2012年1月9日月曜日

13年ぶりV

【シンザン記念】ジェンティル牝馬13年ぶりV
2012.1.9 05:05
http://www.sanspo.com/keiba/news/120109/kba1201090505001-n1.htm

牡馬相手にジェンティルドンナ(左から2頭目)が快勝。重賞初制覇で牝馬クラシック路線に名乗りをあげた=京都競馬場 (撮影・恵守乾)【フォト】

 第46回シンザン記念(8日、京都11R、GIII、3歳オープン国際(特指)、別定、芝・外1600メートル、1着本賞金3700万円 =出走15頭)今年初の3歳重賞は、2番人気でクリストフ・ルメール騎乗のジェンティルドンナが好位から抜け出して快勝。並み居る牡馬たちを打ち破り重賞初制覇、2歳女王ジョワドヴィーヴルに挑戦状を叩きつけた。1分34秒3(良)。2着は9番人気のマイネルアトラクトが入り、1番人気のトウケイヘイローは4着に敗れた。
 高い素質を秘める牝馬が、牡馬たちを従えて華麗にゴールを決めた。ディープインパクト産駒ジェンティルドンナが、初タイトルを奪取し、牝馬クラシック戦線に名乗りを上げた。
 「スピードの乗りが良くて、いい位置につけることができた。抜け出す脚も速かったね」。初騎乗のクリストフ・ルメール騎手がパートナーをたたえた。
 前半は少し行きたがったが、うまくなだめられて好位をキープ。直線で前が開くと鮮やかに突き抜け、昨年5着に敗れた全姉ドナウブルー(現1600万下)の雪辱を見事に果たした。
 「姉と能力は五分だけど、現時点では気性面で妹の方が大人かな。今後は放牧に出した後、1回レースに使って、桜花賞(4月8日、阪神、GI、芝1600メートル)に向かいます」と石坂調教師は笑顔で語った。
 牝馬のVは1999年フサイチエアデール以来で、同馬は桜花賞2着。過去10年で馬券圏内に入った2007年ダイワスカーレット(2着)、11年マルセリーナ(3着)は桜の女王に輝いている。
 2歳女王ジョワドヴィーヴルの“1強”ムードだった勢力図に、新たなヒロイン候補が登場。今からジョワドとの激突が楽しみだ。
  (鈴木康之)
(紙面から)

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