http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2008/03/13/01.html
国内最終追い武ヴァーミリアン人馬一体
武豊を背に京都競馬場ダートコースを駆けるヴァーミリアン Photo By スポニチ
ドバイワールドC(29日、ナドアルシバ)に備え京都競馬場で検疫中のヴァーミリアン(牡6=石坂)がダートコースで国内最終追い切りを消化した。武豊と呼吸を合わせ道中は抜群のスピード感。最後まで脚色は鈍ることなく、6F74秒2~1F11秒7でゴールを駆け抜けた。「坂路では動かないけど、やっぱりダートでは動くね。テンションも上がり過ぎていない。現時点で気にすることは何もないよ」と武豊は笑顔で感触を伝えた。 栗東から京都へ。環境が変わり、競馬場ではトラックコースでの調教だけだが、その影響はないようだ。動きを見届けた石坂師も大きくうなずいた。「いろいろなところに遠征して精神面が鍛えられたし、京都に入ってもそんなに問題はないよ」 フェブラリーSを完勝し、ダート国内最強の力を世界に向けてアピール。昨年4着の雪辱を期し、着々と態勢を整えている。「去年とは馬が違うよ。だから前走までG1を4連勝できた。去年と名前は一緒でも、今年は違うヴァーミリアンを見せることができる」。トレーナーの言葉に“リベンジ”への思いが詰まっている。出国は15日。この1年の成果を求め、再び海を渡る。 【マイヒーロー GIパネル 武豊3000勝帽子 ドバイミーティング特集】
[ 2008年03月13日付 紙面記事 ]
http://www.sanspo.com/keiba/top/ke200803/ke2008031301.html
ヴァーミリアン、力強い動き披露!ドバイへ国内最終追い
29日のドバイワールドC(ナドアルシバ、GI、ダ2000メートル)に挑むフェブラリーS馬ヴァーミリアン(栗・石坂、牡6)が、検疫中の京都競馬場ダートで、主戦の武豊騎手を背に国内最終追いを行った。またドバイディーティフリー(GI、芝1777メートル)に挑む京都記念馬アドマイヤオーラ(栗・松田博、牡4)も力強い脚さばきをみせた。
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力強いフットワークで砂を蹴り上げた。思い残すことはない。世界制覇を目指すヴァーミリアンが京都ダートで気炎を上げた=写真。
「いい動きでした。坂路では動かないですけど、ダートではやはり動きますね。何も気にするところはありませんね」
正午からの国内最終追い切り。笠松競馬で騎乗するため時間的な制約がある中、武豊騎手は志願して2歳時以来となる調教に乗った。6ハロン73秒9から、4ハロン48秒7-35秒9-12秒1を楽々とマークし、好感触に思わず笑みを浮かべた。
石坂調教師も満足そうにうなずく。「去年のヴァーミリアン(4着)とは違う。日本だからGI4連勝(JBCクラシック→JCダート→東京大賞典→フェブラリーS)できたといわれないような競馬をしてほしい。楽しみにしています」。日本が誇る砂の最強馬は新たな歴史を刻むべく、15日にドバイへ向け出発する。
(土井高志)
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