2010年1月28日木曜日

各紙

武豊 「頬ずりしたいくらい可愛い馬」で快挙
2010/1/28 16:54
騎手の武豊が2010年1月27日のブログで、同日行われたGIレース・川崎記念で勝利に導いたヴァーミリアンに最大級の賛辞を送っている。
同馬はこれで国内GI最多勝記録を「9」に更新する快挙。5歳で初GI制覇して以来、8歳になる今年まで、毎年GIタイトルを手にしている。武も「どんなに称賛しても褒めすぎにはあたらない」と手放しで喜ぶ。というのもGI9勝のうち「8勝がボクの騎乗によるもの」ということもあり、「頬ずりしたいぐらい、可愛い馬です」とほくほく顔だ。
武自身もこれでデビュー2年目(1988年)から続くGI勝利記録を「23年」にまで伸ばせた。「記録男」とも呼ばれる武は、いつ更新できるかなど「気にしないようにしている」というが、達成できたときは「素直に喜ぶのがボクのやり方」とやっぱりうれしそう。「ヴァーミリアンに改めて感謝しつつ、乾杯です」とこの日の記事を締めくくった。

【川崎記念】ヴァーミリアン9冠2010.01.28

ヴァーミリアン【拡大】
 公営・川崎競馬場では27日、「第59回川崎記念」(交流GI、ダ2100メートル)が行われ、2番手につけた武豊騎乗の8歳馬ヴァーミリアンが、逃げたフリオーソをクビ差かわして優勝した。2分12秒7(良)はレコード。
 GI勝利単独トップの数字を「9」に伸ばすと同時に、史上初の7年連続重賞制覇を成し遂げた。なお、フェブラリーS(2月21日、東京、GI、ダ1600メートル)には向かわず、交流GI帝王賞(6月30日、大井、GI、ダ2000メートル)で10冠を目指す見込み。
 ◇
 ヴァーミリアン(1着)武豊騎手=本当に強い。彼を信頼して、2番手でもいい形でレースを運べた。頭が下がる思いでいっぱいです。JCダートは8着、東京大賞典は2着だったので、どうしても1着がほしかった。ボクも今年最初のGIを勝てて嬉しい。
■ヴァーミリアン 父エルコンドルパサー、母スカーレットレディ、母の父サンデーサイレンス。黒鹿毛の牡8歳。栗東・石坂正厩舎所属。北海道安平町ノーザンファームの生産馬で馬主は(有)サンデーレーシング。戦績32戦15勝(うち海外2戦0勝、地方12戦10勝、中央18戦5勝)、JRA重賞は04年GIIIラジオたんぱ杯2歳S、07年GIジャパンCダート、08年GIフェブラリーSの3勝。交流重賞は05年GII浦和記念、06年GIIダイオライト記念、GII名古屋グランプリ、07、09年GI川崎記念、07年GI東京大賞典、09年GI帝王賞、07~09年GI・JBCクラシックの10勝。獲得賞金11億6860万7500円。川崎記念は、石坂正調教師が07年に次ぐ2勝目、武豊騎手は05年タイムパラドックスに次ぐ2勝目。

