【フェブラリーS】ヴァーミリアン手応え上々
坂路で併せ馬を行い、上々の時計をマークしたヴァーミリアン(右) 「フェブラリーS・G1」(22日、東京)
連覇を狙うヴァーミリアンが1週前追い切りの栗東坂路で好アクション。カネヒキリ、サンライズバッカスもそれぞれ順調な姿を披露した。
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連覇を狙うヴァーミリアンは栗東坂路で併せ馬を敢行。エスプリヌーヴォー(3歳未勝利)を追走して、相棒の外へ。しぶとく脚を伸ばして、首差ほど遅れてフィニッシュラインを通過した。時計は4F54秒7-40秒5-13秒7。この馬としては、上々の数字だ。
手綱を取った久保助手も前向きな言葉を並べる。「単走ならもっと時計がかかるんだろうけど、きょうは併せたからね。ゴール板の前でも、まだ余裕はあったよ。押っつけるぐらいだった」と、手応えの良さを強調した。
ジャパンCダート、東京大賞典と、勝利の美酒を味わっていない。同世代のライバル・カネヒキリの劇的な復活劇の前に、主役の座を奪われたまま。09年最初の舞台、そして連覇のかかる今回こそ、逆転をかける最高のステージだ。「順調にきている。体重も前走と同じぐらい」と好調をキープしている。
ヴァーミリアン雪辱へパワフル…フェブラリーS1週前追い切り
◆フェブラリーS1週前追い切り(11日) G1・6勝馬の風格が漂っていた。ヴァーミリアンは、栗東の坂路でエスプリヌーヴォー(3歳未勝利)と併せて54秒7―13秒7をマーク。「クビ」程度遅れたが、フットワークは力強かった。「それほど時計が出る馬ではないからね。いい動きだったと思うよ」と久保助手は笑顔で振り返った。
JCダートは0秒1差、東京大賞典は首差と、ここ2走はカネヒキリに競り負ける悔しいレースが続く。しかし、今回は重賞5勝を挙げる得意の左回り。惜敗続きに終止符を打つ絶好のチャンスだ。「左回りの方が好きなのか、スムーズに競馬をしている。行き脚が全然違う」久保助手は府中でのリベンジを思い描く。
宿敵カネヒキリに加え、ダイワスカーレットも参戦する豪華な顔ぶれだが、ディフェンディングチャンピオンの意地がある。「前走後も、かなり乗り込んできた。体や息遣いはできている。能力的にも引けを取らない」と久保助手。黙って引き下がるつもりはない。
(2009年2月12日06時01分 スポーツ報知)
【フェブラリーS】ヴァーミリアン順調
2009.2.12 05:05
操作メニューをスキップして本文へ 印刷するブックマーク :調教動かないヴァーミリアン(右)は半馬身遅れも脚取りはしっかり(撮影・山田喜貴)【フォト】 《栗東》GI6勝馬で東京大賞典2着ヴァーミリアン(石坂、牡7)は坂路で一杯に追われて4ハロン54秒7-40秒5-13秒7。内のエスプリヌーヴォー(牡3未勝利)に1/2馬身遅れたが、脚取りはしっかり。最近は調教で走らなくなっていることを考えれば動きは悪くない。「単走ならばもっと時計がかかったはず。併せたぶん時計が出たし、ゴール前はまだ余裕があった。順調にきています」と久保調教助手は納得の表情だった。
勝負はミズモノ。
運があればいいですね。
そんな境地。
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