2009年2月22日日曜日

不安と期待

万哲確信 ヴァーミリアン最強奪還/フェブラリーS
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 09年のGI第1弾「第26回フェブラリーS」は22日、東京競馬場でゲートイン。今年万馬券25本的中と量産態勢の万哲こと小田哲也記者(41)は史上初のフェブラリーS連覇に挑むヴァーミリアンで勝負をかけた。万哲が好調なら、手綱を取る主戦・武豊騎手(39)も3週連続重賞Vの快進撃中。好調アラフォーコンビの勢いに乗って、さあGI開幕戦をゲットだ。 【枠順  土曜気配  限定武豊タオル】
 GI第1弾の胸躍る高揚感とは裏腹。冷静に見れば、フェブラリーSの争点は多くない。女王ダイワスカーレットが離脱し、結果的には暮れのJCダートの再戦。では当時一番強い競馬をしたのは?それが解析できれば、◎ヴァーミリアンの連覇は当然の結論だ。
 (1)力負けではない過去2戦 JCダート3着後、当時乗った岩田騎手の無念の表情が忘れられない。「前の外国馬がフラフラして、ぶつけられて…。位置取りが悪くなってしまった」。1コーナーで右回りに不慣れな米国馬フロストジャイアントがドスン。ロスなく前に行ったカネヒキリとは対照的に後ろからの競馬になってしまった。向正面で余分な脚を使いながら頭+首差の惜敗。続く東京大賞典(2着)はGIではあり得ないスロー。前で運んだカネヒキリに展開の利があっただけの話。それでも着差は首。カネヒキリとの勝負付けは済んでいない。
 (2)舞台が好転
 ヴァーミリアンの武器は一度エンジンが掛かれば簡単にバテない強じんな持久力。小回りコースの川崎や園田でも勝っているが、直線の長い東京こそ本領発揮の場だ。現に07年JCダートのレコードV、昨年のフェブラリーSとG1・2勝を挙げている。さらに予想される展開も絶好。エスポワールシチーが飛ばし、カジノドライヴ、カネヒキリなどが離されずに前に行けば遅い流れにならない。器用さよりも底力を問われる激流は望むところだ。
 (3)体調も上々
 最終追いを1日延期した影響はこの際考えなくていい。石坂師は「昨年と同じか、それよりいい状態で出せそう」と話している。思えば、昨年は飛節炎で川崎記念を急きょ回避したが、それでも底力で突き抜けた。JRAが19日に公表した「調教後の馬体重」は522キロと前走・東京大賞典と同じ。ビシビシ鍛え、シェイプアップした調教過程は評価できる。
 何より、心強いのは武豊騎手の好調ぶりだ。現在、3週連続で重賞V。2度の落馬でリズムダウンした昨秋とは一変、巧腕がさえわたっている。自然体の中団待機→差しで、結果が必ず出る舞台設定。「現役最強」の座奪還に燃えるヴァーミリアンの底力に託す。(小田 哲也)
 ▼万哲のフェブラリーS・馬単の目=(9)=(10)、(9)=(2)、(9)―(16)、(9)―(3)、(9)―(7)、(9)―(11)
 ◆万哲3連単の狙い シビアな流れ→差し馬が浮上とみて、相手も末脚のしっかりした馬を狙った。JCダート組以外で不気味なのがビクトリーテツニー。前が詰まった根岸Sは参考外。カペラSのレコード勝ちはフロックではなく、道中で脚をタメられれば鬼脚サク裂も。カネヒキリはスタート地点の芝で行き脚がつけば、当然上位争いに加わってくる。しぶといフェラーリピサ、2年前の覇者サンライズバッカス、東京巧者のアドマイヤスバルも流れは確実に向く。上昇一途のヒシカツリーダーも忘れず押さえる。(9)1着固定で(2)(3)(7)(10)(11)(16)へ30点で勝負。


そして武豊はフェブラリーS男でもあった
 1日の京都牝馬S(チェレブリタ)、8日の共同通信杯(ブレイクランアウト)、15日のきさらぎ賞(リーチザクラウン)に続き、4週連続重賞Vに挑む武豊騎手はフェブラリーSとの相性が抜群。GIに昇格した97年以降は【3216】で連対率42%、3着内率50%。GI昇格後の優勝3回は岡部幸雄、ペリエ、安藤勝己の2勝を上回り歴代最多だ。史上初のフェブラリーS連覇を目指すヴァーミリアンでさらに白星を伸ばすか?

【フェブラリーS】ヴァーミリアン最高潮
 逆転にかけるヴァーミリアン 「フェブラリーS・G1」(22日、東京)
 嵐の前の静けさか。昨年の覇者ヴァーミリアンの登場に、東京競馬場の厩舎エリアにピンと張りつめた空気が流れた。右肩の違和感から、追い切りを1日延期して木曜にシフト。それ以降、石坂師からピリピリとしたムードが漂っていたからだ。
 午後3時36分に決戦の地へ到着。厩舎周りを軽く引き運動で体をほぐした。指揮官の鋭い視線が注がれる。不安視されている右肩の出は全く異常なし。その姿を確認して「もう何も話すことはないよ。“元気に着きました”と書けばいい。あとは感じたままに書いてくれればいいよ」と笑顔。安どの表情を浮かべて、師は競馬場を後にした。
 担当の久保助手も手応え十分だ。「木曜追いにして正解。本当に具合はいいで。特に目つきが鋭いやろ。もう戦闘モードに入ってるからな」と堂々と振る舞う王者を誇らしげに語る。打倒カネヒキリ、そして史上初の連覇達成へ-。ボルテージは最高潮に達している。

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