ハナを主張した2頭の一騎打ち、クビ差でGI最多勝記録更新
 ヴァーミリアンか? フリオーソか? 中央と地方を代表する砂の猛者が、伝統の一戦、川崎記念史に残る名勝負を繰り広げた。
 「ここ2戦は結果を出せなかったので、どうしても1着が欲しかったです」とヴァーミリアンの武豊騎手。ジャパンカップダートGI・8着、東京大賞典JpnI・2着。GI(JpnI)最多の8勝という記録を保持しているからこそ、歯がゆい競馬が続いていたのは事実。「ここでは負けられないと思っていました」(石坂正調教師)。
 川崎競馬場開設60周年を記念してリニューアルされたファンファーレが華やかに鳴り響き、熱戦は始まった。
 直後に、どっと歓声が上がる。ヴァーミリアンとフリオーソがハナを主張し合ったのだ。「逃げてもいいと思っていましたが、フリオーソも引かなかったので2番手から進めました。結局はいい形になりましたね」(武騎手)。
 最初のコーナーでは位置取りも落ち着き、フリオーソがハナに立ち、2番手からヴァーミリアン。その後ろにはテスタマッタやゴールデンチケット、マイネルアワグラスといった中央勢が続いていたが、結果的にはこの面々で上位を独占したことになる。
 最後の直線に入ったところでもフリオーソがリードをキープし、そこに外から抜群の手応えで襲いかかるヴァーミリアン。「(フリオーソを)つかまえるまでは速かったんですが、そこからが渋太かったですね。最後までヒヤヒヤしましたが、ヴァーミリアンは強かったです」(武騎手)。2頭のデッドヒートは、ゴール直前、ヴァーミリアンがフリオーソをクビ差ねじ伏せる形で決した。
 勝ちタイムの2分12秒7(良馬場)は従来の記録を0秒1上回るレコードタイム。さらに、GI(JpnI)タイトルも自身の記録を更新する9勝目となった。
 「8歳でも元気で、まだまだ走れる状態ですからね。今度はGI・10勝を目指したいです」(石坂調教師)。今の段階ではフェブラリーステークスGIを視野に入れていないようで、春の最大目標は帝王賞JpnIの予定だという。早ければそこで、GI・10勝という大記録が達成されるかもしれない。
 一方、惜しくも涙を呑んだのが、これで3年連続2着となったフリオーソ。やや急仕上げだった東京大賞典JpnI(7着)を一度叩いて状態は上向いていた。「自信はあったんだけど……」と川島正行調教師。自身も従来のレコードタイが出るペースで逃げ、最後もヴァーミリアンを簡単に抜かせなかった根性は、地方競馬の総大将としての意地とプライドは見せてくれたと思う。
 この後はダイオライト記念JpnIIからかしわ記念JpnI、帝王賞JpnIというプランが考えられるだろう。打倒ヴァーミリアンの思いは、上半期最後の大一番に持ち越される。

武豊騎手
  元気が良くて道中の手応えは抜群でした。馬も若いので、まだやれそうですね。ここ2戦は結果を出せなかったのでどうしても1着が欲しかったのでホッとしました。今年最初のJpnIレースを勝ててうれしいです。  
 
石坂正調教師
   前に有利な馬場なので、前で競馬をして欲しいと思っていましたが、騎手の方はハナでもいいと思っていたみたいですね。4コーナーまでの手応えが良かったので、それが最後の伸びにつながったと思います。

ヴァーミリアン記録更新9冠!/川崎記念

川崎記念で9つ目のG1制覇を果たしたヴァーミリアン。中央右は武豊騎手
<川崎記念>◇27日=川崎◇統一G1◇ダート2100メートル◇4歳上◇出走11頭
 1番人気のヴァーミリアン(牡8、栗東・石坂)が2分12秒7のレコードタイムで、自身の持つG1最多勝記録を9勝に伸ばした。逃げたフリオーソとマッチレースの展開となったが、最後はきっちり競り落とし、貫禄(かんろく)の首差勝ち。今後は、フェブラリーS(G1、ダート1600メートル、2月21日=東京)は使わず、連覇のかかる帝王賞(統一G1、ダート2000メートル、6月30日=大井)で10個目のG1タイトルを狙うことになりそうだ。
 武豊もヴァーミリアンもスタートに集中していた。「逃げてもいいと思っていた」というあん上の狙い通り、どの馬よりも真っ先に飛び出した。ひとつ外枠のフリオーソがあくまで逃げを主張したため1周目3角で先頭を譲ったが、そのままぴったりマークする展開。2頭のマッチレースの始まりだった。
 軽快なラップを刻むライバルを終始、余裕の手応えで追走した。後ろの馬はまったく出番なし。直線ではフリオーソをとらえることに専念した。並んで少し前に出てから、南関の雄のしぶとい粘りに抵抗されたが、G1・8勝の底力に衰えはない。右ステッキに応えて、首差競り勝った。「早めにつかまえられたけど向こうも強い馬。最後は少しヒヤヒヤした」。武豊はライバルの粘りを褒めたが、それでも負ける気はしてなかったはず。ここ2戦のうっぷんを晴らす勝利に、ゴール後は思わずガッツポーズ。G1・9勝目はレコードのおまけ付きだった。
 「頭が下がる思い。まだ馬は元気で若いし、まだまだやれる。僕も今年最初のG1を勝ててうれしい」。8歳馬の頑張りに、武豊は満面の笑みを浮かべた。「9の次は10でしょ。次の目標はG1・10勝目」と、石坂師も貪欲(どんよく)に次のタイトル狙いを宣言。28日、宮城県の山元トレセンに放牧に出され、英気を養う。「フェブラリーSは使わない方向」(同師)で、節目の10勝目を狙うレースは、連覇のかかる帝王賞になる可能性が高い。記録はどこまで伸びるのか。今年も統一G1の舞台で大暴れを見せてくれそうだ。【高木一成】
 [2010年1月28日8時43分 紙面から]

