2009年6月6日土曜日

高校生も「世も末」

日本中で流行ってるらしい。
「世も末」
今年の流行語大賞に決定だな。

お手柄高校生「世も末」ひったくり捕まえたら刑事
 ひったくり犯の検挙などで県警本部長表彰2回を含む16回の表彰を受けていた“エリート刑事”が自らひったくり犯となる事件が発生した。
 岡山中央署によると、野村容疑者は4日午後7時50分ごろ、岡山市中区の路上で、買い物に行くため歩いていた同市の無職女性(75)の背後から歩いて近づき、追い越しざまに現金約1万円とクレジットカード1枚が入った財布をひったくった。
 女性が「泥棒!!」と悲鳴を上げ助けを求めると、現場付近に居合わせた私立関西高3年・伊井飛鳥さん(17)と同校1年・宝来隆太郎さん(15)が野村容疑者を自転車で追走。約250メートル追い掛け、同容疑者の前後をサンドイッチ状に挟み込んで、取り押さえ110番。さらに「逃げるなっ!!」と威圧すると、観念した野村容疑者は「も~逃げん、も~逃げん」と抵抗せず「財布を返すから許して」と頼み込んだが、駆け付けた警察官に引き渡された。
 お手柄の高校生2人は5日朝から授業の合間に取材に追われ「捕まえる側の警察官が捕まるなんて信じられない。世も末だなと思います」ともっともな意見を語った。宝来さんはラグビー部の練習から帰宅途中で、文芸部所属の伊井さんは自宅からの外出中。たまたま居合わせただけの2人だったが、見事なコンビプレーを披露した。
 森末慎二、水鳥寿思という体操の五輪金メダリストも輩出した同校の栗原宏之教頭は、金メダル級のお手柄に「とっさのことなのによくやった、という感じです。とにかく危害が加えられなかったことがよかった」と誇らしげに語り、2人への表彰について「何らかの形で考えます」としている。さらに岡山県警も「(感謝状などを)検討すると思います」としているだけに、勇気ある2人は「2冠」の栄誉を受けそうだ。
 一方、松山南署によると、ひったくり事件などを担当する盗犯係の主任だった野村容疑者は、1日に家族に「運転免許の再交付に行ってくる」と家を出てから連絡が取れなくなり、2日から無断欠勤していた。愛媛県警は、同容疑者が愛媛出身で岡山に身寄りがないため、行った理由や欠勤中の動向などを調べている。「勤務態度は非常にまじめ」(県警)だったが、約250万円のカードローンを抱えていたことが分かっている。

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