の牝馬三冠馬は自身キャリアの中で2度目の敗戦となった。とはいえ、G1パフォーマーとしての実力は十分に見せた。

もう一頭の連勝馬ベリーナイスネーム(Very Nice Name)もその勢いのまま3着に好走した。

勝利したオブライエン騎手は次のように答えた。「予想ではそれほど速いペースにはならないと思っていたし、(共同オーナーの)スミス氏も前々でレースをした方が良いと言っていた。この馬はとてもタフで、いつも一生懸命走ってくれる。それでいて常にリラックスしていて、能力にあふれている、本当に素晴らしい馬だよ。あなたが騎乗しても、あなたの望むように走るよ」

エイダン・オブライエン調教師が付け加えた。「私はこの馬について後方から脚を伸ばした方が良い馬だと思っていたが、ジョセフ(オブライエン騎手)とデリック(スミス)氏が彼を先行させたいと言っており、今日は彼らの言うような展開になった。だからおそらく彼らの方が正しかったのだろう」
情報提供: レーシングポスト

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