【川崎記念】ヴァーミリアン、ねじ伏せた
 フリオーソ(右)をかわし優勝したヴァーミリアン=川崎競馬場
 「川崎記念・交流G1」(27日、川崎11R)
 ヴァーミリアンが力でねじ伏せ、自己記録を更新するG1・9勝目をもぎ取った。レースはフリオーソとのマッチレースとなったが、ゴール前で首差かわしてV。2分12秒7のレコードで、昨秋のJBCクラシック(名古屋)以来となるビッグタイトルを獲得した。
  ◇  ◇
 懸命に粘り込むデムーロ&フリオーソ。必死に捕らえにかかる武豊&ヴァーミリアン。実力馬2頭の熱いたたき合いは、300メートルの直線いっぱいに繰り広げられた。
 「いったんはかわしたんだけど、向こうも自分の型になるとしぶといからね。ここ2走は結果を出せなかったので、どうしても勝ちたかった。僕にとっても今年初めてのG1だったし」と武豊。前走の東京大賞典ではサクセスブロッケンに鼻差競り負けた。そのうっぷんを晴らし、柔らかな笑みを浮かべた。
 28日には宮城県の山元トレセンへ放牧に出る。「フェブラリーSは使わない方向。次は(昨年Vの)帝王賞(6月30日・大井)になるかな。(G1)10勝目を目指したいね」と石坂師。8歳の古豪がビッグロードの最前線を突き進む。

【川崎記念】ヴァーミリアン9冠!豊スマイルはじけた
<川崎記念>ヴァーミリアン(左)がフリオーゾを振り切ってG1・9勝目をあげる
Photo By スポニチ
 2010年最初の交流G1「第59回川崎記念」は27日、川崎競馬場で行われ、単勝1・3倍の断然1番人気に推されたヴァーミリアンが、逃げたフリオーソを首差で競り落とし、3年ぶり2度目の同レース制覇。自身の持つ国内G1最多勝記録を「9」に伸ばした。今後は連覇の懸かる帝王賞(6月30日、大井)で前人未到のG1・10勝目に挑む。
 さすがは歴戦の雄。武豊ヴァーミリアンの熟練のレース運びにファンは酔いしれた。スタート直後は好スタートから一瞬ハナへ。フリオーソのデムーロが必死に手綱を動かし、1周目3コーナー過ぎで何とか先頭に立ったが、ヴァーミリアンは終始2番手で大名マーク。直線を向くとすぐゴーサインを出し、首がグイッと出たところがゴール。2分12秒7は従来の記録(2分12秒8=04年エスプリシーズ)を6年ぶりに塗り替えるレコード。自身の持つ国内G1最多勝利数を「9」に伸ばした。
 よほど、うれしかったのだろう。武豊は何度も何度もガッツポーズを繰り返した。「行ってもいいぐらいの気持ちでいたが、向こう(デムーロ)が主張してきたので2番手から。いい形で運べたし、ずっと乗っている馬なので彼を信頼していた。前2戦(JCダート8着、東京大賞典2着)が不本意だった分、どうしても結果が欲しかった。G1・9勝?頭が下がります」
 石坂師にとっても会心の勝利だ。指揮官は「ここでは負けられないと思っていた。ジョッキー(武豊)も前が有利な馬場を意識して、うまく乗ってくれた。最後?何とかかわしてくれ…と。強かったですね」と安どの表情で振り返った。
 思えば、3年前の川崎記念でG1初勝利。それが今では9個目。歴代2位のシンボリルドルフ、テイエムオペラオー、ディープインパクト、ウオッカ(いずれもG1・7勝)に2勝差をつけ、前人未到の記録更新の挑戦が続く。28日、宮城・山元トレセンに放牧に出て、距離不足のフェブラリーS(2月21日、東京)は見送る方針。石坂師は「ここまできたら、G1・10勝目を何とか目指したい。次は帝王賞になると思う」と早くも指針を語った。第一人者・武豊にとっても、幸先の良いスタート。「馬も元気で若いし、まだやれる。僕自身も今年最初のG1を勝ててうれしい」と豊スマイルがはじけた。円熟の名コンビが、ダート界を今年も熱くしてくれそうだ。
[ 2010年01月28日 ]

