2008年3月31日月曜日

3・30各紙

http://www.daily.co.jp/newsflash/2008/03/30/0000896871.shtml
ドバイワールドCでヴァーミリアン12着
 競馬のドバイ国際競走は29日、ナドアルシバ競馬場で行われ、ドバイ・ワールドカップ(2000メートルダート、G1)で、日本期待のヴァーミリアン(武豊騎乗)は最下位の12着に終わった。
 優勝は米国のブリーダーズカップクラシックなどを制したカーリン(米国)で、賞金360万ドル(約3億6000万円)を獲得した。
ヴァーミリアンまさかの屈辱/ドバイWC

http://www.sponichi.co.jp/gamble/special/race/2008dubai/KFullFlash20080329076.html
ドバイワールドカップを制したカーリン(鞍上はアルバラード) Photo By AP
 世界最高賞金(総額600万ドル)を誇る「第13回ドバイワールドC」(G1、ダート2000メートル、12頭)は29日、ナドアルシバ競馬場で行われ、昨年4着の巻き返しを期したヴァーミリアン(牡6、石坂正厩舎)は最下位に敗れた。 好スタートを決めたが、道中ズルズルと後退。じょじょに馬群から置かれると、最後の直線に差し掛かっても全く伸びずじまい。国内での強さは影を潜め、しんがり負けという屈辱を味わった。 レースはアメリカのカーリン(牡4)が並みいる世界の強豪を寄せ付けず圧勝。1着賞金360万ドル(約3億5920万円=30日現在のレートで計算)を手にした。
[ 2008年03月29日 ]

http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2008/03/31/09.html
ヴァーミリアン不可解な敗戦…
 ドバイワールドC諸競走が29日(日本時間同日深夜)、ナドアルシバ競馬場で行われ、日本馬4頭が出走したが、ドバイデューティフリーに出走したウオッカ(牝4=角居)の4着が最高だった。ドバイワールドCに出走したヴァーミリアン(牡6=石坂)は最下位12着に敗れた。  日本のダート王が思わぬ惨敗を喫した。昨年4着の雪辱を期してドバイワールドCに挑んだヴァーミリアン。まずまずのスタートを切ったが道中、明らかに流れに乗れていない。武豊の手も動きっ放しだ。直線ではインから逆襲に懸けたが余力なし。勝ったカーリンからはるか39馬身半、最下位の12着に沈んだ。 「いいスタートを切ったが途中からついていけなくなった。追い切りでは動いていたのにまさかの惨敗」と武豊。「理解し難い結果。何が違うのか分からない」と声を絞り出すように振り返った。調教では万全の動きを見せ、石坂師も「昨年の倍は強くなっている」と言い切った。それだけにこの結果は信じ難い。石坂師は「レース後にハアハアいう様子もなく普通で…。これが能力とは思いたくないが惨敗は惨敗」と無念さを隠せなかった。 「ヴァーミリアンならと思って期待していただけに残念としか言いようがない。ただ勝った馬は強いが、僕もあきらめない。このレースをいつか勝ちたいから」と武豊が語ったのがせめてもの救いだった。 レースから一夜明けた30日、ヴァーミリアンは反動もなく普段と同じ様子。「馬はいつもと変わらない。武豊騎手と同じで僕らにも敗因がつかめない」と古川助手は唇をかんだ。同馬は2日にドバイを出て香港経由で帰国予定。宮城・山元トレセンでの検疫を挟んで秋の復帰を目指す。 ≪ウオッカよくやった≫2頭が挑んだドバイデューティフリーはウオッカが4着。「ある程度のポジションでレースをしようと思っていた。勝ち馬を一度はかわしているし一瞬勝ったと思ったんだが…。でもさすがダービー馬」と武豊。角居師も胸を張った。「力のいる馬場で、世界の男馬相手にここまでやった」。アドマイヤオーラ(牡4=松田博)は前半こそ好位にいたが後退。直線では追い上げたが9着。「次々と他馬に入られて苦しい位置になってしまった」と安藤勝。 ≪ケンシン相手強かった≫UAEダービーに出走したイイデケンシン(牡3=昆)は敢然と逃げたが8着。「相手が引かなかったため、あの形での逃げ。仕方ない。直線を向いた時はもう手応えがなかった。相手も強かった」と藤田。昆師は「内枠を引いていればもう少しスムーズだったかもしれない。こういうレースではなかなか自分の競馬をさせてもらえない」。帰国後は大井のJDダービー(7月9日)を目指す。
[ 2008年03月31日付 紙面記事 ]

http://www.sanspo.com/keiba/top/ke200803/ke2008033103.html
【ドバイWCデー】直線余力なし…ヴァーミリアン最下位12着

