【フェブラリーS】ヴァーミリアン6着 2009.2.23 05:02
フェブラリーS(22日、東京11R、GI、4歳上オープン国際、定量、ダ1600メートル、1着本賞金9400万円=出走16頭)連覇を狙ったヴァーミリアンは4角で外から徐々に進出、ジリジリと伸びたが6着に終わった。武豊騎手は「(敗因は)距離でしょう。1分35秒台の決着なら対応できたと思うけど、マイルのレコード決着になると、この馬の得意分野じゃないからね。馬は具合が良かったけど、きょうのところは仕方ない」と距離適性の差を口にした。現役続行の予定だが、次走は未定。距離が延びる得意の舞台での巻き返しに注目したい。
【フェブラリーS】2強、ハイペースに泣く
2009.2.22 17:41
レースを終え引き揚げるヴァーミリアン(左)とカネヒキリ(右)=東京競馬場(撮影・佐藤雄彦)【フォト
第26回フェブラリーステークス(22日、東京、GI、ダート1600メートル)
中央、地方合わせて史上最多のGI8勝を狙ったカネヒキリは3着、連覇を目指したヴァーミリアンは6着。上位人気の両雄の対決は痛み分けとなった。
カネヒキリのC・ルメール騎手は「2000メートル前後の最近の2戦とペースが違ったのが負けた原因」。ヴァーミリアンで人気を裏切った武豊騎手は「1600メートルのスピードに戸惑っていた。距離適性の差」とがっくり。ともにマイル戦の速いペースが敗因と分析した。
どうしたヴァーミリアン、掲示板外す 【フェブラリーS】カネヒキリへの雪辱を胸に臨んだヴァーミリアンはまさかの6着。道中は先行集団の7、8番手を追走。「4コーナーで置いていかれてしまった」と武豊騎手が悔やんだように、やや外めを回って追い出したが、内を通った有力馬が止まらず、着差を詰められなかった。
ライバルどころか世代交代を狙う“後輩たち”にも先着を許し、掲示板を外した。同馬がダート戦で掲示板を外したのは昨年3月のドバイWC12着以来の生涯3度目。3戦連続で勝利の女神から見放された“元ダート王”に以前の輝きはもどるのか。
6着ヴァーミリアン
<フェブラリーS>6着に敗れ引き揚げるヴァーミリアンと武豊騎手
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史上初のフェブラリーS連覇に挑んだヴァーミリアン。2番人気の支持を集めたが、結果は6着止まり。レコード決着が影響したのか、昨年と同様、中団を追走したものの、自慢の末脚は不発に終わった。4週連続重賞Vを逃した武豊は「ここ3戦とは明らかにペースが違った。1分35秒台の決着ならと思っていたが“34秒台”では…。この馬自身、本質的にはマイルって馬ではないので…。返し馬の感じは凄く良かったが、4コーナーでは置かれる感じだった。また、もう一度ですね」と無念の表情で振り返っていた。
6着 ヴァーミリアン(武豊騎手)
「ここ3レースのようなペースとは明らかに違いました。今日のような1分34秒台の流れにはなってほしくなかったです」
6着ヴァーミリアン(武豊騎手)
ここ3戦とはペースが違った。本質的にマイルという馬でもないから。
レポート(最新)
2/22(日)東京11R・フェブラリーS(G1)に武豊騎手で出走しました。馬体重は増減なしの522kg。レースは中団を追走、道中外めを通って進みました。4コーナーで気合いをつけて、最後の直線で武豊騎手のムチの応えて伸びましたが、前にいた馬同士でレコード決着の争いとなり、本馬は加われず、勝ち馬とコンマ5秒差の6着でした。レース後の騎手のコメントでは「道中は良い手応えでしたが、最後の直線で思うように伸びませんでした」とのことで、調教師は「本馬にとって流れが速く、前にいた馬同士でレコード決着になり、展開が向きませんでした。今週右前脚の筋肉痛があり、追い切りが1日遅れましたが、その後の状態から影響はなかったと考えています。今後につきましては、本馬の状態をみて考えます」とのことです。
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