【川崎記念】粘るもフリオーソ3年連続2着
2010.1.28 05:08
 第59回川崎記念(27日、川崎11R、指定交流、GI(Jpn)、サラ4歳上、選定馬、定量、ダ左2100メートル、1着賞金6000万円)初コンビのミルコ・デムーロ騎手を迎え、“打倒ヴァーミリアン”を合言葉に絶好の出来で臨んだ船橋のフリオーソ。直線でもしぶとく食い下がったがクビ差に泣いた。スタート直後は逃げずに控えたが、川島正行調教師は「ヴァーミリアンが内枠だったから番手の競馬を考えていた」と説明。その後にハナを奪って、いつもの競馬となった。「状態が上向いていたからね。よく走ってくれたと思う」と、健闘を評価していた。

【川崎記念】ヴァーミリアン9冠!クビ差V
2010.1.28 05:09
 第59回川崎記念(27日、川崎11R、指定交流、GI(Jpn)、サラ4歳上、選定馬、定量、ダ左2100メートル、1着賞金6000万円)武豊騎乗で断然人気に支持された8歳馬ヴァーミリアンが、フリオーソをクビ差かわして優勝。従来のレコードを0秒1更新する2分12秒7(良)でGI9勝目を挙げると同時に、史上初の7年連続重賞Vの偉業を成し遂げた。フェブラリーSは使わない方向で、交流GI帝王賞で10冠を目指す模様。
 断然の1番人気に推されたヴァーミリアンが、クビという着差以上の内容で9冠馬に輝いた。しかも8歳馬が04年にエスプリシーズがマークした2分12秒8(重)を0秒1更新するレコードで自身の持つGI記録を更新。さらに7年連続重賞制覇となり、ドウカンヤシマ(82~87年まで6年連続)を超えて単独トップの偉業を達成した。
 「本当に強いですね。彼を信頼して乗って、2番手でもいい形でレースを運べました。頭が下がる思いでいっぱいです」
 記録男の武豊騎手でさえ最敬礼の貫禄勝ち。レースも王者の風格に満ちあふれていた。好スタートから逃げる構えを見せたが、外からフリオーソが行くと、すぐに控えて2番手へ。相手は1頭に絞ってのマッチレース。フリオーソの抵抗に手を焼いたが、終わってみれば3着以下を引き離して、6年ぶりにレコードを更新する会心の勝利だった。
 焦点はGI10勝目を狙うレースに絞られてくる。すぐ先にはフェブラリーS(2月21日、東京、GI、ダ1600メートル)があるが、石坂正調教師は「使わない方向です」と否定的だ。28日に川崎から宮城県の山元トレセンに移動。帝王賞(6月30日、大井、GI、ダ2000メートル)で大記録に挑む公算が大きい。「ずっと元気だし、まだまだ走れる状態。10個目を目指して頑張ります」と、トレーナーはさらなる意欲を燃やす。
 8歳を迎えても衰えのないヴァーミリアン。そして、3月15日に41歳となるユタカもまた、今年の飛躍を誓う。
 「ここ2回(JCダート8着、東京大賞典2着)結果が出せなかったので、今回はどうしても1着がほしかった。ボクも今年最初のGIを勝てて嬉しいし、これからも頑張ります」
 円熟の極みに達した、記録ずくめの人馬。ダート路線の中心に、今年もヴァーミリアンと武豊のコンビが君臨する。(黒田栄一郎)

