2007年11月26日月曜日

記憶スポニチ

http://www.sponichi.co.jp/gamble/special/race/2007jcd/KFullNormal20071125040.html

ヴァーミリアン超級レコードV/JCD
フィールドルージュ(右)との競り合いを制したヴァーミリアン
 「第8回JCダート」は1番人気ヴァーミリアンが快勝。悲願の中央G1制覇を達成した。管理する石坂正師(56)は昨年のアロンダイトに続く連覇。騎乗した武豊騎手(38)はこのレース4勝目で、JRA・G1・60勝、同重賞250勝(G2・81勝、G3・109勝)を達成した。25日のジャパンCで騎乗するメイショウサムソンで、02年デットーリ以来2人目となる同一年ジャパンC、芝、ダートダブル制覇を狙う。  ついにビッグタイトルを獲得した。課題のスタートも無難にクリアしたヴァーミリアン。激しい先行争いで前半から1F11秒台が連続するハイラップにも動じることなく、縦長になった隊列の中団で折り合いに専念した。直線を向いて武豊がゴーサインを出すと、そこからは独壇場。上がり3F36秒2と1頭だけ次元の違う末脚で抜け出し、後続を寄せ付けなかった。勝ちタイム2分6秒7は05年にカネヒキリがマークした記録を1秒3も更新するスーパーレコードだ。 「強かった。本当に強かった」。区切りの中央G1・60勝となった武豊は何度も繰り返した。「ゲートがあまりうまくないんだけど、きょうは五分に出られた。道中は速い馬につられないようにマイペース。手応えも十分。デビュー戦から何度も乗せてもらっているが、きょうが一番強かったね」と笑顔で振り返った。 「レコードで勝てたことがうれしい」。昨年のアロンダイトに続き、連覇を達成した石坂師はこう切り出した。これまでの活躍舞台は地方の小回りコースばかり。“中央のG1は勝てない”という周囲の雑音に耳を貸すことなく、師は愛馬の能力を信じていた。「中央のレースを使わなかったのは適当な条件がなかっただけ。大舞台でこの馬の力とスピードを証明できた。これで名実ともに日本一と胸を張って言えます」。デビュー当初から体質とメンタル面の弱さに泣かされ続けたが、5歳秋を迎えようやく持っていた能力を出し切れる心と体を手に入れた。 もう国内に敵はいない。次なる目標は当然、海外制圧だ。「この勝利で堂々とチャレンジできる。もう1度夢を見たい」。石坂師は今春4着に敗れたダート最高峰G1・ドバイWCへの再挑戦を明言。「国内でもう1、2戦してから。大井(東京大賞典、12月29日)か川崎(川崎記念、1月30日)を使って向かいたい」と具体的な遠征プランを明かした。「この馬が一番強いと信じてきた。思いが通じた」。信念を貫いてダートNo・1の座をつかんだヴァーミリアンと石坂師。壮大な夢は始まったばかりだ。
 ▼ヴァーミリアン 父エルコンドルパサー 母スカーレットレディ(母の父サンデーサイレンス)牡5歳 栗東・石坂厩舎所属 馬主・サンデーレーシング 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績20戦9勝 総収得賞金5億7156万9500円 主な勝ち鞍はJCダート、川崎記念、JBCクラシック、ラジオたんぱ杯2歳S、浦和記念、ダイオライト記念、名古屋GP。
[ 2007年11月25日 ]
http://www.sponichi.co.jp/gamble/special/race/2007jcd/KFullNormal20071125030.html
JCダートのアラカルト
 【ダート王】ヴァーミリアンはこれでダート重賞6勝目。前走・JBCクラシックに続く統一G1連勝。 【連覇】石坂師は昨年Vのアロンダイトも管理しておりこのレース2勝目。今年はスプリンターズSをアストンマーチャンで勝っており、JRAのG1は通算4勝目。 【エルコン産駒】昨年のアロンダイトに続きエルコンドルパサー産駒が優勝。JRAのG1は3勝目(ほかに菊花賞のソングオブウインド)。 【1週間で3重賞】武豊は今週、浦和記念、京阪杯、JCダートを勝ち、自身4度目となる1週間で重賞3勝。ジャパンCをメイショウサムソンで勝てば新記録となる。 【大幅増】JCダートの売り上げは102億1130万5400円で前年比118・2%と大幅アップ。24日の東京競馬場の入場人員も5万6052人で同107・6%と盛況だった。
http://www.sponichi.co.jp/gamble/special/race/2007jcd/KFullNormal20071123144.html

2着フィールドルージュ
 昨年の3着馬フィールドルージュが今年は2着に頑張った。中団でスムーズに折り合いをつけ、直線では内からスルスルと抜け出し、一瞬勝ったか!?のシーン。横山典は「前走(武蔵野S4着)の感触通り。体調は本当に良くなっていた。最高の競馬ができて負けたんだから仕方ない。よく頑張っている」と愛馬を称えていた。

