石坂正調教師インタビュー クラシック狙える3頭 まずはTRジャック
★弥生賞&チューリップ賞
2012.03.01
チューリップ賞に挑むジェンティルドンナ【拡大】
クラシックに向けてのトライアルがスタートする今週、石坂正調教師(61)は日曜中山の皐月賞TR「第49回弥生賞」にラジオNIKKEI杯2歳Sの覇者アダムスピーク、土曜阪神の桜花賞TR「第19回チューリップ賞」にシンザン記念Vのジェンティルドンナ、小倉2歳Sを制したエピセアロームを送り込む。いずれも素質+仕上がり劣らぬ3頭で、目指すはTRジャックだ。
--精鋭3頭がTRにスタンバイ。弥生賞のアダムスピークは勝てば無敗で皐月賞へ王手
石坂調教師「ラジオNIKKEI杯2歳Sを勝ったあとはリフレッシュ。収得賞金を積み重ねて春を待つ、一番いい形で放牧に出すことができたのが何よりだね」
--その前走は完勝を決め、2着ゴールドシップがのちの共同通信杯でVとレベルも高かった
「好位で流れに乗って最後に突き抜けてきた。2000メートルですごい競馬をしてくれたと思う。センス、能力を感じさせる勝ちっぷりだった」
--弥生賞は予定どおり
「皐月賞の前に同じ舞台に立てるというのは大きい。賞金があるから、3着までに絶対入らなければという切羽詰まったものもなく、キャリアを積めるのがいいねえ」
--水曜(29日)は内田博騎手が背中の柔らかさ、乗りやすさを確認
「悪い馬場でもノメるところもなかった。パワー、スタミナがあるし、手応えを十分に感じてくれたようだ。追い切り後の洗い場では普段よりたくましく見えた。順調に仕上がった証しかな」
--関東へ初めて遠征する
「気性的に大丈夫だとみている。キャリア2戦に休み明け、そして直前の長距離輸送と今回のポイントは多い。一度にクリアできればいいけど、それらを経験するだけでも大きいから。教えたことを理解するのが早い馬だし、トライアルで得るものは大きいと思う」
--チューリップ賞に挑むジェンティルドンナは水曜にアダムスピークと併せて1馬身先着
「中間に熱発した影響がないとは言い切れないけど、1週前の動きを見て“いける”と踏んだ。今週も岩田康騎手が乗って、アダムスを相手に良く動いた。大丈夫だ」
--シンザン記念は前半、少し掛かり気味に
「ルメール騎手が好位置を取ろうと押してスピードに乗っただけ。行きたがったわけではない。普段から押さないと行かないし、その辺を含めて、ジョッキーには“ビビらなくても折り合える”と伝えていたほど」
--折り合いさえ不安がなければ展開は不問
「脚回りが柔らかく自在な競馬ができる。勝てれば一番いいが、本番で勝つほうがもっといい。いろんなことを岩田康騎手が感じてくれれば」
--エピセアロームも参戦
「阪神JFの8着は不本意。外枠スタートで前に壁が作れず、折り合いを欠いた。小倉2歳Sを勝ったが、早熟でも短距離馬でもない。追い切りは好時計だし、馬体も引き締まった。ただ、できれば外枠は避けたい。浜中騎手も、火曜日とか追い切り以外の日にも乗って、馬とコミュニケーションを取っているしね」
--3頭ともチャンス
「いずれも賞金面で本番に向けての不安はないし、いい形でTRを迎えられた。さらにいい形でGIへ臨めるよう頑張りたい」(聞き手・南庄司)
http://www.zakzak.co.jp/race/horse/news/20120301/hrs1203011407004-n1.htm
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