ヴァーミリアンがG1・9勝目/川崎記念
<川崎記念>◇27日=川崎◇統一G1◇ダート2100メートル◇4歳上◇出走11頭
 1番人気のヴァーミリアン(牡8、栗東・石坂)が、2分12秒7のレコードタイムでG1・9勝目を挙げた。
 スタート良く飛び出したヴァーミリアンは、フリオーソがあくまで逃げを主張したため1周目3角で先頭を譲ったが、そのままぴったりマークする展開。終盤はマッチレースとなったが、しぶとく粘るフリオーソをゴール前で首差かわして先頭でゴールした。「早めにつかまえられたけど向こうも強い馬。最後は少しヒヤヒヤした」と武豊騎手。G1・9勝目はレコードのおまけ付きだった。
 今後はフェブラリーS(G1、ダート1600メートル、2月21日=東京)は使わず、連覇のかかる帝王賞(統一G1、ダート2000メートル、6月30日=大井)で10個目のG1タイトルを狙うことになりそう。
 [2010年1月27日18時53分]

【川崎記念】ヴァーミリアンG1で史上最多の9勝目
フリオーソ(右)をかわし優勝したヴァーミリアン
Photo By 共同
 公営競馬の指定交流レース、第59回川崎記念(ダート2100メートル、G1)は27日、川崎市の川崎競馬場で中央所属の5頭を含む11頭が争い、1番人気で中央のヴァーミリアン(武豊騎乗)が2分12秒7で優勝し、1着賞金6000万円を獲得した。同馬はこのレース2勝目で、中央と合わせたG1の史上最多勝記録を更新する9勝目を挙げた。
 2番手を進んだヴァーミリアンは、逃げたフリオーソ(船橋)を最後の直線でとらえ、首差で競り勝った。3着は中央のテスタマッタだった。
 払戻金は単勝が130円、枠複は(2)―(3)で260円、枠単は(2)―(3)で290円。馬複は(2)―(3)で250円、馬単は(2)―(3)で340円。3連複は(2)―(3)―(5)で780円、3連単は(2)―(3)―(5)で1770円。ワイドは(2)―(3)が150円、(2)―(5)が250円、(3)―(5)が540円。
[ 2010年01月27日 18:21 ]

【川崎記念】ヴァーミリアン、GI9勝目!
2010.1.27 16:32
川崎記念でフリオーソ(右)との叩き合いを制し、GI9勝目を挙げたヴァーミリアン=川崎競馬場(撮影・菅原和彦)【フォト】
 27日、川崎競馬場で今年の地方交流GI初戦となる「第59回川崎記念」(GI、ダ2100メートル)が行われ、圧倒的な支持を集め1番人気となった武豊騎手騎乗のヴァーミリアン(牡8歳、栗東・石坂正厩舎)がゴール前で粘るフリオーソを捕らえ、2分12秒7のコースレコードで貫禄勝ち。GI9勝目を飾り、自らの持つ最多GI勝利数の記録を塗り替えた。
 レースはスタートからフリオーソとヴァーミリアンが競り合う展開。道中フリオーソが先頭に立ち、ヴァーミリアンは2番手。テスタマッタ、ゴールデンチケットがその後ろから競馬を進めた。
 勝負の直線、ヴァーミリアンがかわしにかかったものの、逃げたフリオーソも脚色が衰えない。激しい叩き合いが続いたが、ゴール手前でヴァーミリアンがわずかに前に出た。
 ヴァーミリアンは、父エルコンドルパサー、母スカーレットレディ、母の父サンデーサイレンスという血統で、栗東・石坂正厩舎所属の牡8歳。通算成績は32戦15勝(うち地方12戦10勝)で、GIは07年の川崎記念、JBCクラシック、ジャパンCダート、東京大賞典、08年のフェブラリーS、JBCクラシック、09年帝王賞、JBCクラシックに続き9勝目。鞍上の武豊騎手は05年タイムパラドックスに続きこのレース2勝目。
 クビ差の2着は3番人気のフリオーソ(牡6歳、船橋・川島正行厩舎)、3着は4番人気テスタマッタ(牡4歳、栗東・村山明厩舎)が入った。
 払戻金は単勝が130円、枠複は(2)-(3)で260円、枠単は(2)-(3)で290円。馬複は(2)-(3)で250円、馬単は(2)-(3)で340円。3連複は(2)-(3)-(5)で780円、3連単は(2)-(3)-(5)で1770円。ワイドは(2)-(3)が150円、(2)-(5)が250円、(3)-(5)が540円。
 (除外、出走取消などで返還がある場合もございます。各レースの成績、及び配当金は、念のため必ず主催者発表のものでご確認下さい)

