ダートG1・9勝(Jpn1含む)を挙げたヴァーミリアンが、12日に疝痛(せんつう)のため死亡した。セン馬で、22歳だった。

けい養先のノーザンホースパーク(北海道苫小牧市)が14日に公式Xで発表した。

04年に栗東・石坂正厩舎からデビューして、当初は芝で戦った。4戦目のラジオたんぱ杯2歳S(G3)で重賞初制覇。皐月賞(12着)にも出走した。3歳秋からダートへ転向すると、中央では07年JCダートと08年フェブラリーSを勝ち、地方では07~09年にJBCクラシック3連覇の偉業を達成。当時歴代最多のG1・9勝を挙げた。07年にはJRA最優秀ダートホースを受賞した。通算成績は34戦15勝。

10年に引退した後は種牡馬入りしたが、受胎率の低下により17年から乗馬としてノーザンホースパークでけい養されていた。