オレが最強だ! 米No.1カーリンが、文句なしの強さを誇示。世界の頂点に立った(AP)
 【UAEドバイ30日=下村静史】ヴァーミリアン惨敗。29日夜(日本時間同日深夜)、ナドアルシバ競馬場でドバイワールドCデーが開催され、昨年4着の雪辱を誓ってダート世界最高峰GIドバイワールドC(ダ2000メートル)に挑んだJCダート&フェブラリーS馬ヴァーミリアン(栗・石坂、牡6)は、まったくついていけず最下位12着に敗れた。米ブリーダーズCクラシック馬カーリン(米=S・アスムッセン、牡4)がV。3番手から楽に抜け出し、世界No.1の実力をまざまざと見せつけた。

ドバイワールドC結果

ヴァーミリアンはまさかのしんがり負け。武豊騎手もクビをひねるばかりだった=撮影・岡田亜希子
 信じられない光景だった。昨年のドバイワールドC4着の後、国内でGIを4連勝。逞しさを増してヴァーミリアンは再びドバイに挑んだが、最下位12着に惨敗した。
 半分の1000メートルもいかないうちに遅れ始め、直線では余力がない。苦しむような走りに武豊騎手は首を傾げた。「いいスタートが切れたが途中からついていけなくなった。行きっぷりが悪く押して行かないとついていけなかった。何が違ったのか分からない。追い切りで動いた(ダート7ハロン84秒1)だけに…。まさかの結果。難しい。こんなヴァーミリアンは初めて。期待が大きかっただけにね」とガックリ。
 「能力とは思いたくないが…」と石坂正調教師の表情も曇る。敗因は謎のままだ。だが落ち込んでばかりはいられない。「あきらめません。いつかは勝ちたいです」。この悔しさを忘れず、世界の頂点に立つ日をユタカは目指す。
 勝ったのは昨年の米国年度代表馬カーリン。外め3番手を持ったまま追走し、残り400メートル手前で楽々抜け出して圧勝した。ロビー・アルバラド騎手は「なんて馬だ! 彼のような強い馬に乗ってると、レースが楽。全然疲れてないよ」と興奮しまくりだ。
 カーリンは昨年のプリークネスS、ジョッキークラブGC、BCクラシックに続くGI4勝目。はちきれんばかりの馬体と力強さ溢れるフットワークはまさに米国のNo.1ホースならではで、「勝った馬は強かった」とユタカも脱帽だ。
 BCクラシック馬の優勝は96年シガー、04年プレザントリーパーフェクト、07年インヴァソールに続き4頭目、米3冠レース+BCクラシック+ドバイワールドC優勝は史上初の快挙。カーリンの次走は未定で、4月6日に米ケンタッキー州キーンランドに戻る。BCクラシック連覇(10月25日)が目標となる。

