現地時間30日、ドバイワールドCデーが開催された。
すでに皆さんご存知の通り、ドバイシーマクラシックに出走したジェンティルドンナ(牝4歳、栗東・石坂正厩舎)は残念ながら2着に敗れた。先行し、直線では2番手に進出。あとはセントニコラスアビーを交わすだけという態勢になったが、そこから伸びを欠き、逆に突き放されてしまった。 手綱をとった岩田康誠騎手が「少し(ハミを)噛み気味だったのが最後に響いた」と唇を噛めば、石坂正調教師は「終始外を回らされたのが痛かったかな……」と悔しそうに言った。 同じレースに出走し、シンガリ11着に敗れたのはトレイルブレイザー(牡6歳、栗東・池江泰寿厩舎)。 騎乗した武豊騎手は「調教は良かったのに、前走に引き続きまったく走らなかった。何故かなぁ……」と首を傾げつつ語った。 ドバイシーマクラシックの前に行なわれたUAEダービーに出走したケイアイレオーネ(牡3歳、栗東・西浦勝一厩舎)とゴールデンシャヒーンに出走したタイセイレジェンド(牡6歳、栗東・矢作芳人厩舎)はそれぞれ10、12着に敗れた。 ケイアイレオーネは追い切り後に熱が高くなるアクシデントにも見舞われ、どうやら本調子とは言えなかった模様。今年は相手も揃っており、ただでさえ苦戦が予想されたのに、本来のデキになかったのではこの結果も致し方ないところか……。 また、タイセイレジェンドも今年は相手が揃い過ぎた感がある。矢作調教師は素直に力不足を認めた。それでもゲート練習の成果もあり、好スタートから先行できたのだから競馬は出来たと考えて良いだろう。 今年、3つのレースに挑戦した4頭の日本馬は、勝ち鞍を挙げることは出来なかった。期待の大きかったジェンティルドンナが敗れたことで、がっかりする声が多く聞かれたが、負けるのが当たり前の競馬の世界、ましてや海外への遠征でこの成績は決して悪くはない。今後も日本馬の海を越えての活躍に期待したい。 |
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