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【チューリップ賞】ジェンティルドンナ｢凄い馬がいても｣2012-02-29 16:41 更新

同じ種牡馬＆馬主のジョワドヴィーヴルとの対決に注目が集まるジェンティルドンナ
29日(水)、栗東トレセンで行われたチューリップ賞(G3)に出走予定のジェンティルドンナ(牡3、栗東・石坂厩舎)を管理する石坂正調教師の共同会見は以下の通り。

－：それではジェンティルドンナの話を伺います。宜しくお願いいたします。まず前走のシンザン記念ですけれども男馬に混じっての強い勝利となりましたね。

石坂調教師：はい、お願いします。そうですね。ま、期待はしてたんですけども、思った以上の強い勝ちっぷりで、｢すごいな｣と改めて感じました。

－：そして、また馬群を気にしないあたりというのも非常に勝負根性があるなと思いましたけれども。

石：そうですね。勝負根性はあるし、瞬発力あるし、何も言うことのない競馬だったと思います。

－：先生はお姉さんのドナウブルーも管理されてますけども、やはりレースぶりから違いというのは感じられてますか？

石：肉体的、精神的成長がお姉さんより1年早いのかな、と。クラシックに出れる権利が早々に取れましたし、そういう意味で1年ぐらい早いのかなと。そういうふうに思っています。

－：シンザン記念後、放牧に出されての様子というのを教えて下さい。

石：順調に予定通り放牧して帰ってきたんですけどね。まあ、ちょっと誤算が……。みなさんご存知だと思いますが、1回熱発しました。なのでチューリップ賞に使うかどうかハッキリ決めたのは先週です。
それでも、先週も追い切りはやれましたし、今日の動きもシッカリしていました。シンザン記念の時は今日よりも馬場が悪かったと思うんですけど、ノメるような感じで皆さんが心配されるような動きだったんです。
それも織り込み済みで今日もやってみたんですけど、まあ、思いのほかシッカリしていて。熱発の影響は無いとは言えないですけど、(レースに)行ける追い切りやなと思いました。

－：熱発したのが2月9日、追い切り後ということでしたが、実際、体温はどのぐらいだったのでしょうか。

石：40度近くまで行ったんじゃないですかね。

－：そして何日間か楽をさせてというのは……。

石：そうですね。まあ、最悪の時は1週延ばしてフィリーズレビューも考えましたけど、行けるということで今週使うことに決めました。

－：今週の追い切りはアダムスピークとの併せ馬ということになりましたね。

石：そうですね。やっぱり、馬場が悪かったらノメるというイメージを持っていたんですけど、ジョッキー騎乗ということもあって、最後までシッカリ走ってきました。

－：（追い切りを）終えてからの様子というのは先生の目にどのように映りましたか？

石：熱発の影響はぜんぜん感じさせないような体のつくりでしたね。それは先週から感じてましたし、今日乗る前もそうでしたし、まあ大丈夫ですね。

－：食欲のほうはいかがですか？

石：女馬ですしね。モリモリじゃ無いですけど、ちゃんと食べてる状況ですね。

－：馬体重に関してですが、デビュー戦から474、470、466キロでしたが、どれくらいになりそうですか？

石：まあ、470前後とか、そのぐらいの体で出れると思います。

－：岩田騎手とは初コンビとなりますが、どんなレースを期待したいですか？

石：競馬の仕方も私の中でイメージありますし、この前みたいに良い脚で抜けてくると思っています。

－：岩田騎手自身は今日はなにか話されましたか？

石：一言、｢何も言うこと無い｣と言って頂けました。

－：桜花賞に向けて素晴らしいレースを期待しています。

石：そうですね。同じ舞台で桜花賞を戦うわけですから、状態も大丈夫じゃないかと思ってますし、期待して競馬に臨みます。

－：ファンにとってはジョワドヴィーヴルとの対戦も非常に楽しみになりますが、先生はどのように思われますか？

石：他にも桜花賞を狙ってる馬が出てくるのは当然だと思いますが、桜花賞へ向けてのステップとして、ジェンティルにはここが一番良いので、凄い馬がいても一緒に競馬しようと思ってます。

－：いいレースを期待しております。

石：はい、ありがとうございます。
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