ヴァーミリアンG1・9連勝…川崎記念
ヴァーミリアン(左)はフリオーソを捕らえ、G1・9勝目を挙げた
 交流重賞の第59回川崎記念・G1(27日、川崎・ダート2100メートル)は、好スタートから2番手につけた1番人気のヴァーミリアン(武豊)が、逃げたフリオーソとの競り合いを首差制してレコードで優勝。自身川崎記念が持つ史上最多G1勝利記録を「9」に伸ばした。同レースの制覇は、07年以来、3年ぶり2度目。2分12秒7の勝ち時計は、従来の記録を0秒1上回るレコードとなった。今後については、フェブラリーSを見送って、6月の帝王賞でG1・10勝目を目指す。
 相手は、ただ一頭。ヴァーミリアンは、南関東の雄フリオーソに照準を合わせ、直線で力強く脚を伸ばした。武豊の右ムチが、一発、また一発と入る。並び、そして前に出た。きっちり首差競り落とし、明け8歳馬がG1・9勝目を飾った。
 「ここ2戦、結果を出せなかったので、どうしても1着が欲しかった」と武豊。スタートから勢い良く飛び出して、一度は先頭へ。フリオーソがハナを主張して、結局2番手に控えたが、勝負への執念を前面に押し出して勝利をつかんだ。
 JCダート(8着)、東京大賞典(2着)と連敗。“ダート王”の限界を指摘する声もあったが、終わってみればレコード勝ち。武は「本当に、この馬には頭が下がりますね。僕自身、これが今年最初のG1勝ち。本当にうれしい」と喜んだ。
 今後は、28日に宮城・山元トレセンへ。フェブラリーS(2月21日、東京)には向かわず、帝王賞(6月30日、大井)を目指すことになりそうだ。「9の次は10。G1・10勝目を目指したい」と石坂調教師。金字塔へ、ついに“マジック1”が点灯した。
 ◆ヴァーミリアン 父エルコンドルパサー、母スカーレットレディ(父サンデーサイレンス)。牡8歳の黒鹿毛。戦績32戦15勝(うち地方12戦10勝、海外2戦0勝)。総収得賞金11億6860万7500円(うち地方7億4600万円、海外3574万8500円)。G1勝利・07年川崎記念、JBCクラシック、ジャパンCダート、東京大賞典、08年フェブラリーS、JBCクラシック、09年帝王賞、JBCクラシック。生産者・北海道安平町のノーザンファーム。馬主・(有)サンデーレーシング。栗東・石坂正厩舎所属。