3着サンライズバッカス
 春のフェブラリーS覇者サンライズバッカスが意地を見せた。上位2頭には離されたが残り1Fで馬群を割って3着を確保。安藤勝は「もう少しスローに流れれば良かったが…。スタートは思ったより出てくれたし最後もよく伸びている。できれば外に出したかったが(内枠の影響で)馬群を縫う時にちゅうちょするような面があってね」と最内枠を嘆いていた。
4着メイショウトウコン
 (武幸)流れも向いて直線もスムーズに外に出せたが、これだけ上がりが速くては…。上位馬が強過ぎた。
5着ワイルドワンダー
 (岩田)前に馬がいなくて壁をつくれなかった。折り合えたら3着はあった。
6着ドラゴンファイヤー
 2番人気に推された4連勝中のドラゴンファイヤーは無念の6着。田中勝は「スタートはモッコリした感じで出た。最後はいっぱいいっぱいだった。もっとじっくり行きたかったが(道中は)前にヴァーミリアンがいたしね」と振り返った。久保田師は「きょうはピリピリしていたね。経験の差かな」と敗因を分析していた。
7着ブルーコンコルド
 (幸)前に行った中では頑張ったが外国馬が競り込んできて…。
8着スチューデントカウンシル
 (ミグリオーレ)この馬としてはよく走っている。直線に入るまでは思い通りの展開だったが最後は余力がなかった。勝った馬は素晴らしい。
9着ワンダースピード
 (小牧)最後もしぶとく頑張っている。これから伸びていくと思う。
10着フリオーソ
  (内田博)下げようと思っても他の馬が来て…。これから経験を積んでいけば。
11着フサイチホウオー
 (ペリエ)返し馬はスムーズに行ったが、ずっと口元を気にしていた。最後は精神的に余力がなかった。
12着ジャックサリヴァン
 (アハーン)距離は問題なかったが、東京のダートが合わなかったようだ。
13着エイシンロンバード
 (福永)ペースを落とそうとすると外国馬が絡んでくるし…。
14着ボンネビルレコード
 (柴田善)ついて行けなかった。体調は良かったと思うけど。
15着キャンディデート
 (ムーア)砂の蹴り上げを嫌う馬なので、この枠順(3番)では前に行くしかなかった。ペースが速過ぎた。それに尽きる。
16着カフェオリンポス
 (後藤)このペースだから折り合いはついた。最後は距離かな。
http://www.sponichi.co.jp/gamble/special/flyday/2007jcd/KFullNormal20071124013.html
(7)ヴァーミリアン
 休み明けとなった前走・JBCクラシックを圧勝して意気上がるヴァーミリアン。輸送も順調にこなして陣営の期待は膨らむ一方だ。久保助手は「あちこちの地方に行っているので輸送で心配することはない。休み明けを一度使ってピリッとしてきた。前走は凄い脚を使って違う面を見せてくれた。今回もどんな競馬をしてくれるか」と自信の表情だ。 [ 2007年11月24日 ]
http://www.sponichi.co.jp/gamble/special/naki-warai/2007jcd/KFullNormal20071123047.html
好枠ヴァーミリアン希望わく/JCD
 ヴァーミリアンは4枠7番を引き当てた。古川助手は「前走は内々で馬群から抜け出せたし、枠はどこでも気にならないが、極端なところよりも真ん中くらいが理想」と言うように希望通りのポジション。  この日は厩舎周りで乗り運動。「状態はいいし、自信を持って送り出せるよ」と仕上がりに太鼓判を押した。
[ 2007年11月23日 ]
http://www.sponichi.co.jp/gamble/special/race/2007jcd/KFullNormal20071122075.html だから強いヴァーミリアン/JCダート
行きっぷり抜群のヴァーミリアン
 ヴァーミリアンは珍しく前半から行きっぷりの良さを見せて4F53秒2をマーク。調教駆けしない気性だけに上々の時計だ。「1回使ったことはプラス。前走(JBCクラシック1着)はもちろん、休み明けだった去年(JCダート4着)よりもいいのは間違いない」と石坂師。「前走はこちらが考えていた以上の強さを見せてくれた。砂をかぶっても全然ひるまなかったから。ドバイ(ドバイワールドC4着)に行ってモマれたことで心身ともに成長した」と自信を見せた。 [ 2007年11月22日 ]
http://www.sponichi.co.jp/gamble/special/race/2007jcd/KFullNormal20071120058.html ヴァーミリアン絶好調!!/JCD
 JCダートで外国勢を迎え撃つ日本馬の大将格ヴァーミリアンは休み明けのJBCクラシック圧勝後も入念に乗り込まれている。久保助手は「稽古でも走る気満々で抑えるのがしんどい。絶好調の時の雰囲気に戻っている。メンバー的にも負けられないぐらいの気持ち」と完全復調を宣言。  一方、単独最多のJRA・G1年間7勝がかかる安藤勝とコンビを組むのがフェブラリーSの覇者サンライズバッカス。JBCクラシック(3着)では4角で不利を受けたとあって、内徳厩務員は「馬体が斜めになるほどやったからな。ただ、いつもレースでケガしてくる馬だけど、今回はなかった。順調にきていますよ」と巻き返しを期している。 [ 2007年11月20日 ]

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