http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20080330-341982.html
ヴァーミリアン最下位惨敗/ドバイWC
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<ドバイワールドC>◇29日=UAEドバイ・ナドアルシバ競馬場◇国際G1◇ダート2000メートル◇4歳上◇出走12頭
 【ドバイ(UAE)29日(日本時間30日)=高橋悟史】ダート世界一の座を狙ったヴァーミリアン(牡6、栗東・石坂)だが、頂点には届かなかった。並み居る強豪に対し懸命に食い下がったが、最下位12着と完敗。日本馬として延べ16頭目の挑戦は、またしても厚い壁にはね返された。今後は日本に帰国して休養に入り、秋の復帰を目指す。
 悲願の頂点は、はるかに遠かった。またしても偉業達成はならなかった。昨年4着の雪辱を期したヴァーミリアンにとって世界の壁はとてつもなく厚かった。ワールドC参戦の日本馬は延べ16頭。何度はね返されても挑戦を続け、今回も石坂師をはじめとする陣営は自信を持って臨んだが、夢は実現できなかった。
 昨年のJBCクラシックでの圧勝が、世界挑戦へのきっかけとなった。石坂師は「ひょっとしたら、ひょっとするかもしれん」と、ひそかな期待を抱きながら遠征に踏み切った。だが、敵も強力だった。ブリーダーズCクラシックを制したカーリン、昨年のUAEダービー馬アジアティックボーイ、前哨戦を圧勝したジャリル。トップレベルの実力を、今年も肌で感じた。
 ヴァーミリアンにとって貴重な経験となった昨年のワールドC。今年も、これが成長への糧となる。国内ダート戦では敵なしだったエースが挑んで、はね返された。いい経験で終わらせるだけでなく、次につなげる必要がある。
 精神面では大きく成長した。昨年の帰国後は、生まれ故郷のノーザンファーム(北海道安平町)で精神面の強化に努めた。調教で馬の間に入れ、間隔を詰めさせた。それはすべて、この日のためだった。追い切りでは1600メートルから長めに追った。日本と同じ調教では、世界を制することはできない。最後まで攻めの姿勢を貫き、ヴァーミリアンもハードトレーニングに耐え続けた。
 挑戦は、これで終わるわけではない。さらに強くなったヴァーミリアンの姿を見せる時が、きっと来る。
 [2008年3月30日8時35分 紙面から]
http://www.nikkansports.com/race/news/f-rc-tp0-20080330-341926.html
ヴァーミリアン最下位惨敗/ドバイWC
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<ドバイワールドC>◇29日=UAEドバイ・ナドアルシバ競馬場◇国際G1◇ダート2000メートル◇4歳上◇出走12頭
 世界の頂点を目指して日本から挑戦したヴァーミリアン(牡6)は最下位の12着と惨敗した。スタートは互角だったヴァーミリアンだが、終始内々を走り、次第に手応えが悪くなった。3コーナー手前では騎乗する武豊騎手の手綱が懸命に動き、ずるずると後退。直線に入ると武豊騎手のムチにも反応なく、最後方まで順位を下げてしまった。米プリークネスS、BCクラシックなどを勝った米国産馬のカーリン(牡4)が好位から楽に抜け出して圧勝した。
 [2008年3月30日3時11分]
http://hochi.yomiuri.co.jp/horserace/news/20080331-OHT1T00083.htm
ヴァーミリアン39馬身半差ビリ…ドバイ・ワールドC

まさかの最下位(12着)に終わった武豊&ヴァーミリアン
 ◆ドバイ国際競走(29日・ナドアルシバ競馬場)【ドバイ(アラブ首長国連邦)29日】メーンのドバイ・ワールドカップ・GI(ダート2000メートル)に挑んだヴァーミリアンは、最下位の12着。UAEダービー・G2(ダート1800メートル)のイイデケンシンは8着だった。
 武豊&ヴァーミリアンは好位の後ろにつけたが、勝負どころから動きが鈍くなった。最終コーナーにかかった時、日本のダート王は後方でもがき苦しんでいた。しんがりで力なくゴールへ。けた違いの強さを見せた優勝馬からは39馬身半も離されていた。
 「状態も悪くないのに、何があったのかわからない。まさかの結果です。こんなヴァーミリアンは初めて。期待が大きかっただけに残念」さすがの武豊も不可解な大敗に、ただただ首を振るばかり。昨年4着の雪辱を晴らすどころか、屈辱にまみれてしまった。
http://hochi.yomiuri.co.jp/horserace/news/20080330-OHT1T00112.htm
ヴァーミリアンしんがり負け12着…ドバイ・ワールドカップ
 ◆ドバイ国際競走(29日、ドバイ・ナドアルシバ競馬場)【ドバイ(アラブ首長国連邦)29日】ドバイ国際競走は29日、当地のナドアルシバ競馬場で行われた。世界最高峰のG1、ドバイ・ワールドカップ(ダート2000メートル=12頭立て)に出走したヴァーミリアン(牡6歳、栗東・石坂厩舎)は、強豪相手に必死に食らいついたが、しんがりの12着に敗退。勝ったのは、断然1番人気のカーリン(アメリカ)だった。
 「世界」の壁は、今年も厚かった。日本のダート王・ヴァーミリアンは、後方待機から直線勝負。しかし、持ち前の豪脚を発揮することなく、昨年のアメリカ年度代表馬カーリンを初めとする“砂の猛者”の前にしんがり負け。日本の競馬界の悲願を達成することはできなかった。
 昨年は、勝ったインヴァソールに2秒4も離された4着(7頭立て)。力の差を思い知らされた。しかし、ハードな戦いを経験したことで馬は成長。帰国後はJBCクラシック、JCダート、東京大賞典、フェブラリーSと国内G1を4連勝して、雪辱戦に臨んだ。今年も結果を出すことはできなかったが、馬自身は、間違いなく進化していた。
 日本調教馬が、初めてドバイWCに挑戦したのは、96年のライブリマウント(6着)。01年にトゥザヴィクトリーが2着に入ったが、優勝はまだ果たしていない。総額600万ドル(約6億円)で、1着賞金360万ドル(約3億6000万円)という世界最高賞金のレース。日本のホースマンにとっては、まさに夢だ。挑戦を続け、“経験値”を高めていけば、栄光を手にする日は必ず来る。