ヴァーミリアンが「川崎記念(JpnI)」を快勝! レース映像を配信中! [01月27日19時03分] 【スポーツ】

指定交流「第59回川崎記念(JpnI)」(2100m)は、1月27日、川崎競馬場で行われ、JRAのヴァーミリアンが快勝、GI、JpnI9勝目を挙げた。
レースは、1番人気のヴァーミリアンが好スタートを切り、1周目3コーナーまではハナを奪う勢いだったが、予想どおり船橋のフリオーソがこれをかわして先頭に立つ。
1周目の直線に入るとペースも落ち着き、フリオーソを先頭に、ヴァーミリアン、ゴールデンチケット、テスタマッタ、マイネルアワグラスとJRA勢が続く。
2周目の2コーナーまではフリオーソがマイペースに落とすものの、向こう正面からはペースが一気にアップ。JRAのボンネビルレコードも前の5頭に追いつき、有力馬6頭の競馬の様相を呈する。
4コーナーを回ると、逃げるフリオーソにヴァーミリアンが迫り、3番手のテスタマッタはこの2頭からは2馬身後方。
直線に向いてゴールをめざすところからは、フリオーソとヴァーミリアンが馬体を併せ、ゴール前まで両馬の一騎打ちが続く。
しかし、ゴール前でヴァーミリアンがわすがにリードを奪い、2分12秒7のレコードで快勝、3年ぶりに川崎記念を制し、GI、JpnI9勝という自身の持つ最多記録を更新した。
2着にフリオーソがクビ差で惜敗し、3着にテスタマッタが1馬身1/2差で入った。4着がゴールデンチケットで、5着がマイネルアワグラス。
ヴァーミリアンの武豊騎手は、「いいスタートを切りたいと考えていて、自分が先手を取ってもいいと思ったのですが、フリオーソに先手を主張されたので引きました。ずっと乗っている馬で、彼を信頼していましたから。直線は、フリオーソをつかまえたと思ったのですが、向こうも強い馬ですから。本当に、この馬には頭が下がる思いです」と、いつものようにヴァーミリアンのことをねぎらっていた。
レースの模様は、地方競馬インターネット中継で見ることができる。

1月27日(水)「川崎記念(川崎)はヴァーミリアン貫禄勝ち」他 [全国競馬ダイアリー]
2010/01/27(水) 19:15
●●川崎記念、ヴァーミリアンが9回目のGI制覇飾る●●


 川崎競馬場で行われた2010年最初のGI(JpnI)競走・第59回川崎記念(JpnI・2100m・1着賞金6000万円・11頭)は、逃げた3番人気フリオーソを2番手で終始マークしていた1番人気ヴァーミリアン(武豊騎乗)が粘るフリオーソをゴール前でクビ差捉え、自身の記録をさらに塗り替える史上最多のGI(JpnI)9勝目を挙げた。勝ちタイム2分12秒7は、2004年のこのレースでエスプリシーズがマークした従来のレコードをコンマ1秒上回るものだった。
 フリオーソは昨年に続きゴール寸前でかわされて2着、1馬身半離れた3着が4番人気テスタマッタで、4着には2番人気ゴールデンチケット、5着にはマイネルアワグラスが入っている。
 勝ったヴァーミリアンは父エルコンドルパサー、母スカーレットレディ(その父サンデーサイレンス)という血統の8歳牡馬で、JRA栗東・石坂正調教師の管理馬。通算成績は30戦15勝(うち地方12戦10勝)、この勝利でGI(JpnI)は9勝目、歴代単独トップとなる7年連続重賞勝利も達成している。
※6年連続重賞制覇を達成したのは、ドウカンヤシマ(1982年~1987年)とヴァーミリアンの2頭。
<レース後の関係者のコメント>
1着 ヴァーミリアン 武豊騎手
「逃げてもいいぐらいのつもりでしたが、フリオーソが行ったのであの形に。でもいい形でしたね。直線ではフリオーソを捕まえるまでは早かったのですが、相手もしぶとかったです。それでも最後はもうひと伸びしてくれましたから、やはりヴァーミリアンは強いですね。ここ2走は結果が出ていなかったので、今日は1着が欲しかったんです。馬はまだ若いですし、これからもまだまだやれそうです。自分自身、今年最初のGI(JpnI)を勝てて嬉しいです」

