2007年11月26日月曜日

記憶デイリー

http://www.daily.co.jp/horse/2007/11/25/0000749847.shtml

ヴァーミリアンが最強ダート王者に!

ジャパンカップダートを制し、ヴァーミリアンの鞍上の武豊も大きくガッツポーズ=東京競馬場
 「ジャパンカップダート・G1」(24日・東京11R)、武豊騎乗の1番人気ヴァーミリアンが激流の中から一気に抜け出し、ダート界の頂点に立った。2分6秒7のタイムは、カネヒキリの持つ記録を1秒3短縮するコースレコード(レースレコードは、東京改修前の01年にクロフネが記録した2分5秒9)。昨年のアロンダイトに続く連覇を果たした石坂師は、今春4着に敗れたドバイWCへの再挑戦を宣言した。
 これが再び世界を目指す脚だ。ヴァーミリアンが悲願のJRA・G1制覇で、ダート王の座に君臨した。
 「スタートも五分に出てくれたし、4角まですべてうまくいった」と武豊。課題のスタートも決まり、道中は中団よりやや後ろ。「(流れが)速くなりそうだったので、ほかにつられないようにマイペースで行こうと思っていた」。先行馬がバテた最後の直線、先に抜け出したフィールドルージュの外から襲いかかると、一気にかわし去った。
 3歳秋にダート路線へ転じてから、素質が開花した。今春は海外にも遠征。ドバイWCは大差の4着に敗れたが、陣営は手応えをつかんでいた。「今までなら最後方になってしまうところを、最後まで頑張ってくれた。日本に帰ったら(気持ちが)萎えるどころか、それを糧にすごく強くなりそうな感触があった」と石坂師。思いはすぐに現実となった。前走のJBCクラシックを4馬身差で圧勝。そしてこの日、統一G1連勝を飾った。「まだまだ道半ば。もう1度、夢を見たい」。力強く、再び世界を目指す決意を表明した。
 武豊にとってもJRA重賞250勝、同G160勝、統一G120勝と区切りの勝利。しかも今週は浦和記念、京阪杯に続き、自身4度目の週間重賞3勝。JCをメイショウサムソンで勝てば新記録達成となる。「明日?これからどう乗ろうか考えますよ」と笑った。
 2年連続のドバイ遠征は現実となる。「こうなったら、行かなきゃ仕方ないだろう」と師。次走は東京大賞典(12月29日・大井)が有力。統一G13冠を手土産に、日本のエースとして再び世界最高峰の砂の舞台に立つ。
http://www.daily.co.jp/horse/2007/11/25/0000749849.shtml
フィールドルージュ今年も届かず2着
 「ジャパンカップダート・G1」(24日・東京11R)、今年も届かなかった。直線早めに先頭に立ったが、フィールドルージュは2着に終わった。「馬の状態は最高だったし、力も出し切れたと思う。でも相手が悪すぎた。強いよ、あの馬は」。横山典は勝ったヴァーミリアンをたたえた。西園師は「悔しい!」を連発。「去年より状態は良かったのに…。でも、馬の出来も乗り役さんも最高だった」。昨年3着、今年が2着だっただけに「来年こそは金メダルを」と誓っていた。
http://www.daily.co.jp/horse/2007/11/25/0000749850.shtml
サンライズバッカスが意地見せた3着
 「ジャパンカップダート・G1」(24日・東京11R)、サンライズバッカスは直線で追い込んできたものの3着まで。前2年(ともに5着)よりも着順を上げたものの、今年2月のフェブラリーSに続くJRA・G1制覇は夢に終わった。「状態は良かったよ。できれば直線は外に出したかったけど、狭いところを嫌々抜け出した感じだった。スムーズなら結果は違っていたと思う」と安藤勝は悔しそうな表情。しかし、春の王者の力は見せた。今後もダート界の王道を進む。

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