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(2008年3月30日06時01分 スポーツ報知)

http://www.netkeiba.com/news/?pid=news_view&no=27234&category=C
ドバイワールドC、関係者のコメント  現地時間29日、ドバイ・ナドアルシバ競馬場で行われたドバイワールドC(北半球産4歳上・南半球産3歳上、首G1・ダート2000m、1着賞金360万米ドル)の関係者コメントは以下の通り。ヴァーミリアン(石坂正調教師) レース後も馬は普通。息も上がっていませんでした。これを能力とは思いたくないが、今日は惨敗でしたね。(武豊騎手) 良いスタートを切ったが、途中からついていけなくなった。分からないですね。ベストは尽くしたし、期待も大きかっただけに残念です。こんなヴァーミリアンは初めて。力を全く出せませんでした。難しいですね。
2008年03月30日

http://keiba.radionikkei.jp/news/20080329K52.html
3月29日(土)
【ドバイWC】~カーリン圧勝、ヴァーミリアンは12着
日本時間30日未明にドバイ・ナドアルシバ競馬場で行われた第13回ドバイワールドカップ(GI・ダート2000m・1着賞金360万米国ドル=約3億5708万円)には、日本から昨年に続いてヴァーミリアン(牡6歳、栗東・石坂正厩舎)が挑戦した。ヴァーミリアンは好スタートを切ったが途中から徐々に遅れ始め、直線でも見せ場を作れないまま勝ち馬から39馬身半離れたシンガリの12着に敗れ、昨年の4着という成績を上回ることは出来なかった。レースを制したのは、昨年のブリーダーズカップクラシックを制し、イギリスのブックメーカーでも2倍を切るオッズとなっていたアメリカの4歳牡馬カーリン(R.アルバラード騎乗)。道中は3番手を追走して直線で先頭に立つと一気に後続を引き離して後続を7馬身3/4突き放す圧勝だった。勝ちタイムは2分00秒15。2着には去年のUAEダービー馬アジアティックボーイ、3着にはウェルアームド(アメリカ)が入った。<石坂正調教師のコメント>「馬は追い切りの時よりも息の入りがきつかったようだ。能力とは思いたくないが、惨敗でしたね。馬もレース後は普通の状態でした」<武豊騎手のコメント>「良いスタートを切れたが、途中からついていけなくなった。状態も悪くないのに、何が起こったのか分からない。ちょっと落ち着き過ぎかと思っていたが、状態が良かっただけに、まさかの結果です。このレースに向けて万全できたのに理解しにくい。でも、本当にスタッフはよくやってくれたので、結果だけを見て簡単には述べられません。ベストは尽くしましたが、期待が大きかっただけに残念です。こういう馬ならと思っていたのに…。こんなヴァーミリアンは初めてです。またチャンスがあればトライしたい」(コメントはJRA関西広報室リリースによる)

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