石坂正調教師
「ここでは負けられない思いでした。前が有利な馬場ですから、前での競馬をと考えていましたが、ジョッキーはハナでも、という気持ちだったようです。道中の手応えも良かったので、これは勝ち負けになるだろうと思いました。2着馬も強かったですが、なんとか交わしてくれましたね。4コーナーまでの手応えのよさが、最後の伸びにつながったのでしょう。これからはGI・10勝目を狙っていきます」
2着 フリオーソ 川島正行調教師
「ヴァーミリアンの方が枠が内だっただけに、2番手からでも、と思っていたのですが。ヴァーミリアンが抑えたので、行かざるを得なくなりましたね。よく走っていますが、残念です」
3着 テスタマッタ 岩田康誠騎手
「馬の雰囲気は凄く良かったし、距離が長くてもこなしてくれました。今回は負けましたが能力を感じる内容でしたし、今後につながると思います。逆転も十分できると思いますよ」
4着 ゴールデンチケット C.ルメール騎手
「直線に入るまでの動きは良かったのですが、直線では疲れてしまった感じで、反応がよくありませんでした。距離が少し長いようで、1600mぐらいが良いようです」
5着 マイネルアワグラス 松岡正海騎手
「もう少しペースが流れてくれればよかったのですが。ロスなく回れましたが、少し体が重かったかもしれません」
(取材:小塚歩)

武豊騎手「どうしても1着が欲しかった」/川崎記念
 27日、川崎競馬場で行われた第59回川崎記念(交流GI)を制したヴァーミリアン関係者によるレース後コメントは以下の通り。
【武豊騎手】
 ホッとしました、うれしいです。逃げてもいいかなと思っていたんですが、フリオーソがハナを主張していい形になりましたね。元気も良かったし道中も抜群の手応えでした。交わすまでは早かったですが、フリオーソもしぶとかったですね。
 ここ2戦は結果を出せなかったのでどうしても1着が欲しかったです。8歳ですが元気で若いしまだまだやれそう。僕自身も今年最初のGIを勝てましたし、今年一年頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします。
【石坂正調教師】
 ここでは負けられないと思っていました。ゴール前は何とか出てくれという感じでしたが、交わしてくれてホッとしています。8歳でもずっと元気で、まだまだ走れる状態です。GIを9つ勝ったので、今後はGI・10勝目を目指します。応援ありがとうございました。

GI9勝目! 川崎記念は1番人気ヴァーミリアンが勝利
2010年01月27日16時36分
 27日、川崎競馬場で行われた交流重賞・第59回川崎記念(交流GI・ダ2100m)は1番人気のヴァーミリアン(牡8、栗東・石坂)が、ゴール前でのフリオーソ(牡6、船橋・川島正)との追い比べを制し優勝した。鞍上は武豊騎手。2着はフリオーソ、3着はテスタマッタ(牡4、栗東・村山)が入線している。
 レース序盤は2枠のヴァーミリアン、3枠のフリオーソの内枠2頭が好ダッシュを決め主導権を争うが先頭フリオーソ、2番手ヴァーミリアンで折り合う。3番手ゴールデンチケット、4番手でテスタマッタが追走。3コーナー過ぎにテスママッタが3番手に進出、直線入り口でヴァーミリアンが先頭に踊り出るがフリオーソも食い下がる。そのままヴァーミリアン、フリオーソのマッチレースとなったがゴール前でヴァーミリアンがクビ差抜け出し先頭でゴール板を駆け抜けた。
 ヴァーミリアンはこれで自身のGI最多勝記録を更に更新するGI9勝目。川崎記念は07年に続き2度目の制覇となった。
 武豊騎手は勝利騎手インタビューで
「いい感じのスタートが切れた。あとは彼を信頼してのレース。直線で捉えたかなと思ったが、向こうも強い馬で、厳しいレースになりましたね。この馬の強さには本当に頭が下がる思いです」と、愛馬ヴァーミリアンの強さを讃えていた。
 払い戻し金額は馬連250円、馬単290円、3連複780円、3連単1770円。人気サイドの決着となり、配当は落ち着いたものとなった。

ヴァーミリアン、記録更新のGI・9勝目/川崎記念
 27日、川崎競馬場で行われた第59回川崎記念(4歳上、交流GI・ダート2100m、1着賞金6000万円)は、武豊騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.3倍)ヴァーミリアンが道中は2番手を追走し、ゴール直前で逃げた3番人気フリオーソをクビ差交わして優勝した。勝ちタイムの2分12秒7(良)は、従来の記録を0.1秒更新するコースレコード。さらに1.1/2馬身差の3着には4番人気テスタマッタが入った。
 ヴァーミリアンはこの勝利でGI(交流含む)9勝目となり、自身が持つGI最多勝記録を更新した。

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